のんびり・ゆっくりダイエット

のんびり・ゆっくりダイエット

2026/06/09
XML
カテゴリ: 国内旅行





瑞巌寺のすぐ隣にある、小さな静けさの庭。
参道の賑わいからほんの数分しか離れていないのに、
門の前に立つと、空気が変わるのが分かります。









茅葺きの山門

やわらかな茅葺き屋根の山門をくぐると、
光が少しだけ柔らかくなり、苔の匂いがふわっと立ちのぼりました。









入ってすぐ、小さなお地蔵さまが静かに並んでいました。
供えられた花の色が、庭の静けさの中でそっと灯るようでした。









円通院の庭は、
一面に広がる苔がとても美しい場所です。

苔の上は踏むことができないので、
歩けるのは石畳の参道だけ。

それでも、
参道のすぐそばまで寄り添うように広がる苔を眺めていると、
ふかふかとした質感が伝わってくるようで、
庭の静けさが身体の中にゆっくり入ってくる感じがしました。











白砂と石の庭は、動かないのに動いているような静けさ。
瑞巌寺の壮大さとは違う、
ひとりの時間に寄り添う静けさがありました。









丸い窓が印象的な小さな東屋。
竹の屋根と木の柱が庭の緑に溶け込んでいて、
窓からのぞく景色が額縁の絵のように見えました。

風がそっと通り抜けて、
歩き疲れた心がふっと軽くなる場所でした。









苔の参道を抜けて少し歩くと、
木々の間から静かに本堂が姿を見せます。

道の両側には一面の苔が広がっていて、
近くを通るだけで、
ふかふかとした緑の質感がそっと伝わってくるようでした。

木漏れ日がゆっくり揺れて、
風が枝を揺らす音だけが聞こえてきます。

本堂の前に立つと、
庭の空気がさらに深く沈んでいくようで、
思わず背筋がすっと伸びるような感覚になりました。









三慧殿(厨子)

三慧殿(さんけいでん)は、円通院の中でももっとも大切な場所で、
建物と厨子は 国の重要文化財 に指定されています。

ここには、
伊達政宗の嫡孫・光宗(みつむね)公が祀られています。

ガラス越しに見える厨子は、
金や緑、朱色が繊細に重なり合い、
まるで小さな宇宙のような輝き。

この厨子には、
日本最古級の西洋バラの文様が描かれていると言われています。

なぜバラなのか──
それは光宗公がヨーロッパ文化に強い関心を持っていたから。

若くして亡くなった光宗公を偲び、
その想いを形にしたのが、
この美しい厨子であり、
後に作られた円通院のバラ園なのです。

厨子の前に立つと、
装飾の細やかさに圧倒されるだけでなく、
光宗公を想う人々の祈りが
積み重なっているように感じられました。











円通院のバラ園は、
ただの花壇ではなく、
ひとりの若い命を想うための庭。

白いアーチをくぐると、
静かな祈りの気配がふわっと漂っていました。











池のほとりでは、水面に映る緑がゆらゆら揺れていました。
庭の中でいちばん“呼吸”を感じる場所でした。









支柱に支えられながら大きく枝を広げる古木。
苔むした地面、池のほとりの静けさ、
そして長い時間を生きてきた木の姿。

円通院の静けさがすべてここに集まっているようでした。


続く・・


FC2・・はこちらから








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026/06/09 09:26:58 AM
コメント(13) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: