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2006/08/15
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


それから…瞬く間に時は流れる…
アイナは来る日も来る日も甲羅を背負いアンテクラを相手に走り回る

「ほな…今日は模擬テストや甲羅無しでやってみるで♪」

ジャルデウはそうアイナに嬉しそうに言う
実はこのトレーニング方法を提案したジャルデウ本人がこの日を待っていた

「いきなり全開はアカンよ♪」

ジャルデウがそう言いながらアンテクラを連れてくる

そしてアンテはアイナを見つけ突進してくる
アイナはアンテを見たまま軽くバックステップで間合いを維持する
アンテはさらに速度を上げて間合いをつめ両手の斧を数回振り下ろす
アイナはその場に留まり体を左右にひねる様に斧をかわし
アンテの懐に飛び込み数回斬りつけてバックステップで元の間合いに下がる

「ええよ!もっとしっかり見て相手の呼吸を感じんねん!」

ジャルデウがアイナにそう言う
アイナはその場でうなずく
その後もかわす事を主体にアンテと戦い続ける
2~30分経つだろうか呼吸も乱れる事無く動く事ができる事に本人も驚く

(「体が軽い…動いてるのに苦しくない…」)


すでにアンテの方がアイナの攻撃を受けながら攻撃をしてるようにすら見える

「ほなデッドリーを使ってもええよ!」

ジャルデウはアイナにそう言う
アイナは軽くうなずいき一気に間合いを詰めて
デッドリーアサルトを叩き込む

そして攻撃をしのぎ、また斧を振り上げる…が目の前にアイナがいない事に気が付く
次の瞬間…背後からデットリーアサルトを受ける
急いで反転をしてまたガードする
アイナはそうやってアンテに回り込みながら攻撃を繰り返す

戦闘を開始してから一時間になろうとした時
ついにアンテはひざをつき前のめりに倒れこむ

「ふぅ~」

アイナはそう言って大きく息を吐く

「ぐぅれいと~!」

ジャルデウはそう叫びアイナを安全な場所に呼び寄せ
身振り手振りで今の悪かったとこや良かった事を説明する
その後しばらくしてまたジャルデウが新しく連れてきて
2回戦目をスタートさせる
倒せると解ったせいかジャルデウのアドバイスのせいか
アイナの動きがさらに鋭くなる
今度は40分足らずでアンテを撃沈させる

「ほな、次は支援をかけるからそれでやってみ♪」

ジャルデウはそう言ってアイナにかけれるだけの支援魔法をかける
アイナは口をキュッと結び身構える
そしてジャルデウが連れてきたアンテに勝負を挑む
さすがは支援魔法…一撃の重みが今までの比では無い

「奴から目をそらしたらあかんよ!」
「踏み込みが甘いよ!」
「気張れ!」
「どつけ!」
「いてこませ!」

ジャルデウがそう言って指示を飛ばす
アイナは言葉を噛締めつつアンテに攻撃を繰り返す
そしてあと数回の攻撃で撃沈…というとこまできた時

「胸が揺れへんな…」

ジャルデウのその一言でアイナの動きが一瞬止まる
ほんの一瞬だがその反応で形勢が逆転する

「ちょwwwwwそんな一言に反応したらあかんて…本番じゃ何が起こるかわからんのに!」

ジャルデウがそう叫ぶ
アイナはアンテの猛攻をなんとかかわしつつリズムを取り始め
かろうじて轟沈させる

「はぁ…はぁ…はぁ…」

アイナはかなり息が切れている

「まだまだやね♪」

ジャルデウがそう言って笑う

「だって…戦うのと胸は関係ないもん!」

アイナはほっぺたを膨らませてジャルデウをにらむ

「せやけどな…ほんまにこの戦いは何が起こるかわからんねや…気張っていきよ」

ジャルデウはそう言ってアイナの頭を撫でる
アイナは黙ってうなずく

「ほなちぃと休憩やな…午後もバリバリいくで」

ジャルデウはそう言うと街に向かって歩き出す
アイナもその後を追う


『SSDのアジト』

「ねぇ…悲魔さんもう明日だよ…アイナちゃん大丈夫かな?ケガとかしてないかな?」

アルテミスは心配そうにそういう

「ここまで来たなら腹をくくるだけだよ…」

悲魔はアジトの中をウロウロするアルテミスにそう言う

「それはわかってるけどね…」

モネもそう言う

「俺も内心は不安さ…でも、そう考えないとさ」

悲魔はそう言ってモネとアルをなだめる

「ヒマコン…援護要請だってよ誰か出れる?」

藁人形がそう言ってアジトに駆け込んでくる

「私、行ってくる♪なんか体動かしてないとダメだ ^^;」

アルは笑いながらそう言う

「それじゃ僕も行くお!」

モネがそう言う

「よし…SSD全員出動といきますか」

悲魔もそう言って準備を始める
たぶん…みんな何かをせずには居られないんだろう
思いはみんな一緒…だから


『ヒドゥン・ビレッジ』

「ジャルちゃんどない?」

焔がそう言いながら現れる

「せやね…時間はかかるもののここの奴が沈められるようになったからね…もうちっとってとこかね♪」

ジャルデウは焔に親指を立てながらそう言う

「そかそか…悪いね、結局…全部面倒見させて」

焔は手を合わせそう答える

「お互いそれぞれの役目やからね…で、そっちは?」

ジャルデウがそう聞く

「まぁまぁかな?カイラに渡す素材集めがね…久々に狩をしたなw」

焔はそう言って笑う
焔はこの数日ほとんどここに戻らず素材集めをしていた

「午後イチくらいのは見ていけるんやろ?」

ジャルデウがそう焔に言う

「そうだな…見て行きますか♪」

焔はそう言ってアイナの頭をポンポンと撫でる
アイナはニコニコと笑う

「焔さんはココで起こった事は知ってるの?」

アイナはそう質問する?

「あぁ…知らん…そん時はまだ俺もこの大陸には来てなかった」

焔はそう言って煙を空に向かって吐き出す
アイナは今度はジャルデウの方をみる

「せやね…もうちっとしたら聞かせてやるよ…ココで何があったんか…そしてココに何がおるんか…」

ジャルデウはそう言ってぼんやりと辺りを見回す

「ほんま…キレイな花まで咲いとる…信じられんな…ココが同じ場所とはね…」

ジャルデウはそうつぶやく
アイナはそんなジャルデウの横顔を見てそれ以上聞けなかった

「さて、ボチボチやりますか!」

ジャルデウはそう言って立ち上がる
アイナもお尻を払いながら準備運動をはじめる

「いくで!きばれよ!」

ジャルデウはアイナにそう言って支援魔法をかける

「今度はこっちから行くでぇ、2体以上はそっちに回さんようにするから安心してええかんね」

ジャルデウはそう言って飛び出す
アイナもうなずくとジャルデウを追って飛び出す


『ラヴァストーン』

「はぁ?居ないってどういう事?」

アルテミスが応援を要請してきた人達をそう言ってにらみつける

「俺達もわからないですよ…ちょっと外に連絡をとりに出た間に…戻ったらスレイドの気配が無いんですよ」

男達はそうアルテミスに説明する

「何?あんた達…スレが出てるのにほったらかしてその場を離れたの?」

アルテミスが段々と声を荒立たせながらそう聞く

「い、いや…それはそうですが…出たと言ってもこの入り口だし…1、2分ッスよ」

男達はアルテミスにそう弁解する

「あぁ!?…1、2分ってそんな短時間じゃ何も出来ないじゃない!それに入り口でしょ?…煙のように消えましたとでも言うわけぇぇぇぇ!」

アルテミスのテンションはさらに上がる

(「おい…こうなるとアルさんってめちゃめちゃ怖えぇな…」)
(「そうだな…言い訳は無しで素直にあやまろ…」)
「スミマセン…」

男達はアルテミスにそう謝る

「もう…いいわ!…モネちゃん出れる!…そっちはどう?応援は必要?」

アルテミスはそう言ってアイドラ討伐の応援に行ったモネにチャットで話しかける

「うん…うん…え?…そっちも消えたの?…そう、こっちもなのよ…わかった…じゃあ悲魔さんに合流ね、OK」

アルテミスはそうモネと話してチャットをしまう

「アイドラも消えたんですか?」

男達はそうアルテミスに聞く

「そうみたいね…さっきは怒鳴ってゴメンね…あまりにもありえない話だったんで…私はメンバーと合流するから…一応警戒はしておいてね♪」

アルテミスはそう言って男達にウインクをしてゲスクを取り出しその場から消える

「機嫌のいい時のアルさん…すっげーキレイなんだけどな…」

男の一人がそうつぶやく

「あ、でも俺は怒ってる時のアルさんも好きかも…」

もう一人の男がそうつぶやく

「お前って…もしかして…どえ…まぁいいや…」


『エビルクナブラ』

「悲魔さん…こっちはどうなの?」

アルテミスが入ってくるなりそう言う

「こっちも以前から定期的に狩られてるみたいだね…」

悲魔がそう答える

「エビルまで?」

アルテミスがそう悲魔に聞く

「あぁ…調べたんだけど、どうやらうちが巡回から外れた辺りからドラもスレも…そしてマタリエルさえ見て無いらしい…何者かが狩ってるんだろうね…」

悲魔がそうアルに答える

「狩るったって…ドラはともかくスレやココはそう簡単にはいかないでしょう?」

アルがそう悲魔に詰め寄る

「そだね…」

悲魔はそう言ってうつむく


『ヒドゥン・ビレッジ』

「アイナさん終了♪この短期間でよう動けるようになったね♪」

ジャルデウはアンテクラを沈めたアイナにそう言って駆け寄る

「うん…これならいけるかな?…明日」

アイナはそうジャルデウに言う
ジャルデウはただ大きくうなずく
そして2人は街の中に戻って行った
いつものように夕食の準備をしているところに
藁人形と焔がやってくる

「そっちの練習も終わったようだね♪」

焔がそう言う

「最後なんて、ほんまにええ動きやったで」

ジャルデウがそう自慢げに言う

「そっか結局…最後までまかせっきりだったな…スマンね」

焔はそうジャルデウに言う
ジャルデウは首を横に振る

「そうだ、狩りの合間に藁さんが装備を集めてくれたんだよ♪」

焔がそう言うと
藁人形が荷物から装備を取り出しいくつか並べる

「なるべく今のアイナ穣の条件に合うものを探してみた…たぶんこっちの赤いのはまだ装備出来ないと思うんで倉庫にでもしまっておけばいい」

藁人形は照れ臭そうにそう言う

「ありがとうございます♪ちょっと着けてみるね♪」

アイナはそう言って装備を付け替え始める

「今の俺にできるのはこれくらいだからね…」

藁人形はそう言って微笑む
そしてアイナは金色に輝く装備に変わった

「お!似合う似合う♪」

ジャルデウがそう言う
藁人形もうなずく

「そしてこれは俺から…手を出してみ♪」

焔はそう言ってポケットから真っ黒い指輪を2つアイナの手に乗せる

「これは?…かわいい♪なんか顔が書いてあるよ♪」

アイナは手渡された指輪を見てそう叫ぶ
ジャルデウと藁人形もアイナの手を覗き込む

「それは、デビルパンプキンリング…この大陸でも俺しか持っていない特別な物さ!勝利のお守りって感じかな…」

焔がそう言って親指を突きたてニッと笑う
アイナは嬉しそうに装備をする

「なぁ…アレは何?」

藁人形がそう焔に質問する

「まぁ…色を塗っただけなんだけどね…おまじないだよ…今の力を本番で120%引き出すためのね…」

焔は小声で藁人形とジャルデウにそう答える

「なんや…お前の事やからとんでもない物かと思ったら…しょうもな…」

ジャルデウはつまらなそうにそう言う

「でも、案外効果あるかもよ」

藁人形がそう言ってアイナを指差す

「ほんまや、何も知らんとあんな嬉しそうにしとるわ」

ジャルデウもその姿を見て笑いながらそう言った

ヒドゥンビレッジが夕焼けに染まる
そして夜が明ければ決戦である

明日…すべてが決まる…

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/15 03:08:32 PM
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