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2004年10月20日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay


 でも、餓死させるより良いじゃないか、と思う。
 自分の子供でしょ?
 快楽だけ貪ってんじゃないわよ…って、腹が立つ。
 テレビの画面を食い入るように見つめながら、憤りが湧いてきた。

 ただ、こういうわたしにも、虐待もどきという苦い経験があるから大きな顔はできないけれど、早く気づいて欲しいと心から願う。

 今、わたしは娘達と本当に良い関係にある。
 でも、それって努力をした結果なのだ。

 「あなた達が宝物よ」って、いつくしんだ。
 何があっても、最後に助けてくれるのは、この親達だという認識をインプットし続けた。
 一時は、その気持ちさえ届かなくて、悩み苦しんだけれど、それは親としての一度は通らなければいけない道だったのだと信じて……。

 元々、子供が大嫌いだった。
 だから産みたくはなかった。
 子供みたいなのが、子供を産んでどうするの?って。
 でも、おなかの中で育っていくうちに、母性が発達したのだ。
 長女がおなかに宿ったとき、わたしは本当に嬉しかった。
 それまで険悪だった姑に、誉めてもらえると思ったからだ。
 ところが
 「誰に断って子供を作ったの。勝手に作りやがって!!」

 悲しかった。
 結婚に反対されて、同居して、毎日が針の筵だったから、何か仲直りのきっかけが欲しかったのに、悲しい言葉を浴びせられた。 
 いわゆる胎教には良くなかっただろう。

 夫や姑から受けるわたしのストレスは、幼いわが子へと向かった。
 まるで自分の所有物のような気がして。

 気づかせてくれる人に出会ったからだ。
 その人は、娘の小学校の担任だった。
 良かったと思う。
 良い人に出会えて。

 今でも娘達はいう。
 「小学校の低学年までの母さんは、鬼だったよねぇ。でも途中から急に優しくなったけど、何があったんだろうね」
 と、笑いながら……。

 わたしの母は、ずっと優しかった。
 岐路に立たされた時は、ことのほか優しかった。
 そんな母の足元にも及ばないけれど、子を思う気持ちは負けてはいない。
 親ばかで過保護なわたしの奮闘記も、はやゴールに近い気がする。

 わたしは、過去の罪を払拭できたから、今こうして娘達と素敵な関係でいられる。
 だから、親ばかで過保護という言葉は、わたしにとっては誉め言葉にも通じる。
 親ばかで過保護の方が、餓死させるより良いじゃないかと、本当に思う。

 子供には、罪はないのだから……。










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最終更新日  2004年10月20日 15時40分21秒 コメント(6) | コメントを書く
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