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2013.08.05
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カテゴリ: 読んだ本
2009年11月 新潮社より
2010年01月 文庫化


存続危ぶまれる讃岐の小藩に、仙台62万石から結婚話が舞い込んだ。
その条件は「かぐや姫が求婚者たちにねだった宝物を持参すること」(ただし本物)
え、竹取物語っておとぎ話じゃないの?
若武者姿も凛々しい蜜姫さまの、冒険好きの血が騒ぐ。
忍び猫タマ、愛書家の母・甲府御前も大活躍。
吉宗、伊達家を相手に三つ巴の財宝争奪戦が始まる!

(裏表紙 紹介文より)


讃岐の風見藩藩主・時羽光晴は蜜姫の婚約者。
しかし光晴は伊達藩藩主・伊達吉村より、義妹・きよらを妻にしないかと持ちかけられる。
大藩との縁談に光晴は喜んで、蜜姫との婚約は破棄して縁談話を受けるとこに。
しかし、自分がかぐや姫の生まれ変わりだと信じているきよら姫は
結婚の条件として、竹取物語に出てくる宝物を持って来いと言う。

温水藩主・乙梨利重には、風見藩と温水藩の間に航路を開いて、金比羅参りの旅人を

そのために必要な資金を、結婚に際して光晴が伊達藩からもらう結納金に頼ろうと考え、
利重は蜜姫に宝探しを命ずる、というところから物語が始まります。


竹取物語の出てくる宝物が何であるか、どこにあるかを調べるために、
甲府御前を中心に竹取物語を調べるんですが、その記述が退屈でした。
おとぎ話としての竹取物語に実はどんな意味があったのか、
かぐや姫を迎えに来た月の住人達は誰であったのかといった新解釈を
いろいろな記録を証拠としてあげながら解説していくのです。

・・・・うーん、そういう話は嫌いじゃないけど、この小説のシリーズで
そんなノリは望んでないんだけどなー。

結構退屈で途中でやめようかと思いましたが、金山の関係で武田家が絡んでいたので
何とか頑張りました。





以下、ネタバレとなりますので間を開けておきます。























かぐや姫を迎えに来た月の住人達は、平安時代以前に大陸から渡来した金属の精錬技術(冶金)
を持ったカグヤ一族だった。
カグヤ一族はその知識・技術を時の帝から狙われたが、それを退けた。
その訓話として竹取物語が作られた。
かぐや姫が5人の求婚者に求めた宝物は、冶金技術を象徴的に表したものである。


忠輝の付け家老・大久保長安は、徳川家に仕える前に武田家の金山衆を統率して、
金山経営を任されていた。
長安も茶阿局も、大陸からの渡来民を先祖に持つ同族であった。
長安はカグヤ一族の血を引く忠輝をかつぎ上げ、幕府のっとりを企んでいた。

その企みに賛同して、協力したのが伊達政宗。
政宗は長安が天下を手に入れた後に、自分が忠輝の後見になろうと目論んでいた。

しかし長安が病気により急死する。
長安と政宗の計画に気付きながらも静観していた家康は、長安の一族を処罰、
長安が残した莫大な遺金を発見し、その隠し場所の手がかりを残す。


時が流れ、蜜姫の時代。
伊達吉宗は長安の遺金を手に入れようと考えるが、家康が残した手がかりは
幕府の管理下にある紅葉山文庫(図書館)に収納され、見ることができない。
そのため、蜜姫と母・甲府御前がその調査に乗り出すことを期待して、
風見藩主と妹・きよら姫との結婚話を持ち出した。

期待通り、蜜姫と甲府御前は紅葉山文庫の調査を始め、竹取物語の新解釈として
カグヤ一族の存在を知り、最終的に長安の遺金を発見する。

蜜姫一行は、箱根の仙石原にある隠し場所へ向かうが、仙台藩の忍び集団・黒脛巾組(くろ
はばきぐみ)の襲撃を受ける。
襲撃を予期して幕府御庭番&その先手である熊野忍びを借り受けてきていた蜜姫と夕介は
死闘の末に黒脛巾組を倒す。

そこへ将軍・吉宗が現れて、一行は長安の遺金を求めて隠された洞窟へと入る。
しかしそこにあったのは遺金ではなく、武田家の家宝であり、武田勝頼の遺品でもある
「御旗」であった。
金山の経営には莫大な経費がかかるため、長安の遺金などは始めから存在していなかった。
吉宗ががっかりして終わる、というオチ。


オチとしては「おんみつ蜜姫」と変わりませんな。
あれも武田勝頼の残した軍用金を探していましたが、諏訪湖の底から引き上げたのは
武田のもう一つの家宝である「楯無の鎧(たてなしのよろい)」で、お宝などなかったし。

どちらも勝頼が最期にあたって、武田家の使番(つかいばん。戦場で伝令勤める)に
2つの家宝を預けて、安全な場所に隠させた後、行方がわからなくなっていたもの。
使番は足が速い必要があったので、山に強く足腰の強い金山衆が勤めていたから、
ということらしい。

どちらのエピソードも武田絡みなので、何とかギリギリで読めましたが、
特に「おたから蜜姫」は面白くなかったです。

吉宗が感じ悪くて。
長安の遺金を仙台藩主と争っていると誰もが思っているのですが、
実は吉宗と伊達吉村は旧知の間柄。
忍び集団を戦わせ、黒脛巾組が勝ったら長安の遺金は吉村の総取り、
御庭番が勝ったら吉宗と吉村で折半、という賭けをしていたのです。
黒脛巾組と御庭番とどちらが強いのかを見たかった、という理由もあって。
その場にいた黒脛巾組は全滅して、御庭番側にも被害は出ている。
人をただの駒としか見ていない人間性がすごくイヤ。

また、蜜姫も忍び猫のタマを大事にしていなくて、それもイヤだったな。
夕介の郷里である熊野忍びの里で、黒脛巾組に襲われた時。
危機一髪のところでタマが遠吠えで狼を呼び寄せるのです。
前作でもタマは町中で猫を操って呼び寄せ、敵を殲滅しています。
今回もそれで狼により黒脛巾組は倒すのですが、実はタマは狼は操れなくて、
遠吠えで狼に挑発して、怒った狼達がタマをめがけて集まってきて
ついでに黒脛巾組を倒しただけだったのです。

櫓の上に追い詰められた蜜姫達は、自分達が助かるためにタマを見捨て、
狼の群れに放り込もうとします。
しかし、夕介が「こんな素晴らしい能力を持った忍び猫の血統を絶やすわけにはいかない」と
タマを懐に入れて、狼を引き連れて崖まで走り、崖から飛び降りて縄で吊り下がって
助かるのです。
追いかけてきた狼たちの多くは勢いで崖から落ちてしまい、それを見た夕介は悲しそうに
「わしのせいで熊野の狼達が全滅しはしないだろうな」と呟く。

こういう夕介に比べ、蜜姫達はあまりに薄情。
いくらタマの主人は甲府御前で蜜姫はあまり懐かれていないとしても、
今までにも何度も命を助けてもらったのに。

そんなこんなで、いろいろ面白くなかったです。





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Last updated  2013.08.05 12:34:46
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