自動導入望遠鏡であるNexStar4GT Special Editionのスカイ・アライメントは、ニューモデルのNexStar SEシリーズで採用されているアライメントと同じ方式である。冬の大三角形でアライメントを行ったところ、見事に星の名前を表示してくれる。専門誌によると、星の名前を知らなくても、また、ビルや山などで全天が見渡せない様な場合は、非常に有効なアライメント方式だとされている。
それは、アライメントに先立ち、鏡等を地面と平行にし北の方角を向ける手順に関してである。英文マニュアルには、確かに、鏡等を地面と水平にすれば、アイピースや電池を入れやすくなるとは書いてあるが、北に向けることを示唆する記載は一切ない。タスコ・ジャパンの作製した日本語マニュアルにある、鏡等を地面と平行にし北の方角を向ける手順は旧式のアライメント方式であり、NexStar4GT Special Editionにおけるスカイ・アライメントでは全く意味のない手順である。ほしのおじ様のブログの情報では、ソーラー・アライメントの際にも、同手順は無意味であるとされている。