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2017.06.16
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カテゴリ: 読んだ本
2010年08月 新潮社より


老人介護のあり方、終末医療のあり方について書かれた本です。

ピンピンコロリ。
命がある内は元気でピンピン生きて、最後はコロリと死にたいと願う人が多いのに、
実際は、病院の医療技術によって生かされてしまう人の多い日本の現状について語り、
自然死の良さを伝えています。

歳を取って食べられない状態になった時に、病院から提案される主な医療手段は
中心静脈栄養(カロリーの高い輸液)、経鼻栄養、胃ろうなど。
これらは、まだ若く回復の見込のある病気の患者に対しては有効な手段ですが、

人としての尊厳を傷付け、苦しみを長引かせるだけなのではないか。
そういった事を実際の事例を挙げながら、わかりやすく解説されています。

ただ難しいのは、病気がなくて老衰の状態なのか、高年齢ではあるけれど
今は病気なので治療が必要なのかの見極めが難しいことではないかと思います。
それと、本人や家族が延命を望まないとしても、病院側がそれに積極的でない場合も
多くあるようです。
これが書かれたのが2010年で、それから7年経っていますから、今はまた少し
変わってきているのかもしれませんが。

この本を選んだきっかけは父の死があったからです。
昨年の5月に脳梗塞で入院した時に、前述に近い3択を迫られました。
脳梗塞による麻痺で嚥下障害を起こしているので食事ができません、どうしますか?と。

 胃ろう…装置を付けて直接胃に食べ物を流し込みます。
 何もしない…何もしなければ遠からず死にます。

この時点で延命だとは思っていませんでした。
だって脳梗塞の直後(2週間くらい)だし、まだ病院で治療中だし。
しかも、すぐに返答をしなければならないから、ゆっくり考えている時間がない。

 ①良くなって口から食事ができるようになれば、胃ろうを外すこともできる。
 ②餓死するのは苦しい
というのがありました。
この本を読んだ今は、それが真実ではない(事実の一面でしかない)とわかるのですが、
その時には「何もしなければ餓死→苦しい→取り敢えず胃ろう→よくなったら外そう」
と思ったのです。
経験のない素人の思考なんてこんなものです。

結局、ウチは胃ろうはしなかったんですけどね。
手術の予定日前日に病院から、血液がさらさらになる薬を使っていたから
その効果が抜けるまで手術はできないと連絡があって1週間延期。
次の予定日頃に発熱したため再度延期。
かれこれ2週間くらいが経過する内に、口から食事ができるようになったんです。
やらずに済んでホント良かった。
その時は、服用していた薬は病院が把握している筈なのに、前日になって
こんなこと言ってくるって大丈夫なのか、この病院?と思ったりしましたが、
実は悪くない病院だったのかも?と今はちょっと思います。
というのは、選択肢の中に自然死を入れている(自然死を否定していない)から。
ただ、選択肢の中に延命治療が含まれている事と、自然死の結果がどうなるかの説明が
あったら良かったとは思いますけど。

本によると、経鼻栄養は鼻から管を通して栄養を入れるもので、本人が苦しがって
外そうとすることが多いので、手の拘束をすることも多い。
胃ろうは、回復の見込がなく寝たきりになっても、内臓さえ丈夫なら
意識がなくてもずっと生き続ける。
特に病気でもなく、老齢による衰弱で食べられなくなった場合、栄養も取らず
最終的には水分も取らない方が、自然に楽に死ぬ事ができる。
事例として上がっていた中に、断食をして2週間くらいで綺麗になくなった方もいて、
若い人でなければ餓死が苦しいってこともないのか、と思いました。

フランスでは
「人は食べられなくなったら、そこからは医師の手を離れ、牧師の出番となる」
というらしいです。
なるほど、と思う。
生物には生きられる限界があるんだもんなあ、と。

今年の1~3月頃、父が肺炎になり、入所していた老人保健施設で
いざという時の判断の確認をされました。
急変した時に、呼吸器を付けたり心臓を動かす器具をつけたりしますか?と。
この時は、明らかに延命措置をどうするかを聞かれていると解りましたので、
家族協議の結果、しないと答えました。
その時にはまだこの本は読んでいなかったけど、自分で食べられなくなったら
生物としての限界、とは考えるようになっていましたから。
ここの施設も老衰による自然死を否定しないお医者さんだったんですね。
「元気な人は普通何もなくて肺炎にならないでしょ?」と言われたそうです。
私はその時居合わせなくて直接聞いてないんですが、聞いた兄は
「つまり、明確な原因なく肺炎になるというのは限界なんだな」と理解したそうです。
死亡診断書にも、直接の死因は「肺炎」とありましたが、肺炎の遠因となったものとして
「老衰」と書かれていましたし。

自分が老いて死ぬときに、楽に死にたいと思っていましたが、方法がないから、
国が安楽死を認めてくれないものかとずっと思っていました。
でも、その時には断食という手段があるのか、と少しほっとしました。
家族に言ったら「即身仏?」と言われ、そうか、即身仏ってそういうことかと思いました。

でも、頭が最後まではっきりしているかもわからないし、その手段を選べるかが問題。
なので印象的だった部分を抜粋。
「終末期の衰弱に対しては治療をしても治るわけでもなく、病状が軽くなるわけ
 でもない。それでも点滴の注射や身体的拘束を行えば、それによって苦痛を
 強いられる事態も考えられる。できればそんなことになりたくない。
 そうした治療は一切中止して、自然死を迎えたいと考えた時、
 いわゆる「尊厳死」を望んだ時リビングウィルを書いておくことは、
 いざというときに力になってくれるだろう。」
なるほど。

死ぬ時どうしたいか、死んだ後どうしたいか(お墓とか)いろいろ考えなくちゃいけなくて、
人間って大変だよね・・・。





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Last updated  2017.06.21 12:52:20
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