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2005年05月26日
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っと思うのだが、思い当たらないでもない。

先日、出張でK県へ行くことになったれもん爺(夫)。
社用車が 出払うので、上司の自家用車で高速を使って行くとの事。

出張があった日、深夜に帰ってきたれもん爺。
いつもと同じように 背広を脱いでいるが、表情がまだ仕事モードだ。

婆「おかえり。出張どうだった?」
爺「それがさぁ、パンクしたんだよ タイヤ」

・・・はぁ?なになに、そりゃー大変じゃないの。
ってことで 事情を聞いていくと、びっくり。

三車線の真中を走っていたらしく、まるで地震のようだったと言う。
右に左に 大きく蛇行。とにかくアクセルを緩め ハンドルを取られないように、
じっと握っていたらしい。
どうやら、空気が抜けたためにタイヤが緩んでしまったようだ。

婆「何人で乗ってたの?」
爺「3人」
婆「それは 大変だったでしょう。他の2人はどうだった?」
爺「そりゃー、大騒ぎで 左に寄れーー!!って叫んでたよ。ハンドルが利かないし、たぶん 3人は体が左に傾いていたと思う。その力で路肩に行けたんだ。」

・・・。いったい、どんな力が働いたと言うのか。

爺「もう、だめだと思ったよ。その時頭をよぎったのが、れもんさんの顔だった」
婆「おおー」


そういって ほこらしげに(?)私の顔色を伺うように(?)晩酌の焼酎をなみなみと、コップに注いでいる爺であった。
やっぱり「愛」なのかしらねぇ。フフフ。などと言っていたら、

爺「・・・恐妻」
婆「はぁーー?」
爺「いや、とっさに おこられるっ!と思ったのかも。そして、あとは たのむ・・・みたいな」


さっぱり わけがわからないが、思い当たらないわけでもないので、本日のタイトルになったわけである。

爺「いやー、本当にもうだめだと思った。後続車に当たったらもう終わりだしね。
つくづく、何が起こるかって 予測が出来ないね。これからは 悔いの残らないように生きていこうと思ったよ。」

こんなセリフをいうタイプではないのだが、どうやらその数秒間で、いろんなことを思い、さとりを開いたようだ。
よほどだったのだろう。

しっかし、なんで空気が抜けるのさ!っと思ったら、日ごろは使っていない車だったとの事。点検はしていたものの、見落としていた所があったらしい。
車。なにげなく便利に使っているが、今回の出来事で命を預けているんだなと、つくづく感じた。

「恐妻」恐い妻と書く。
出会ったのはまだ10代だった。こんなはずではなかった。

「えー?れもん、本気ー?はじめから こんな感じだったじゃない」

友人の声が、あちらこちらから 聞こえてきそうだ・・・。








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最終更新日  2005年05月26日 10時18分43秒
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