上生的幻想

上生的幻想

2008/11/15
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テーマ: ★お菓子★(2996)

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   このたびは幣もとりあへず たむけ山もみぢの錦神のまにまに

 百人一首にもとりあげられている、菅家(菅原道真=天神さん)の歌。
 『古今集』の羇旅(きりょ)におさめられていて、「朱雀院(宇田上皇)の奈良におはしましたりける時に、たむけ山にてよめる」と詞書がある。
 この「たむけ山」は今の春日の手向山ではなく山城から大和にでる奈良山の峠ともいうが、旅の安全を願って幣を手向けることになっている山のこと。


 そのあとに続く、素性法師の歌。

   たむけにはつゞりの袖もきるべきに もみじにあける神や返さん

(手向けの幣としてこの私の粗末な衣でも切らなくてはならないところですが、もみじの美しさを堪能している神様はいらないといって返してくることでしょう)


 ところでこの上生。
 つくられ方、というか、折り畳まれ方、姿なりは以前アップした  秋名残(焼皮) 鶴屋吉信  とまったく同じ。
 どちらも素材感が生かされていて面白い。



 種は、白漉餡。ほっこりした風味に、なめらかな舌触り。
 外郎は、肉厚で、粘りがあり、腰があり、かつ、歯切れがよかった。
 ゆたかさ、ふくよかさを感じさせる。
口切 どうよう、落ち着くところに落ち着いている、穏やかな風情。
 ほんのすこし、甘め。

 秋の澄んだ夕日を透かして頭上に照り広がる色とりどりに紅葉した紅葉が目に浮かんだ。






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Last updated  2008/11/15 09:53:37 PM
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