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この日の早朝7時前、米国ボストンに到着した。約1年ぶり、2度目のボストンだ。天気は快晴。乗り込んだタクシーの運転手が言うには、朝はChilly(冷んやり)とのことだったが、それまでの猛暑の日本の気候と比べると、肌に感じる空気が心地よく感じた。
それにしても昨年来、一体何度目の深夜便だろうか。今回の渡航、羽田を飛び発ったのが19日の深夜1時半。デルタ航空での8時間超の飛行は暦を1日逆戻りさせた18日夕刻、23年ぶりとなるシアトルへの入国。とは言え、シアトル・タコマ(SEA-TAC)国際空港から外に出ることなく4時間近く待つと、今度はアラスカ航空の深夜便で一気に西から東へ5時間かけての大陸横断。現地を夜10時半過ぎに出発すると、東海岸の朝6時半過ぎに到着。出発から約17時間超をかけて、19日の朝、ボストンに到着したのだった。
(左:SEA-TAC空港Central Terminal, 右:同Concourse Dから満月臨む)
深夜便にも関わらず、予想に反して両便とも満席。その結果、幸いだったのは、羽田の搭乗口のところでエコノミーコンフォートからビジネスにアップグレードしてもらえたこと。フラットに身体を横たえられるのは、それだけで全然違う。もっとも、搭乗後間もなくのディナーに既にお休みモードだった私のお腹は活動を余儀なくされ、そのせいか意外と眠れなかったのではあるが。。。その分、アラスカ航空の深夜便では、リクライニングが殆ど無く、直ぐ真横のトイレの音を聞かされ続け、また寒くもあったのだが、終始寝ていた。
そのため、早朝到着にもかかわらず、ボストンの1日を大した睡魔に襲われることなく、無事に過ごす。空港で軽くお腹を満たした後で、タクシーでホテルに到着したのが午前8時前。予めアーリーチェックインのリクエストを申し出ていたのだが、あいにく満室で部屋に入ることが出来ず、そのかわりフィットネスルームの鍵を貸してもらい、シャワーと着替えさせてもらうことに。狭い更衣室にはすぐにもう一人のゲストがやってくるが、申し訳さなげにスーツケースを広げて荷物の出し入れをする私。
そして、ほどなく1人となると、ゆっくりと準備させてもらった。あまりに占有している時間が長かったからか、途中でホテルの人がチェックに入ってきたが、その時にはすでにシャワーに汗を流し、髭を剃り、そしてそれまでの私服からスーツへと着を包みかえた後だった。なんだか映画の中で見るロッカールームの光景だなあ、と鏡に映る自分を見て、そう思ったりもしていた。
結果的にチェックイン出来たのは14時半過ぎとなるのだが、この朝はスーツケースを預けると、ビジネスバッグを肩に、すぐ近くにある展示会会場、コンベンションセンターへと出陣していったのである。その会場は、ボストン一の高層ビル、プルデンシャルセンターの一角。そのビルは、昨年、滞在最終日の夜、タワー展望フロアSKY WALKに上がろうと訪れて、上がることの出来なかったビルだ。今回、その近くにホテルを取ったのも、タワーに登ることを当然意識してのことだった。
この日、朝9時に展示会のregistrationを済ますと、開場まで約1時間半。それならまずは展望フロアに上がろうと思ったのだが、その営業開始にも早すぎた。大きなショッピングセンタとなっているビルを歩き、タワーをカメラに収めると、ファストフードのカフェで資料を広げて、展示会会場歩きの下調べ(結果的にはあまり役立たなかったが)をしながら、開場を待ったのであった。
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