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2006/08/14
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「ほい…アイナさん今日は終了~♪」

ジャルデウがそう言って
アイナを追い掛け回していたアンテクラを倒す

「はぁ…はぁ…はぁ…結局…何も変わらなかったな…」

アイナは息を切らしながらそう言う

「いや変わったで…ちゃんと走れるようになっとるやん♪」

ジャルデウは笑いながらそう言う



アイナは呼吸を整えつつそう言う

「せやね…ただ、初日でそこまで走れるとわね…もうちっと重くしても良かったんかなぁ…」

ジャルデウは意地悪そうに笑いながらそう言う
アイナはただ首を横に振る

「ほな、もどろ♪」

ジャルデウはそう言いながら周りを警戒しつつ街に向かう
アイナはその後をついていく
そして2人が町に入るとクルークとゴブリンが近づいてくる
クルークはアイナにヒールリカバーを突き出す

「な、何?コレくれるの」

アイナがそう聞くと


「ありがと♪」

アイナはそう言ってクルークにお礼を言う
するとゴブリンがアイナの周りをぐるぐると回り
鎧のつなぎ目とブーツのつなぎ目を指差す

「あ…壊れかけてる…」


するとゴブリンは道具を取り出して修理を始める

「ありがと~♪」

ゴブリンは誇らしげに反り返る

「じゃあ…またあとでうつわを持っておいで♪夕食を分けてあげるから♪」

アイナはそう言ってジャルデウと一緒にアジトのある場所に向かう

「なんや、えらく気に入られたみたいやね♪」

ジャルデウは笑いながらそう言う
アイナも微笑んでうなずく
そして夕飯の準備を始めた時
焔が見慣れない男を連れてやってくる

「誰?」

ジャルデウが焔にそう言う

「あぁ…先日、俺の弟子になった音速丸」

焔は男をそう紹介する

「お!…例のアレか…準備はうまくいったん?」

ジャルデウは音速丸に手で『よっ!』っと挨拶をして焔にそう言う

「あぁ、カイラには引き受けてもらった」

焔はそう言ってニヤッと笑う
ジャルデウもそれを聞いてニヤッと笑う
その時、焔の懐でチャットが鳴る
焔は懐からチャットを取り出し

「藁さん悪いね…そのギルドのバタバタに関係してる事なのよ…今どこ?…おぅ…そっか…ほんじゃSSDのアジトのあるとこにいるから…ほいよ!」

そう話をしてチャットを懐にしまう
そして藁人形が走ってやってくる

「いやぁびっくりしたよ…ギルドに戻ったらヒマコンからギルドが決闘申し込まれたって聞いてさ…」

藁人形は着くなりそう話しはじめる
そこで焔が経緯と今後の予定を藁人形に話す

「なるほど…そう言うことか…」

藁人形は納得できたのかそう言ってうなずく

「まぁ、飯でも食って作戦を練りましょ…で、そこに居るのは何よ…」

焔はそう言って藁人形の背後にたたずむクルークとゴブリンを指差す

「えっと…ここに住んでる子達で…夕飯待ち♪」

アイナはそう言ってクルーク達を手招きで呼び
ご飯と鶏肉のソテーをうつわにのせてあげる
クルークとゴブリンは何度もお辞儀をして嬉しそうに走っていく

「なるほどね…えらいもんになつかれたもんだな」

焔はそう言って笑う
そして、5人で食事をしたあとアイナは夕食の後片付けをして
残った4人で軽く飲みながら作戦会議を開く

「とにかく…勝負は手持ちのカードをどう使うかなのね…相手がカードを晒すまでこっちは隠し通さないといかん訳よ…OK?」

焔はそう言い…全員うなずく

「だから最初は出遅れ気味にスタートして…相手に少しだけ先行させるわけさ…相手が手の内を晒すまではDAも温存…」

焔はそう説明を続ける

「せやけど…ペースを上げたり、DAを解禁せいとかってどないしてアイナさんに伝えるん?アドバイスや指示は禁止されとるはずやで…」

とジャルデウが言う…

「そこで…藁さんの出番!」

焔が藁人形の方を見てそう言う

「俺?」

藁人形はそう聞き返す

「自分にスキルをかけるのよ…とにかくでかい声で…それが合図♪」

焔は笑いながらそう言う

「ほぉ…それやったら禁止されとらんしな…うまい事考えたなぁ…」

ジャルデウは感心したようにそうつぶやく

「なんか言われたら…興奮して思わずやっちまった…と言えば良いでしょ…アイナちゃんにかかるわけでも…戦闘に影響するわけでもなく…アドバイスでも指示でもない」

焔はそう言ってタバコに火をつける

「しかし…それって俺がアホみたいじゃん」

藁人形はそうつぶやく…

「アホに見えるかもしれないけど…重要な役目だからね…まぁまたあとで細かくは決めるけど、そうだな…ライオンハート1回はペースアップ…2回連続はDAの解禁…3回連続は全開…みたいな感じかな…」

焔はそう言う

「ら、ライオンハートかよ…」

藁人形が苦笑いでそうつぶやく

「ほな俺は何するねん?」

ジャルデウがそう聞く

「ジャルちゃんと俺は…有事の際に備えて臨戦態勢…かな?」

焔は少し考えてそう答える

「有事の際?」

ジャルデウがそう聞く

「そそ…何が起こるか解らないからね…」

焔はニヤッと笑ってそう答える

「ちゅうか…はなっから俺らが全滅させたらええんちゃう?」

ジャルデウがそう言う

「向こうもそれは警戒してるだろうし…俺は彼女の闘いが見たい…」

焔はそう言って夕食の後片付けをするアイナを見る

「せやね…」

ジャルデウもアイナを見ながらそう言う

「それじゃ…藁さんはくれぐれも俺らがここで特訓してることを言わないように…あと内容もね♪」

焔は藁人形にそう言う

「ギルドのメンバーにも話したらいかんの?」

藁人形はそう焔に聞く

「メンバーを疑ってるわけじゃないのよ…ただ居場所がわかると陣中見舞いだのなんだのって気を利かしそうないい奴が揃いすぎてんのよSSDは」

焔はそう言って笑う
ジャルデウと藁人形はなるほど…とばかりにうなずく

「ほんじゃ帰りますわ…ごちそうさま」

藁人形はそう言ってその場を立ち去る

「明日からはどないするん?」

ジャルデウが焔にそう聞く

「今日の続きでいいでしょ、俺と音速丸は例の物の作製に入るんでしばらくは手を出せないね…」

焔はそう言う

「ほんまに売れるんかね…それ」

ジャルデウがそう聞く

「売れるさ…SSDが勝てばね♪」

焔はニャッと笑ってそう言う

「そしたら…俺も責任重大やね…」

ジャルデウも笑いながらそう言う


『SSDのアジト』

「ただいま」

そう言って藁人形がアジトに戻ってくる

「遅かったね…どこに行ってたの?」

アルテミスがそう聞く

「おう…ちょっとジャルちゃんと焔と話しとった」

何気に藁人形がそう言う

「ど、どこで?」

悲魔がそう大声で藁人形に聞き
メンバーが一斉に藁人形の方を見る

「・・・・て、テラ…」
(「す、すまん…みんな」)

藁人形はそう答える

「アイナちゃんは?元気だった?どんな特訓してたの?」

アルテミスがそう聞く

「い、いや…アイナ嬢はいなかった…どっか他所でやってるんじゃないの…かな?」

藁人形はそう答える

「そうか…で、何か言ってた?」

悲魔がそう聞く

「あぁ…こっちは順調だから安心しろ…と」

藁人形はそう答える

「そうか…」

悲魔はそうつぶやく

「でさ…俺が本を投げ入れればいいんだろ?」

質問攻めに合い思わず口を割りそうだと思った藁人形は逆にそう聞く

「そうだな…現状のメンバーではそれしかないね」

悲魔がそう言う

「な、なるほど…」
(「い、言えねーよ…別の役目もらってるって…」)

藁人形は苦笑いでそう答える

「でも…焔さん藁さんには何か頼みたいことがあるって言ってなかったっけ?」

そうモネが言う

「あぁ…そんなこと言ってたね…なんか聞いてる?」

悲魔がそう藁人形に聞く

「い、いや…何も頼まれて無いけどね…」

藁人形はそう答える

「ふむ…」

悲魔はそう返事をして考え込む

「でもさ…勝てば少しは裕福な生活になるね」

モネがそう言う

「あ、でも節約はしていくよ…お金なんてあると思って使えばあっという間だから…」

悲魔はそう答える

「成長や魂も合わせれば…って言ってたけど…バゥルもあるのかなぁ♪」

アルテミスは笑いながらそう言う

「ギルメン価格で安く提供はするけど…買う?」

悲魔はあっさりとそう言う
モネとアルテミスは顔を見合わせてため息をつく

「ただ…なんかしっくりこないんだよな…話がスムーズに進みすぎ…」

悲魔はそうつぶやく

「あぁ…それは言えてるね」

モネがそう答える

「やっぱりアレか…焔が一枚噛んでるな…」

悲魔は腕組みをしてそう言う

「前から聞きたかったんだけど…焔さんって何者?」

アルテミスがそう悲魔に聞く
モネも横でうなずく

「奴は…この大陸で唯一のすべての記憶を持った『よそ者』」

悲魔がそう言う

「それなら…私やモネちゃんやみんな一緒じゃないの?みんな他の大陸から来てるわけだし」

アルテミスがそう言う

「いぁ…でも普通は大陸間を移動する許可証があるよね?政府公認の…」

悲魔がそう言う
アルテミスとモネはうなずく

「許可証が無ければこの大陸には降りれない…もしも降りれたとしても…アイナさんのように記憶はなく…この大陸からすべてが始まる事になる」

悲魔はそう話を続ける
全員黙ってその話を聞く

「しかし…奴は記憶を持っているんだよ…持っているのは記憶だけじゃなく…能力も…つまり政府にとってはイレギュラーな存在な訳よ…ゆえにマークされ続けてる」

悲魔はそう言った

「忌むべき存在…って事?」

アルテミスがそう聞く

「さぁ?政府がどう考えてるかは解らない…でも1つ言えるのは…奴がこの大陸には無い能力を持ってるって事…」

悲魔はそう答えた

「でも…この世界の魔法使ってるんでしょ?一緒に狩りした事は無いけど…っていうか、狩りしてるのを見た事が無い…^^;」

アルテミスはそう言って笑う

「マネをしてるだけだよ…この大陸の魔法の…身体能力は戦士並み、魔法も使える…本気を出したらてっぺんを取れるのに…けしてそれをしようとはしない…いや、しないんじゃなく出来ないのか…力がある故に無力…」

悲魔はそうつぶやいた

「良くわかんないな…力があるなら無力じゃないと思うけど…」

モネがそう言う
悲魔はただ含み笑いをする

「とにかく…焔は少なくともマッドピエロの存在を以前から知っていて…こうなる事がわかってたんじゃないかな?…いや、こうなるように仕向けた…って言った方が正しいかもね」

悲魔はそう言って窓の外を眺める
藁人形はそれを聞いてうなずく
アルテミスとモネは顔を見合わせて首をかしげる

そして…決戦の日に向かい時だけが流れていく…

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/14 09:14:25 AM
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