フランス式離乳食初期

フランス式離乳食初期の進めかた【6-8ヶ月】


我が家で離乳食を始めたのは、娘が満6ヶ月になってからです。

フランスでもいろいろなやり方があると思いますが、私が指導を受けたのは

それまでの母乳育児(うちは母乳メインのミルクとの混合でしたが)から

少しずつミルクメインに変更していき、徐々に「乳から離す」ことに慣れさせる、

というやりかたでした。

フランスのママさんで離乳食以降も母乳育児を続ける人は少数派のようですが、

もちろん離乳食が始まってからも母乳を与えてもいいのです。私はしばらく夜のみ

母乳をあげていました。



こうして離乳訓練をしながら「食事」に入るわけですが、

フランスでは野菜のピュレから始めるのが一般的なようです。

ピュレにするのに適した野菜として、小児科医にもらったリストには以下の野菜たちが

挙げられていました。


にんじん、長ネギの白い部分、いんげん、ほうれん草、皮を剥いて種をとったズッキーニ、
ブロッコリー、ふだん草( Feuilles de bettes )など。



「基本的に季節の野菜を選ぶのがよい」ということです。そしてバターなどの脂肪分は入れない、

塩もほんの気持ち程度の味付けです。私は少し慣れてきた頃にオリーブオイルを赤ちゃん用

離乳食スプーンでひとさじほど、ピュレに加えてみました。オリーブオイルは問題ないそう。

そしてじゃがいもは他の野菜と混ぜてピュレにする分にはあげても構わないが、単独では

摂取させないようにとのこと。


あと離乳食初期の月齢で避けたほうがいいと言われているのは、体内でガスをつくる

キャベツやカブなど。


離乳食がもう少し進んだらトマトや茄子、ビーツなども食べさせてもいいようです。

しかし我が家の場合、茄子はちょっとアレルギー反応らしきものがでました。

参照  茄子アレルギー?



それから野菜のピュレを始めてから1週間ほどで、果物のコンポートもあげ始めました。

つまり2回食です。これらはおやつとしてあげるものですが、砂糖は入れません。どの果物も

煮ると甘みが増すので、砂糖抜きでも十分美味しいです。

例えば


りんご、洋梨、バナナ、桃、すもも、苔桃、杏、ネクタリンなど。


赤ちゃんが便秘の場合には、プルーンをりんごや洋梨のコンポートと混ぜてあげる。

逆に下痢の場合はマルメロ、苔桃、バナナをあげるといいようです。

果実酒、砂糖漬け、ジャム、漢方薬としてマルメロ かおり(まるめろ かおり)

マルメロの実



1日の量の目安 2回食の場合

【朝】母乳またはミルク210ml(ミルク1日4回の場合。5回の場合は180ml)
   月齢7ヶ月を過ぎたら、240ml

【昼】離乳食を始めて1週目-30gの野菜ピュレと母乳またはミルク180ml
          2週目-60gの野菜ピュレと母乳またはミルク150ml
          3週目-90gの野菜ピュレと母乳またはミルク120ml
          4週目-130gの野菜ピュレと母乳またはミルク120ml

【夕】昼と同じく1週目-30gの果物コンポートと母乳またはミルク180ml
        2週目-60gの果物コンポートと母乳またはミルク150ml
        3週目-90gの果物コンポートと母乳またはミルク120ml
        4週目-130gの果物コンポートと母乳またはミルク120ml

【夜】母乳またはミルク210ml(ミルク1日4回の場合。5回の場合は180ml)
   月齢7ヶ月を過ぎたら、240ml

この夜のミルクにグルテンなしの小麦粉を混ぜたり、シリアルを入れる(ミルクに混ぜる

赤ちゃん専用のシリアルがあります)ことも可能ですが、うちはまだ何も混ぜていません。



こうして「食事」の量を増やしつつミルクの量を減らしていくのですが、中期(離乳食を

始めて2ヵ月後くらい)に向けて、昼に野菜のピュレと共にプレーンヨーグルトなどをあげ、

ミルクをさらに減らしていく(水分はミネラルウォーターで摂る)よう指導されます。

まさに「離乳」食なわけですね。 





【関連日記】

離乳食はまだお預け
はじめてのひとさじ
離乳食4日目とハイローチェアの購入
茄子アレルギー?




目次へ戻る


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: