2005.01.01
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主人の父親は鳥が好き。

飼っている小鳥は、いつも茶の間や部屋を自由に飛び回っています。

(メルは連れて行けない。^^;)



ある時、床の間の掛け軸の鳥についての話になりました。

「応挙」と記された作品で、鷹と雀という妙な取り合わせの掛け軸。

松の木に止まった鷹、すぐそばを飛び上がって行く一羽の雀の絵。



先代から聞いた話だが、と前置きをしながら義父は解説を始める。

 「冬の朝の出来事だ。寒い夜中に鷹はぬくもりを貰ったんだよ、雀から。」

主人、
 「前の日の夕方、捕まえて食べようとしたんじゃないの。

  だけど寒い晩で、胸に抱いて暖まろうとしたんだろう。」

父、
 「お日様が昇って来て少しあたたかくなる。

  腹は相当減ってたけど、鷹は放してやったんだな。」

主人、
 「雀は、一夜の悪夢から開放されて飛び立つ。

  鷹は、その後姿をじ~っと見送るの図。

  確かに食べたら絵にならない。」



私は、つい興奮をして・・・
 「そういう事って信じないという人が多いけど、

  本当にあると思う。」



主人・父、
 「あはは。」「がはは。」



鷲や鷹などの猛禽類の巣の下の方に、

雀がちゃっかり間借りをして営巣する例は、

いくつか聞いた事がある。



近所の赤松でも、ハヤブサが営巣をした事があった。

雄は一日に何度も遠くまで出掛け、狩りをして餌を運んで来る。

だけど・・・

赤松の下の草原には、

セキレイやスズメなどが頻繁に出入りしているのに襲われない。



「鷹は飢えても穂をつまず。」
という、ことわざ(?)を何かで読んだ。

ひもじくても節操を忘れるな、という事らしい。



大忙しの年越しを終えました。

のんびりゆったり散歩でもしてみよう。



画の中だけではなく。

冷たい風の中にも、温かな命が生きている。







新年

 明けまして、おめでとうございます。

日記サボリ魔(?)ですけど・・・

これからも、ヨロシクお願い致します。

(^^;


















なぜ、主人や父に笑われたのか?

そ・それは・・・
私が、涙目になっていたから・・・
(^T)



TAM Music Factory
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Last updated  2005.01.01 16:18:26
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