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鷲峰山高台寺は、臨済宗建仁寺派の禅寺で、正しくは高台寿聖禅寺といい、
豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所、ねねさんが
慶長11年(1606)開創した寺です。
寛永元年(1624)7月、建仁寺の三江和尚を開山としてむかえ高台寺と号したそうで、
造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので
寺観は壮麗をきわめたといいます。
この方丈前庭園は、春の枝垂桜と秋の紅葉が特にすばらしく、その時期にあわせて
ライトアップされます。壮観の一言ですので、ぜひその頃に訪れてみてくださいね。
開山堂は、高台寺第一世の住持、三江紹益禅師を祀る塔所で、左右壇上には木下家定(ねねの兄)、雲照院(家定の妻)等の像が安置されています。
礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、
前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられていますが、
撮影禁止とのことでした。
高台寺には、いくつかのお茶室があって、こちらは遺芳庵。
灰屋紹益と吉野太夫との好みの茶席といわれ、
鬼瓦席と共に高台寺を代表する茶席として知られています。
こちらの2棟続きのお茶室は、奥が傘亭で手前が時雨亭。
利休の意匠による茶席であり伏見城から移建したもので、
傘亭は竹と丸木が放射状に組まれ、傘を開いたように見えることからその名があり、
時雨亭とは土間廊下でつながっています。
最後は八坂神社。
「祇園さん」として親しまれている八坂神社は、
スサノヲノミコト(素戔嗚尊)、クシイナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)、
ヤハシラノミコガミ(八柱 御子神)を祀ります。
日本神話でも知られるように、スサノヲノミコトは、
ヤマタノオロチ(八岐大蛇=あらゆる災厄)を退治し、
クシイナダヒメノミコトを救って地上に幸いをもたらした偉大な神さまですね。
八坂神社の歴史は、社伝によれば平安建都の約150年前の斉明天皇2年(656)と伝えられています。
都の発展とともに、日本各地から広く崇敬を集め、現在も約三千の分社が日本各地にあるそうです。
八坂神社はながらく、「祇園社」「感神院」などと称しましたが、
明治維新の神仏分離にともなって、「八坂神社」と改称しました。
なんと、これで住吉大社、大神神社、八坂神社と3日連続の初詣?になりました。
これだけ神頼みをしたから、今年はいいことがあるかも・・・って、無理か。
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