空を見上げていたい

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ちょめり

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2008.03.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
自閉症の3歳半の息子。

(1月に判明したんだから早い部類に入るんでしょうが)


旦那が自分で鬱だと感じ始めました。
自分が鬱だから、それとなくそう感じていたし、
それとなく病院に行ってみないか誘ってみたりもした。

鬱病の経験者ならお分かりかと思う。
うつは精神科の範疇。精神科と考えると自分で行こうとするのはハードルが高い。
だから相当悪化してから通院する人が多い。


諸事情で6月から社宅費が出なくなる事になった。
彼はいまどき珍しい会社に尽くすタイプ。(もちろん自分の為でもあるんですが)
所長に所長の仕事まで押し付けられ、それで無くても多い仕事が溜まるばかり。
息子の自閉症がわかり、それまでの午前様帰宅の自分を責める。

そして急に社宅費が出ない事になり、彼は本当に疲れきってしまった。
自分で鬱であろうと自覚せざる終えない位の状態。
よくここまで耐えたよね。



私に

「うちの両親にソウの事話したいねん・・・」

彼はそう言いました。


私も同じだった。自分の両親に話したのは、ただただ心の助けが欲しい、そう願っていたから

落ち込むだけだった。


彼も私と同じように感じるんではないのか?
私は不安だった。




彼は実家に電話をし、そして姑が電話に出た。
ある大きな宗教を熱烈に信仰している姑は【祈ればいいのよ】と言い出したようだった。


彼が実家の人間に感情的になっているのは出会って10年近くになるが初めてだ。

私は、電話を変わった。
そしてできるだけ簡単にわかりやすいように姑に
【自閉症とはどういう障害か】
【ソウの状態がどうか】
【症状の改善は改善される事はあっても治ることは無い事】
そういった事を色々伝えた。



姑はじっと私の話しに耳を傾けてくれた。


いつも一方的に話してしまう彼女が
こんなに私の話しに耳を傾けてくれたのは初めての事だった。


「祈って治るんでしたら、いくらでも祈るよねって主人と話したこともあるんです…」


そう話したりもした。



姑は

「私は祈る事しかできひんから・・・」

そう言っていた。


その気持ちが嬉しかった。


私の実家も、主人の実家とは違う宗教だが、ある宗教を信仰している。
姑と私の祖母が性格がとても似ている。
色々な意味で、姑の気持ちが嬉しかったのだ。

最後に旦那と電話を変わり、来週末実家に帰省する約束をしていた。



誰だって親に甘える部分はあると思う。
何処までいっても、私は主人の両親と他人。
他人だからこそ冷静に聞けることもあるのだと、
自分の両親に話した後感じた事だ。


電話を切った後、主人は私に感謝していた。
そして私は主人に感謝している。

支えあって生きていかなくては・・・
改めてそう感じる一日だった。





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Last updated  2008.03.04 18:02:03
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