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2006.02.22
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カテゴリ: 読んだ本
先日「亡国のイージス」を読んでいたら、会社の同僚であるKさんからその前の話があると聞き、
本を持っている、いうことなのでお借りしました。

「亡国のイージス」の事件の発端となる『辺野古ディストラクション』。
本編内では詳しく語られることのないその事件について描いた話です。

物語のテーマは「亡国のイージス」と同じ。
主要登場人物も自衛隊員ですし、関わる組織も重なってきます。

時系列では「Twelve Y.O.」→「亡国のイージス」とつながる話なので、こちらを先に読んだ方がいいという見方もありますが、どちらから読んでも問題なし。
むしろ、「亡国のイージス」で最初に提示される謎を、謎として読み進めた方が楽しめる感もあります。
自分がそうだったから、だけかもしれないけど。(^^;)


でも、先が気になって、ぐんぐん引き込まれるストーリー展開で面白かったです。

以下はネタバレなので反転。



『12歳の子供』。
事件を引き起こした人物のコードネームが『トゥエルブ』。
でも本当に意味するところは、日本の国家としての年齢、幼さを示すものでした。

ダメな国にはびこるダメな政治、何も考えずそのダメっぷりを甘受するダメな国民。
おまえもその中の一人であると突き付けられているよう。
痛いです。
この国はもうダメなのだろうかと、絶望的な気分になります。
このあたり「亡国のイージス」も同じなんですけどね。
こちらの方がより厳しい。

でも作者の一番の主張は「ダメな部分も一人一人の意識で変えていけるよ」というところ。

特に、この話では事件に関わる人達の行動の動機が、個人的な恨みに端を発しているのが
多く見られて、それが原因で他人を傷つけたりマイナス方向へ向かうことがあるのなら、
逆にそれがプラス方向へ向かうこともありうるのだと強く思えます。
実際、話中の平曹長や護はそうやって行動しているわけだし。

理沙と護が助かった(らしい)のには心から安堵。
あのままGUSOHで死んでいたら、この話には救いがない。

夏生由梨については、けっこう好きになれないタイプだとずっと思っていました。
この人、哀れなんですけど、それが過ぎて女性に嫌われるタイプですね。(^^;
でも東馬の「あれは支えがなければ生きられない女だ」で、何だか許せちゃった。

更に、最後に平曹長が見た幻影もよかった。

その幻影通り、この2人結婚しちゃったらいいな、老いるまで平凡に暮らせたらいいな、
そうなるのかもな、きっとそうだな。
そういう未来があるっていうことは、良い方向に皆で向かっていけるのかもしれない。
その世界は、12歳の子供ではない、大人になった日本かもしれない。

そう思うと、最後の由梨のセリフ「あんたの背中で死ぬなんて、まっぴらよ」がすごく生きてくる。

そういう解釈ができないと、このラストは私には重すぎでした。
でも、システムも社会も動かすのはすべて人。
人が変われば世界も変われる、ハズ。

それは簡単なことじゃない、ともわかってますけどね。
でも本当は、ほんの少しの隣人への思いやりで、世界はもっと優しく住みやすくなれるのではないか、と思います。
そう、思いたいです。






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Last updated  2006.02.22 12:51:42
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