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2004年10月22日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay
 落ち着いたら、母のことを思い出しながら、母の半生を書けたら、と思っている。

 昨日見た韓国映画『ラブストーリー』を見ながら、母のことが重なっていた。
 物心ついてからずっと不思議だったことがある。
 母のように、周囲から羨ましがられ、美人に生まれついたのに、なんでこんなに貧しい暮らしを選んだのだろうかと。

 でも、母はきっと幸せだったに違いない。
 この年になってようやく、母の気持ちが理解できるようになった。
 母は、一生分の恋を、父とのことに費やしたのだろう。
 周囲の反対を浴びながら、親族会議の席で
 「三度のご飯がたとえ一度になっても、健夫さんについて行きます」と、きっぱりと言い放ったそうである。

 そして二人で駆け落ちをし、遠く朝鮮でりんご園をしていた父の伯父を頼って、渡ったということであった。
 その後も、終戦後の混乱期に子供つれて逃げ帰ったというのだから、それは見事なまでも、天晴れではないか。
 悔いのない結婚だったに違いないのだ。

 母自身から聞いた話や、姉の記憶を辿りながら、わたしの中にあるジグソーパズルの一片一片を、つなぎ合わせてみたいと思う。
 母とわたしと、そして娘達のために。
 そんなことを、映画『ラブストーリー』は思わせてくれた。
 今にきっと、母を題材にしたエッセィを書こうと思う。





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最終更新日  2004年10月22日 23時57分51秒
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