★No015006 恐怖体験part06 鯔(とど)…


★恐怖体験 part06


 プロフィに在るとおり、渓流釣りは田舎にいた頃やっていたが…、
海釣りを始めた切欠は、仕事関係の同僚から教えてもらったのが最初である。
それまでは社内レクで「ハゼ」「アジ&サバ」釣りに参加する程度でした。

 職場では話題は総て釣りの事ばかり。
その彼と釣行すると、自分の知らない新釣法だったり、釣ったこともない魚だったり、
また、ある時は見たこともない魚を釣ったり~それはそれは、興味津々で後を付いて回った。



 夜釣りのイサキを始めて3年目の年の事。
まだシーズン前の3月か4月の週末の金曜日。
都内 葛飾水元公園近くを流れる放水路の野鯉釣りに誘われた。勿論、二つ返事でお供をした。


途中の吉○家で夜食用の牛丼を仕入れ、釣り場に出かけた。
自分は公園内から釣るのかと思っていたら、公園の真向かいの葦の生い茂った草叢からの釣り。
 まだ、田植え前の田んぼの畦道に数メートル間隔で竿を出す。
車内からのんびりの釣りかと思っていたので、たいした釣りではないと、高をくくっていたが…。
さすがに、このシチュエーションが気にいり自分でも積極的に釣りに参加し楽しんだ。


 鯉釣りは「吸い込み仕掛け」しか知らなかったが、ここでは 「おにぎり?」 「蒸かしサツマイモ?」「羊羹?」 が餌だった。
正直言って、自分たちが「牛丼」だけなのに…?
鯉には メインディシュが「おにぎり」。デザートに「羊羹」等 が付くのには納得がいかなかった~(笑


 夜明けまでやり、70cm前後が数本釣れた。
彼いわく。。。「型は小さい!」(←自分では大物と思っていたが)
新聞紙を濡らして包んで持って帰った。勿論~食べるつもりなんぞない!
当時住んでいた自宅の近くの公園の池に放すつもりです。
《理由:公園の鯉が池の干ばつ(管理の不手際)が死んでしまい、自治会で金魚や鯉を持ち寄っていた》


さすがに徹夜釣りは疲れ、鯉は午後に自治会役員のところに届けることにして仮眠することに~。

どれくらい寝たろう?

きゃ~~っ!


何かの叫び声で…ふと我に返ったのは。。。声のする風呂場に行くと、そこでは大騒ぎになっていた!
持ち帰った鯉を入れる容器などなく、風呂場にベビーバスを持ち込み水をはり、入れておいたのだ。
ところがフタを忘れたため、飛び出し風呂場中を暴れ回ったらしく生き絶え絶えで伸びていた。

その隣りには、人間によく似た鯔(トド)が伸びていた(爆


よかったぁ~
風呂に水がはってあったので、そこに入れようとも思ったが、
そそっかしい家人のこと…。
もし、確認もしないで風呂でも焚かれたら、危うく鯉の五右衛門(ボイル)が出来るところだったよ~。








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