2008年07月24日
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カテゴリ: BALLET
ABT スワン・レイク Day2 Soiree
ドボロヴェンコ ベロセルコフスキー サヴェリエフ

きょうはサヴェリエフさんのフォン・ロットバルトを見に行ったのに~
彼のフォン・ロットバルトはホールバーグとまったく異なった。
一言で言えば「地味」だった(笑)。
ダンスもきれてなかった。

きのうのホールバーグが出していた圧倒的な悪のオーラ、存在感というものがまったくなかった。きのうのホールバーグはまるで「ダース・ベイダー」だった。

その代わりサヴェリエフさん、めっちゃ演技が細かかった。
オディールと王子のグランパドドゥのアダージョでロットバルトを見ていたのはあたしだけ?


だった。
他に他を睥睨するオーラを放つ人がいなかったのでイリーナの一人勝ち状態でした。

夫のマキシムとのパドドゥはどれも筆舌に尽くしがたいすばらしさだった。
パートナーリング、こんなに息が合うのはほんとにすごいこと。
やっぱり他人じゃない。

第3幕の民俗ダンスの時、王子は舞台上にいなかった。
王女たちとの踊りの段になって出てきた。
だからすごく心配しちゃった。
やっぱり王子がステージ上にいないなんてしまらない。
マキシムは体調が悪かったのだろうか?
踊り自体にはまったくそれは感じられなかったが。


ちょっと老けた王子だが、王子オーラもばりばりで安心して見ていられる。
そういう意味では流してたかな。
きのうのマルセロは一挙手一投足におお~へえ~あれ~と注視していたわけで。

とにかく舞台が締まったのは2幕のイリーナが出てきた瞬間から。

第1幕のパドトロワも全体的には「もっとがんばりましょう」だったんで。

ベンノはすごく上手だがもういっぱいいっぱいでがんばってます!という感じ。
彼には経験が必要でしょう。回転はうまくなかったし。

第3幕は民俗ダンスはとにかくナポリ以外はまったくおもしろくない。
ナポリのジョゼフはきょうも最高でした~

黒鳥のPDDはしびれさせた。

おつかれさま~

ここまで見ちゃうともう後はルグリさまの全幕スワンレイクしか残されていないような気がする。何を見ても満足を知らないならもうルグリしかないんじゃない。

プロローグ

サヴェリエフさん、出て来かたがまるで人形のようで怖かった。
でもそのおひげ~やめて~
おひげ付だとまたオジサンランケンデムモードになっちゃうじゃない。
はずしなさい!

第1幕

王子の登場

貴族の踊り。
だんだん踊っている組が増えていくのがおもしろい。
最初は2組で3,4,5,6と増えるんです。
男たちの踊りは2列でまったく別な踊りをフーガのように踊るのですごくおもしろい。

王子も踊りだす。

パドトロワの女性たちが入場する。
女王さまのおつき。

狩の道具をもらって大喜びの王子。

パドトロワ。

ベンノはブレイン・ホーヴェン君。この子は男っぽくて、いかにも王子の悪友達というイメージ。二人で散々女泣かしてる?という感じ。

ホーヴェン君はアントルシャもジュテもポールドブラもいいのですが、回転が苦手。
最後の決めでよろっとなり決まらなかった。

終わって王子に
「いや~ちょっと今のいけてなかったね~」と素で演技していた。
美女がベンノを誘いに来ると、
「俺、ぜんぜんのらないっすよ。」
と言い訳しながら踊りだす。
そして踊りたげな王子に
「どうぞ」と渡す。

王子は疎外感を味わう。

王子のソロ。美しい~
でも頭の中ではきのうゴメスはこれをどう踊ってたんだっけ?と考えてた。

王子が森に行ってしまうと、農民たちが踊りだす。
これが実にエネルギッシュなダンスで、さきほどの貴族の踊りと異なっていておもしろい。
とにかく女性をリフトし回す。これはけっこう好きでした~
女性の体をひねるような変則的ジャンプ?もあっておもしろい。

第2幕

森の中にさまよいこむ王子。

怪物が見ている。

この怪物、きょうはロマン・ズービン。
この子はきのう演じたアイザック・スタッパスの子供怪物?ってぐらい童顔が可愛い。
体型も子供怪物~

王子の前に現れたスワン。
彼女は正真正銘の王女だった。
しかも気が強い!
オデットのくせに気が強い~

オデットのヴァリの後半ではびしばしきれのあるアントルシャとパッセの連続で、すごくかっこよかった。惚れた~

王子との出会い。マイム。
ロットバルトがやってきて王子が射ようとするがなぜかオデットは怪物をかばう。
スワンたちが登場する。
弓を持ってスワンの前に現れた王子。
オデット
「私のスワンたちを撃たないで!」
もちろんですとも。

アダージョ。とにかくほんとにすばらしい。

王子はちゃんとオデットを頭がさかさまになるまで3回リフトしました~
さすがマキシム。
きのうのゴメスは最初の2回はやってなかったから。

小さいスワンに大きいスワン、そしてオデットのヴァリ

コーダ。

コーダの最後の決めポーズで王子がオデットを高くリフト。マキシムはそのままおろさずぐるっとそのまま歩いて1回転してそしておろした。かっこいい~

スワンたちが逃げていく。ロットバルトが現れたのだ。
オデットも操られてしまい、王子は取り残される。

Part2 に続く





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最終更新日  2008年07月26日 21時59分43秒


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