その中で先日嬉しくて買い求めたのが「菊」である。おひたしにして食べるのが基本だが、消炎作用があるので、喉が弱い人や熱を出しやすい人にはとても相性がいい。
新潟や山形あたりでは「もって菊」と呼んだりもするのだが、私はこれが大好き。なのだが、そもそも花びらを食べるわけで、傷みやすいのが欠点である。関東に来るまでに鮮度が落ちていることが多いし、そもそもかさばるので輸送コストがかかり、値段も高くなりがちである。
ところが、この間近所の八百屋で1袋50円で出ていた。「ん?」と思って何度も袋の中身を見るが、がくの部分といい、花の鮮度といい、申し分ない。250円以上してもおかしくない。独り身には多いかも思いつつ、2袋買った。しめて100円だが、花をほぐしていくと、写真のようにとてつもない量になった(^^;
食べきれるだろうか?と思ったが、多かったら冷凍すればいい。大鍋に水をたっぷり入れて沸騰したところで菊を入れる。普通は色が落ちないように菊を入れる直前に酢を入れるのだが、その代わり味も変わり、甘みが後退してしまうので、自宅で食べるときは酢は入れない。「映え」より味が優先。
しんなりするよりプチプチした菊の食感を残したいので、早めにざるにあける。ラーメンの茹で加減で言えば「ばりかた」くらい。醤油やポン酢で食べたり、菜っ葉とまぜて小鉢の1品にしてもいいのだが、菊は鮮度がよいほど香りも味も甘い。今回はほぐしているときに既にはちみつのような香りがしたので、軽く絞って水けをきり、そのままいただいたのだった。
そら豆はお魚グリルでさやごと焼き、銀杏はペンチで割って茶封筒に入れレンジでチン。ということであっという間につまみの完成。冷奴を冷蔵庫から引っ張り出し、冷凍庫からじゃこ山椒を取り出して、いつもの晩酌へと突入したのであった。
<お酒メモ>
12月15日火曜日
生ビール タンブラーで1つ
天明 純米大吟醸 1合ちょっと
12月16日水曜日
蒼空 山田穂 おりがらみ 1合ちょっと
シャトーポールマス フランス 赤 ハーフボトル
12月17日木曜日
バルバレスコ 2015 プーリア州 ネッビオーロ 赤 ハーフボトル
ハウスワイン 赤 グラスで1つ半
シャトーポールマス フランス 赤 グラス2つ弱
お汁粉で栄養補給 2024年11月26日
ブラックフライデー 2024年11月21日
マイクロマネジメント 2024年11月17日
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