Sukhumvit Story
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昨日の日記は興味深く読んでいただけた方々が多かったようですね?リンクさせていただいている「キウイさん」からBBSに書き込みいただきました。*************************************************Re:タイに暮らすって(5/21) キウイさん(****.ne.jp) あ、一つ疑問に思ってたことがあって、タイでは死んだあと、お墓なんか作んないんですか。まだ見たことがありません。ちょっと田舎にお墓を建ててたりするんですかね。*************************************************ということで、本日のテーマはタイ人のお葬式について タイでのお葬式に5-6回出席したことがあります。1回は、友人(日本人赴任者)の奥様がタイ人でしたのでその奥様がなくなったときに・・残り5回ほどは部下が交通事故や病気で亡くなったときなど会社の代表として。 友人のケースをのぞいてほとんど同じように行われていました。場所は、道路から少し入ったところに大きな斎場があります。その土地の中には、大きな建物がいくつもあって、それぞれの建物では、お葬式が営まれるようになっています。 どちらかというと体育館のイメージかな?ステージ部分があってそれ以外は、観客席のような・・そのステージ部分が祭壇とお坊さんがお経を上げたり私たちが順番にお線香を上げたりするために上がって行きます。待っているときは、観客席のところには、折りたたみ式のパイプいすが並んでいるのでそこに座っていると、コップに注いだファンタグレープか、ミリンダを必ず持ってきてくれます。 私は、会社の代表として参列しますので一番前の席を用意してくれました。会社から預かってきた慶弔金を会社の封筒に入れて外には金額も明記して相手の御両親に手渡します。もちろん、私の分は、別にして・・さらに職場の同僚からの寸志も別の封筒にそうやって預かった封筒の束は結構な厚さになります。金額も! お通夜というかお葬式は、長いものでは、1週間くらい行われるものもあります。もちろん、私は一度しか参列しませんけど場所は?と聞かれても2度とは自分でいけません。お金持ちは、お葬式は日程が長いようです。 お葬式の会場は?というと祭壇には、本人の写真(黒枠ではありません)スマイルです。遺体が収められている棺おけ色とりどりの花が回りに飾られていて菊の花一色の日本とはだいぶ違います。さらに、昔のキャバレーのようにネオンサインがキラキラしていてにぎやかさをかもし出しています。(一見、ディスコ調?) お坊さんの読経もあります。出せる金額と身分?によってお呼びするお坊さんの頭数が違います。お金持ちだと5人くらいのお坊さんが来て真ん中に位の高いお坊さん、まわりはその弟子たちで読経は、手に柄の長い大きな団扇?をもって表裏を回転させたり床にトントンと鳴らしながらお経を読みます。 5人のお坊さんだとコーラスのような気分にさえさせられます。 お経が終わって後で祭壇へ上がって行ってながーいお線香を2-3本火をつけてもらって何回かお辞儀をしてからそれを立てます。そのときには正式には、男性も女座りのようにしてナヨットしたポーズをとります。日本人の私がそれを真似するとローカルが笑うので普通に正座してみようみまねでお線香を上げていました。 さて、最後に、お墓はあるのか?という質問ですけど「お金持ちは、お墓を持っています・・というか中国系はお墓を作ります」というのが正しいかも?一度だけ会社のお金持ちを自認する社長秘書に頼んでおばあさんのおはかというところへ連れて行ってもらったことがありましたけどRangsitから空港方面へ走った左側にありました。土を持ったようなお墓でした。 私の秘書だった女性の妹はタマサート在学中に心臓疾患で亡くなりました。秘書の話では、「母親はすべてを捨てるように言ったけど私は、妹の写真を何枚か残しておいた」と・・遺骨はどうするの?との問いには、「海へ行って灰を流した」と教えてくれました。だからお墓も仏壇もないようです。 ちなみに秘書だった女性は、私より一回りくらい若いタマサート日本語学科卒でアグネスちゃんのような顔と長い髪の毛をもった女性でしたけど彼女の出身地は、ベトナム・ホーチミンシティーで小さい頃両親に連れられてタイへ移住してきたと語っていました。たぶん、ベトナム戦争の末期に親が難民として入ってきたのではないでしょうか? もしくは、純粋にビジネスで移ってきたことも考えられますけど・・もっと詳しくローカルのお墓はあるのか?の問いについてタイ人と結婚した友人に問い合わせ中。
2003年05月22日
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