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職場の若者達が、薄茶色の封筒を 囲みながら、なにやら熱心に相談していた。 口を挟んでみると、とある封筒の記入方法について、あーでもない・こーでもないと、話しあっていた様子。 封筒を見ると、それは 郵政の現金書留封筒。 宛先以外にも、補償金額を記入する欄があり、その意味について議論していたのだった。お金を 直接送るにあたり、私達の世代なら、現金書留を使う方法をよく知っている。 通信販売なんかを利用するなら、20年前までは こちらの方が主流だった。 ところが、彼女らの世代では、通信販売はネットショッピングに変わっているし、現金決済の方法も 銀行振込み(もっと言えば、インターネットバンキング)が主流。 20年前には まだ幼児だった彼女らは、当然、現金書留なんて見たことも使ったことも無かったらしい。私達のような オッサン世代でも、今では、彼女らと同じインフラを使いこなしているので、彼女らの戸惑いは理解できる。 でも、私達にとっては ホンの一昔前の手法が、今では まるで実在しなかったもののように扱われていることに、ちょっとしたショックを感じた次第。。。
Jan 12, 2012
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斜めドラムの洗濯乾燥機が、4年で乾燥できなくなった。クチコミを調べてみると、同様の不具合報告が多数。特に、ヒートポンプまわりのホコリが問題になっていた。乾燥風を一方的に温めるだけではないヒートポンプ式。熱交換器の片側を暖房側として、乾燥風を温めながら、反対側を冷房側として、湿風を通して水分を除去する。ヒートポンプならではの冷・暖房の両使いとすることで、効率的と言うか、理にかなった乾燥方法だと思っていた。しかしながら、繊維質の衣類を乾燥させながら回すことで、ホコリが多く出て、それが空気の経路や熱交換器に付着。もちろん、途中にフィルターが何層か構えられているのだが、そこで除去できないものが、経年的に蓄積してしまう様子。我が家でも、ホコリの除去やヒートポンプユニット交換を実施。それに、風路のフィルターに穴を空ける改造をしてくれた。でも、対応したサービスマン、交換部品メモしか残しておらず、どこがどう悪かったのか、何を処置したのかはよく分らない。この4年で、最新式ではかなり改善されているようだが、クレームコストがばかにならないので?と心配になるほど。幸い、電器屋さんの5年保障に入っていたので、無償の対応。でも、もし4年で大がかりな修理が必要だと予め分かっていたら...きっと、この製品を買うことはなかったと思う。。。
May 17, 2011
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震災による自動車各社の生産停止が続いている。直後は、まずは生産に直結する一次部品に影響が現れたが、ここに来て、各種部品に使われる機能部品や原材料など、二次的・三次的なサプライヤーの被害による影響が見えつつある。自動車のみならず、家電を含めた多くの製造業に影響があり、JR西日本では、車両の部品欠品による運行本数削減を実施するとのこと。設計図面・仕様を再現させる形で仕事を進める最終製品の量産では、たった一つであっても、部品の不足があれば製品として成り立たなくなる。海外調達部品が増え、国内産業が空洞化しつつあったとは言え、部品の世界では、国内のサプライチェーンが複雑に絡み合っている。もちろん、国内でしか作れない高度な機能部品も少なくないだろうが、これまで「取るに足らない小部品」だと思われていた部品の数々や、コストダウンネタにならないほど安く、汎用の部品もそこに含まれている。今は、工場や調達バイヤーが青ざめた表情をしているだけだろうが、設計仕様を満たす代替部品・材料の採用がうまく進まなければ、営業活動や市場供給そのものへの影響が、広がるかもしれない。リケンショックのあと、BCPという言葉が流行っていた時期もあったので、それが最も進んでいた自動車各社だからこそ、影響がすぐに見えただけ。最終製品の量産が止まれば、そこに使われる他の部品の発注も止まる。この先、見えていなかった経済への影響がじわりじわりと広がるのでは...
Mar 23, 2011
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普段使いのオールインワン携帯になっているiPhone4。突然、画面が真っ暗になって、うんともすんとも言わず。電源ボタンも利かないし、充電接続してもダメだった。リセットボタンを探したが、それらしい穴が見つからない...ソフトバンクの対応を調べてみたら、ショップでは修理受付せず、iPhoneテクニカルサポートセンターで電話のみの受付とのこと。これは時間がかかるなぁ...と、ひと先ず落ち着くことにして、あらためて取説をチェックしたら、リセット方法の記載があった。「スリープ/スリープ解除のオン/オフボタンとホームボタンを、 Appleロゴが表示されるまで同時に10秒以上押したままにします」と書かれていたのをやってみたら、パソコンみたいに無事復活...なんか、怪しいなぁ...この挙動。保証延長プランに入っておこうかな。
Feb 17, 2011
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最近、自宅の固定電話から携帯電話に掛けると、呼び出し音が鳴るまで、30秒くらい待たされる。新しいインフラと古いインフラの混在がその理由だ。---年末にネットのプロバイダーを新しく変えたところ、標準装備の割安なIP電話が使えるようになった。ほとんどの場合、IP電話の通話料が最安値なのだが、他社の携帯電話に掛ける場合のみ、値段が逆転する。そのため、電話帳に登録された携帯番号に掛ける場合は、電話機の設定によって、IP電話を通さないようにしている。電話機がモデムに対して発するIP電話の解除番号は「0000」。ダイヤル回線のパルスだと、パルス10個×4回でかなりの時間。これに番号通知の「186」、それに番号間のポーズを入れると、ダイヤルのためのパルスを送り切るまで、20秒以上掛かっている。これが、電話が掛かるまでの待ち時間が増えた理由だろう。---今時のシステムなら、パルスの発生や検知も電子的に行っている。IP電話対応のADSLモデムだって、パルスをしっかり検知できる。ケチくさくダイヤル回線のままにしている我が家にも問題があるが、プッシュ回線との付加価値の差が薄まった今、価格差の妥当性は?新旧のインフラが混在すると、かえって不便になる例もあるのだと思った。
Feb 7, 2011
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ネット・無線環境を整備したら、その効果を計りたくなった。こちらのページで、簡単にネットのスピードテストができる。 ※ FLASH非対応のiPhoneでは、残念ながら 測定不可。で...計った結果は 6.86Mbpsで、ウサギ級とのこと。古い1.5Mbps契約から乗り換えた ADSL 12Mbps の契約なので、交換局との距離を考えれば、半分の速さが出れば上等だろう。最近、300Mbpsの無線LANルーターを2000円台で見つけて、どうしようかなぁ...と、ちょっと迷っていたところだった。今の無線は54Mbpsのままだが、実質スループットを考慮しても、あえて、新しい300Mbpsの機器に乗り換えずとも、大丈夫そう。我が家では、自宅のアクセスポイントを含めて、9局を検知できる。向こう三軒・裏三軒・両隣の全ての家に、無線LANがあるのかも。皆さん無頓着に使っておられるようで、同じチャンネルに数局が乱立。きっと、思うほどスピードが出なくなっているのではなかろうか。300Mbps機器は倍の帯域幅を要し、これが混戦に拍車をかけている。空きチャンネルを狙うなら、古い機器のままの方がいいかもしれない。
Jan 20, 2011
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iPhoneを使うようになり、PCを使うかどうかとは関係なしに、USBが電源規格として、普及し始めていることに気付いた。例えば、ACアダプタ単体の出力端子がUSBになっていて、そこにケーブルを接続して、携帯電話を充電するiPhone。その昔、携帯電話1機種ごとにバラバラだったアダプタが、同キャリア内では統一されてきたとなぁ...とは思っていた。そして、アダプタの統一をさらに進めてくれそうなのがUSB。5Vで数100mAの電源が取れれば、液晶搭載機器には十分。メモリナビや携帯オーディオ機器、携帯電話あたりが これに相当。シガーライターからUSB出力を取り出す安い機器もあるし、対して、USB給電を前提とした携帯用の電源ケーブルも格安だ。非常用電源として、充電池をベースにしたUSB非常電源など、USBの介在で、電源の汎用性が広がってゆくことも期待できる。これまで、家電製品や携帯機器用の電源まわりについては、一見簡単に思えても、なかなか統一が進んではいなかった。極性や微妙なサイズ違いのACアダプタが個々に用意されるので、我が家でも、予備用に、過去のACアダプタを多数保存している。改めて、引出しにしまってあったACアダプタの大群を眺めてみると、スイッチング回路が進化のせいか、ずいぶん小型化したことに気付く。どこにでもあるレトロな製品だと思っていたが、技術の進化に感心。
Jan 15, 2011
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家を建てる時、将来は各部屋に有線LANを通すこともあるだろうと、配管と目隠しパネルだけ先に施工してもらっていた。 当時、1台のiMacを内蔵モデムで接続しただけのネット環境だったから、それで十分だと思ったが、その後の無線LANの普及で有線LANは計画倒れに。 ただ増設したテレビのアンテナ線を通すのに役立ったのだから、配管自体は無駄にならなかったのが幸い。288Kの内蔵モデムから 1.5MのADSLに変更した数年後、ノートパソコン導入にともなって無線LANを入れたのが4~5年前。 その後、大して整備されることもなく放置されていたネット環境だが、最近になってiPhone4を導入したり、デスクトップPCの故障でノートPCがメインに繰り上がったりして、なんだかネット環境の遅さや不安定さが目に付くようになった。買い取りだったADSLモデムを新調する手間を思えば、他社のサービスに乗り換えた方が楽だと分かり、お手頃な12MのADSLに乗り換えた。 光にしなかったのは、外壁に新しい穴を開けるのがいやだったためで、ケーブルテレビの方は、ちょっと割高だったのが忌避理由。 ついでに、USBで接続していたバックアップ用HDDをメディアサーバーにつなげて無線化したり、リビングのテレビも無線化して、紅白の投票ができるようにした。 プリンタは以前から無線なので、これでオール無線化が完成。いろいろやったが、テレビ用無線LAN:2900円、HDD用メディアサーバー:2200円と、機器がずいぶん安く売られていることには驚いた。 キャンペーンでもらった無線LANルーターも2台ほど転がっている。 決して住宅密集状態でもないのだが、ネットワークをサーチすると、常時5~6台の親局を発見できるのだから、無線LAN機器の普及は、下手な調理家電よりも上を行くのかもしれない。
Jan 8, 2011
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久しぶりに、外付けHDDを購入した。1TBで6980円(送料込)と言うから、この一年で、2割は値下がりした様子。容量単価なら、1.5TBあたりがお得だが、動画をさほど扱わない我が家では1TBで十分。現在、2つのHDDで データをパラに保存している。もちろん、HDDクラッシュ時のリスク回避策だ。そのHDDも、定期的に新しく入れ替えることで、ハードとして安定な状態を保つというスタンス。光学メディアに小まめに バックアップするより、コピーしながらHDDを買い替える方がラクとの判断。---今回は、3年前の300GBを1TBに容量アップしたが、ついでに、余ったHDDを、テレビに接続してみた。ブルーレイを再生できるテレビとして指名買いしたが、USBでHDDを繋げば、おまけで 録画機能が生きてくる。実際に操作してみると、リモコンがシンプルなせいか、録画・再生は、思ったよりも 使いやすそうな感じ。一昔前は、VHSのデッキ1台でがんばっていたこと訳だが、当時のテープ10本分の値段で、テレビでも録画できる時代。デジタル家電の感動が、案外薄かったと感じていた矢先、その進歩は、やはり侮れないものだと再評価できた夜だった。
Sep 30, 2010
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この夏、テレビを二台も買ってしまった。。。もちろん、エコポイントに踊らされてのことで、まだ十分働いていたワイドテレビを捨てての消費。偉大なソニー・トリニトロン技術の集大成のモデル、平面ブラウン管テレビの画質とも、明日でお別れだ。計35000点ののポイントは、スーパーの商品券に交換。平常の買い物に使えば、新たな消費に回ることはない。AQUOSと言えば、数年前まで亀山モデルが名高かったが、高付加価値モデル以外は、海外に生産移管されつつある。その他、多くの基幹部品が海外から来ていると思われ、私の消費は、国内のサプライヤへは回らないかもしれない。エコポイントの効果が 最終製品メーカーだけを利し、国内の中小部品メーカーの隅々まで行き渡らないとしたら...エコポイントが生み出す設備投資は海外へとシフトし、日本の製造業は、ますます空洞化してしまうような気がする。商品券のツケを我が子に 転嫁しているような気がして、新しい家電を手にした喜びと共に、空しさが残ってしまった。
Aug 28, 2010
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スイス旅行に行くと言う両親が、デジカメを新調。えらく小さくて、動画処理に定評のある最新モデル。電器屋さんに行き、勧められるままに購入したのだろう。---孫にファインダーを向けて 遊んだりしていたのだが、すぐにトラブル発生。写真が撮れないと困っていた。ディスプレイをチェックすると、残り撮影可能枚数 1枚。満タンのメモリカードを入れておいたのに...と怪訝な父。試しに 画質を最小限に落しても、数十枚しか撮れない。いろいろ調べると、128MBのSDカードが入っているのを発見。数年前のカメラで使っていたカードを、そのまま移植したらしい。私が 手持ちで持っていた予備の2GBのカードを入れて返した。---仕事がら、1980年代からメールやネットを使ったり、PCだって、パンチ入力の時代から手にしていた父。倍々で容量もスピードも増えるデジタル環境の変化も速いが、高齢者枠に入った父のITリテラシー低下が顕著なのも事実。私も、いつかああなるんだろうなぁ...と考えさせられた。。。
Aug 13, 2010
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iPhone(アイフォン)と聞くと、未だにこちらを思い出す私。インターホンを検討したことがある人には分かってもらえるかも。巷で話題のiPhone4に機種変更したのは、実質ゼロ円の価格と、前機種N73がグループウェアと同期できなくなったという事情。ながらくお世話になったシンビアンOSの携帯Nokia N73も、一応は、スマートフォンを呼ばれるジャンルに入っていた。今回のiPhoneは、iPadと同じOSとプロセッサを搭載しており、小さいながらも、びっくりするくらい使いやすいスマートフォン。そもそも液晶の解像度が良い上に、画面の拡大縮小は自由自在。3Gネットワークを経由した接続も、ヤワなPC環境より軽いかも。軽快で操作性が良いので、今まで敬遠していた様々なアプリにも、iPhone4の上だったら、トライしてみようかという気分になれる。Google Earth、streetviewを使った標準搭載マップを使うと、ほんの数秒で、現在地周辺を 上空から見下ろした地図が表示される。乗り換え案内もPCより速いし、ロマンスカーの予約アプリまである。旅行先で、事前検索した情報を持ち歩くのは、もうやめようと思った。スマートフォンの特性を言葉で語るのは難しいが、クルマに例えると、ハンドリングが良く、エンジンが気持よく吹き上がるBMW MINIのよう。グループウェアとの接続アプリもサクサクと動いていて、仕事にも万全。後は、Apple特有のコントロールされた快適世界に慣れるだけか...
Jul 10, 2010
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先日の出張では、珍しい飛行機をたくさん見た。出発を待つ 暇つぶしがてら、写真に撮ってみた。LAN航空(チリ)、エールフランス、TAM航空(ブラジル)Middle East航空(レバノン)TAP・ポルトガル航空"webjet(ブラジル)アビアンカ航空(コロンビア)エティハド航空(ドバイ)、エアベルリン(独)ゲルマニア航空(独)トーマスクックエアライン(英)マルタ航空マレーヴ・ハンガリー航空LAN航空(チリ)ロイヤル・ヨルダン航空南アフリカ航空これらのエアライン・路線のひとつひとつに 国や文化があり、いろんな人達が、見たこともない生活を営んでいるんだろうなぁ...
Jun 8, 2010
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ちょっと危ない地区に行ったら、電線に 靴がぶら下っていた。たくさんあったので オマジナイかと思ったら、違うらしい。サンパウロ近郊で よく見かけるのが、監視塔付きの施設。映画に出てきそうな刑務所が、当たり前のように佇んでいた。とある会社の応接室にあったアート。人類と自然と都市を表現?レーザー加工機でカットした電子部品を素材としており 新鮮。隣り合うビルの上階を結ぶ 渡り廊下。後付け感が漂っていた。でも、地上20数階の高さともなると、さすがに ちょっとコワい。坂の多い都市なので、見上げるビル街の夕景が美しい。
May 31, 2010
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休みの日、サンパウロ一の大通りを散歩してみた。行き交うフランス車を眺めながら、ホッとするひと時。と...なにやら横断歩道のところに人垣を見つけた。近づいて見ると、歩道側にサッカーゴールが設置され、大通りの中央分離帯側から、ゴールキックに挑戦している。どうやらCMの撮影のようだったが、日本ではあり得ないかも。赤信号の間だけだったハズのゴールキックが盛り上がってしまい、青になっても横断歩道を占拠し続け、クラクションの嵐を受けていた。---日曜ゴールデンタイムのテレビ番組も、ちょっとおもしろかった。日本では大河ドラマが放送されている時間だが、この国では...こちら、一見は フツーのバラエティ番組に見えたのだが...5億ヘアル(=250億円)?だとか、お金の話がやたら出てくる。どうやら、テレビの電話投票を使ったビンゴのような宝くじ。視聴者参加のランバダ選手権の様子を延々と放送するチャンネル。お子様もテレビを見る日曜20時だが、オヤジ向けサービスが過剰。少なからぬバラエティ番組で、こんな姿の女性ダンサー達が踊る。---子供の頃に見た「どっきりカメラ」のような番組がコチラ。街角のバーで楽しく酒を飲む仲間。足元に酒を吐くと、それが炎上。ただし、このおじいちゃんは、足元の惨状にまったく気付いていない。もう一度挑戦して、やっと炎上に気付いたおじいちゃん。どっきり成功!「お父さん、ほらほら、カメラはあちらですよ!」 「あ~、やられた~」---こちらは、湾内クルーズの小船に乗り込んだリゾート客たち。青い空、青い海、気持ちの良いクルーズになるはずだったのに、船長と乗組員がケンカを始めてしまう。さらに、あろうことか銃をぶっ放す。船内は阿鼻叫喚の修羅場になり、逃げ惑う乗客たち。中には、海に飛び込む人達も。これらも、全てドッキリカメラのワンシーンで、日曜20時台の放送。銃声を聞き、一斉にその場に伏せる乗客たちの手際良さ。犯罪の多いこの国では、ちょっとシャレにならない設定かも。
May 24, 2010
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盆や正月でさえ、多くのお店が開いている昨今の日本。便利にはなったが、なんだか季節感が失われた感もある。日曜日には、家族でショッピングを楽しむ人も多いが、逆に、お店の人は いつ休んでいるのだろうと心配になる。対する欧州や南米では、日曜のショッピングは楽しさ半減。と言うのも、日曜日はお休みという店が 少なくないのだ。あるいは、午前中が休みで 昼から開くという店もあるので、日本の感覚で出かけると、シャッター街の寂しさを味わうハメに。北米では 開いてる店もあり、日本に近いような気もするが、とにかく観光客にとって、滞在中の日曜の過ごし方は悩み所。---逆に、彼の地でも、日曜の朝に人であふれるスポットもある。それは 礼拝が行われる教会。平日は閑散としているのだが...サンパウロの とある教会への通りには、多数の出店が出ていた。お菓子やフリマ風の衣類に、ちょっとしたスナックや飲み物など。皆さん信心深いのだろうが、あるいは礼拝が一つの楽しみになのかも。
May 18, 2010
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南米からの出発時刻は、大抵 夕方~夜になる。北米だと早朝、欧州だと昼頃に到着するため。出発便名を見て、遠くまで来たんだなぁと実感。最も多いのは、隣国のアルゼンチン行きの便で、次に多いのは、北米や欧州などに向かうエアライン。今日の便は、スターアライアンスつながりのユナイテッド。最近、外装デザインが変わってきているが、今日は旧塗装。9・11同時多発テロを思い出させる塗装は、もはや稀少かも。---早朝のワシントン・ダレス空港を抜け出し、高速バスで市内へ。午前7時前だと言うのに、もう通勤ラッシュが始まっていた。バスから乗り換えた最寄の地下鉄駅では、通勤スタイルの勤め人達。スーツやカジュアルジャケット、ジーンズなど、服装は人それぞれだ。FBI本部ビル近くの大型書店で、子供のみやげの本を買ってから、とある観光スポットの開館時間まで、散歩して時間をつぶした。新緑に映える街路樹の根元では、リスさん達が遊んでいた。往路でも見かけたので、フツーに街中で暮らしているらしい。朝9時から見学できるのは、連邦政府ビル街にある旧郵政省ビル。時計台のあるタワーが公開され、内部にはフードコートもある。さすがに100年以上前の建物なので、エレベーターもレトロ。内部は吹き抜けになっていて、ガラス屋根から指す光が美しい。タワーから見た景色は、こんな感じ。ワシントン記念塔は、D.C.では最も目立つ建物で、いい目印になる。タワーから、国会議事堂が鎮座する キャピトルヒル方面を望む。国内線中心のレーガン空港は、ワシントン中心部に隣接している。離陸した飛行機は、ホワイトハウス上空を避け、急旋回してゆく。前回に続き、またまたマリーンワンが飛んでいた。ひょっとしたら、上空警戒か何かで、いつも飛んでいるのかも?---飛行機の乗り継ぎの合間の小旅行ゆえ、慌しく地下鉄駅に戻った。9時半をまわると、通勤ラッシュが終わって、車内は閑散としていた。車内にアルストムの銘板があった。ニューヨークに工場があるらしい。そう言えば、サンパウロの地下鉄も、アルストムの現地工場製だった。
Apr 28, 2010
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帰りの飛行機は、久しぶりに窓側の席だったので、いつもはカバンに入れたままのカメラを出してみた。---ゲートにつくと、ついつい機体を確認してしまう。あれっ? 今日はANAじゃないの???と少しびっくり。ANAの機体なのに、自社のロゴマークよりも、スターアライアンスのロゴ・文字の方が大きい。今回は、NH1便という便名で、ANAのトップナンバーの路線。所要時間14時間と5分。ANAの中でも、最長の路線だと思う。---外国っぽい、派手なカラーリングの機体が並ぶダレス空港。首都の空港だけあって、ビジネスジェット専用のエリア。お昼の出発となると、離陸待ちの便が混みあうのはどこも同じ。ただし平行滑走路が3本あり、5便が並んでも、待ち時間は10分以下。---離陸した飛行機は、北極圏に向けて、すぐにカナダ領空に入る。大陸の穀倉地帯では、上空から見て分かるくらい、広い畑が続く。北極圏では、流氷となって流れ出てゆく氷の島が見えた。タイタニック号は、こんな氷に 衝突したんだろうなぁ。GE90周年のロゴが描かれた、B777-300ERのジェットエンジン。と思っていたら、GE90というのは、ジェットエンジンの型式とのこと。---12時間が経過し、日本上空に到達。その間に見た映画は3本。太陽を追いかける形での飛行なので、ずっと昼間だった。成田空港近くでは、水田に水が張られている景色が見えた。気温は低いままだが、田植えのシーズンは もう間近だ。この風景を見て、日本に帰ってきたんだ...とホッとした。世界の中では、日本の空港でしか見ることができない風景。
Apr 25, 2010
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昨日紹介したヘリが飛んできたのは、こちらの方角から。芝庭に輝く白亜の建物は、誰もが知っているホワイトハウス。アメリカ人にも人気スポットのようで、観光客が集結していた。皆がカメラを構えているし、小さい子はフェンスに攀じ登ったり。ここを警備する警官は わずかに数名で、なんともシンプルな警備。ただのパトカーではなく「Secret Service」の表記が珍しい。こちらは自転車で警備する警官。サングラスは面が割れないため?パッと見は、ロードレーサーのトレーニングをする人にしか見えない。---ワシントンで楽しみにしていたのは、スミソニアン航空宇宙博物館。世界で最も見ごたえがある博物館の一つで、もちろん観光客にも大人気。目の前の飛行機は、前世紀最大のヒット航空機の一つ、ダグラスDC-3。こういった実物の機体が、所狭しと 館内にビッシリ展示されている。艦載機のコーナーに展示してあったダグラスA4-Cスカイホーク。小学生の時 プラモ作ったが、☆マークのシール貼りが難しかった。最も有名な日本の航空機は、三菱零式艦上戦闘機52型(通称ゼロ戦)。私は国粋主義者ではないが、これを見た時には、ちょっと誇りを感じた。メッサーシュミットMe262Aは、第二次大末期のジェット戦闘機。進んでいたドイツのジェット技術を、戦勝国が挙って取り入れた。航空機だけでなく、宇宙技術にも貴重な展示がたくさん見られた。アポロ宇宙船の月着陸に備え、訓練に使われた実機と同様の機体。冷戦時代の産物、パーシングIIとSS-20のライバルミサイル対決。前者は米国、後者は旧ソビエトのもので、どちらも核弾頭搭載。両機種とも中距離核戦略全廃条約により全数廃棄されているが、冷戦時代、核戦争の恐怖を身で感じていた世代には、凄みがあった。
Apr 21, 2010
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2月に車窓から見た電車に、思いがけず乗ることができた。地下の駅から地上に出ると、石造りの重厚な建物に入口が。Federal Triangleと言う名の駅を一歩出たら、そこは官庁街。こちらは かの有名なFBI本部。前に 対岸や飛行機から見えた記念塔に、足を運んでみた。と...飛行禁止となっているはずの区域に、なぜかヘリの姿。拡大して見ると... これはひょっとして??火山の影響で、思いがけず 海外出張が取りやめになった要人。そして、私のように、思いがけず そこを訪れることになった人。遠いと思っていた人の人生が、すれ違う瞬間があるのだと感じた。
Apr 20, 2010
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サンパウロのとあるお店のショーウィンドウ。ブランド品を飾るように並べられているのは、日本製の炊飯器。現地の方に話を聞くと、なかなか良い炊飯器が無いとのことで、結局、日本から輸入した高価な炊飯器に買いなおす人もあるそう。思えば、今の日本の炊飯器は、ベーシックな炊飯機能に加えて、高圧沸騰やらIHやら、ずいぶん付加価値特性・機能が増えている。米食文化は 必ずしも一般的ではないが、認知度はアップしており、ひょっとしたら 炊飯器が、隠れたグローバルヒット商品になるかも?
Apr 4, 2010
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日本から25~30時間はかかる 地球の裏側の国。1100万人都市のサンパウロの街中を歩いてみると、和名を その看板に掲げるお店は、ホントに多い。---ある店に入ってみると、寿司を店名に冠していても、メニューには、あらゆる日本食が掲載されていた。握り寿司、巻き寿司、お造り、すき焼き、寄せ鍋、かつ丼、焼きそば、ラーメン、とんかつ定食など。日系の板さんが作るかつ丼に挑戦したら、素晴らしく美味。日本国内で供された食事だったとしても、大満足のレベル。ただし、一人前が 日本の倍くらいあることを除いては...---ショッピングセンターのフードコートなどに多いのが、ビュッフェスタイルになっている、量り売りのレストラン。食べたいものを食べたいだけ盛り付けたお皿を持って行き、レジの秤で計ってもらって、重さに応じた金額を支払う。こちらはビジネス街にあったお寿司の量り売りビュッフェ。日系人のみならず、あらゆる人種がランチを楽しんでいた。---ブラジルの名物料理は、お肉を目の前で切ってくれるシュラスコ。ポルトガル語はRをHみたいに読むので、正確にはシュハスコ。着席時にもらった札をテーブルに置き、それが緑である限りは、いろんな部位を次々に焼いて、どんどん持ってきてくれる。食べ放題みたいなシステムなので、その流れには際限がない。ただし、札を赤にしていてもストップがかからないこともある。当地では牛肉が豊富で安いので、日本ほどハードルが高くない。海外で食べる牛肉は、ガムみたいだったり、堅かったりするが、ブラジルのお肉は、日本人の口に合う食感で、おいしく頂けた。---短期間の滞在なので、ブラジル料理を堪能しきれていないのが心残り。でも、日本人が食事に困らないというのが、ブラジルの一番の印象だった。
Apr 2, 2010
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関西空港からの電車で、ドイツ人グループと乗り合わせた。よく考えたら、私もドイツからの便だったので、偶然ではない。英語版の新幹線時刻表を指しながら 議論しておられたので、「May I help you , about shinkansen ?」と声を掛けてみた。聞けば、外国人向けの JAPAN RAIL PASS というのを使って、新大阪で新幹線に乗り継いで、岡山の学会に参加するらしい。この切符、「新幹線は のぞみが使えない」などの制約があるが、そのあたりの細かい約款が、なぜか小さな日本語で書いてある。英語版の時刻表にも、自由席と指定席の説明が不足していて、外国からのお客様には、ちょっと不親切な国だなぁ...と思った。モバイルPCで調べて、新大阪駅の配置図と乗り換え時刻、ホームの番号と、窓口を介さず乗れる自由席の号車を教えた。---ところで、そのうちのお一人が、たまたま日本ファンだった。テレビもビデオもPanasonic製。クルマはトヨタのアベンシス。週末には、京都に遊びに行くことを楽しみにしているとのこと。海外で製品を売る私たちは、こんな日本ファンに支えられている。対する私は、ドイツ製品と言えばブラウンのヒゲ剃りぐらい。ドイツの街も、数時間滞在しただけのフランクフルトしか知らない。もっといろいろ知らないといけないなぁ...と、思うことしきり。
Mar 30, 2010
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とあるホテルで見つけたエレベーター。ホールに、フツーの部屋のような木製ドアがあって、その向こうに、スライド式のエレベータードアが隠れている。エレベータが到着しても、シグナルや信号音は皆無だ。丸い小窓の向こうに 明るいエレベータ室内が見えたら到着。---1階に降りようとボタンを探したが「1」のボタンがない。地階のないホテルなので、「2」の下の5つのボタンが答えか。試しに「P0」を押してみたら、アラーム音が響き渡った。どうやら、非常警報か何かのボタンだったらしい...結局、全ボタンを押したら、エレベータは無言で動き出した。ある階にエレベータが停まって、金属のスライドドアが開くと、その向こうに現われる木製ドアに、階を表すプレートが貼ってある。エレベータの中には、現在地の階表示が存在しない。自分が何階にいるのかは、ドアが開かないと分からない。また階に到着して、いったん停まったなと思った後に、ガクンと音がして、数センチだけエレベータが下降する。降りる時には段差ができているので、躓かないように要注意。このエレベータを製造したのは、こちらのメーカー。---エレベータの外にも現在の階表示がないものだから、呼んだエレベータが来るのか来ないのか、予測不能。いらだった乗客たちは、ならんでいる全てのボタンを押す。その度に、全てのエレベータが行ったり来たりして混乱。ちなみに、1階に行く場合の正解は「T」のボタンだった。。。
Mar 23, 2010
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レンズの中にホコリが見つかったデジカメ。キャノンのフリーダイヤルに電話してみたら、購入後1年以内なら、保証対応可能との返事。自腹メンテかな?と懸念していたので、安心して、サービスセンターに持ち込んだ。預ける際には、完了日時の希望も聞いてもらえたし、返送前には、受け取り時間指定の確認電話もあった。戻ってきたカメラを見ると、厳重な梱包もさることながら、ホコリを避けるためか、本体がフィルムで密封されていた。修理内容の明細を見ると、レンズ清掃だけかと思ったら、細部の分解が難しいのだろうか。レンズASSY交換とのこと。電話受付・現物受付・修理・返送と、素晴らしい対応だった。---一眼レフならいざ知らず、たかが普及品のコンパクトデジカメ。しかも、ホコリと言う ちょっと曖昧な事情に対し、真摯な対応。カメラという、半ば嗜好品を扱うメーカーのこだわりを感じ、次回も、キャノンの製品を買おうと、心に刻み込んだ週末だった。
Mar 6, 2010
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子供の頃に読んだ ジュールベルヌの空想科学小説の題名から、2万マイルとは、とてつもなく長い距離だと思っていた。ところが、先の出張で貯まったマイルは、3万マイル近く。一回でこれだけ貯まったのだから、ちょっとびっくり。同行した年配の方は、累積で30万マイルを超えたらしく、貯まったマイルの使い道がないと、ぼやいておられた。日本発着路線が少ないデルタなので、使い道に思案が必要...
Mar 4, 2010
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前回の出張では、アメリカからメキシコに入った途端、ホテルの売店でも、英語が通じないという事態に...そこで、スペイン語圏・ホルトガル語圏のことも想定し、多言語を持ち運べる電子辞書を、いろいろ物色してみた。ところが、お店で見かけるカシオやシャープの製品だと、ポルトガル語の辞書機能は標準でなく、せいぜい会話集どまり。ビジネスシーンも考えると、トラベル会話集では心もとなく、その上、数万円台にも到達するお値段は、割りに合わない。---多言語を 紙の辞書で 持ち歩くことを覚悟していたら、ネットで GLOBAL TALKER 翻訳機という商品シリーズを見つけた。商品企画を日本で行って、設計・生産が中国というパターンか。ちょっと野暮ったいデザインだが、手のひらサイズで携帯性良好。今回 9000円台で買った廉価版でも、収録単語:28,000×12言語、収録文例:2,300×12言語という辞書を有し、必要最小限をクリア。操作性は、一昔前の携帯電話のような感じだが、使いやすい。ローマ字・携帯電話風かなで入力すると、即座に各国語に変換。日本語でドンピシャの単語が出なくても、英語で入力してから、それをスペイン語・ポルトガル語に変換することもできる。さらに発音までしてくれるのだから、モノマネ派には大変便利。ただし、スピーカーが小さく、発音がこもった感じなのが残念。でも最悪、発音が通じなければ、画面を見せればなんとかなりそう。ただし、翻訳機と言う日本語名は、ちょっとオーバースペック。単語・会話集をしゃべる「GLOBAL TALKER」という英語名が適切か。---各国語をしゃべらせて遊んでいたら、4歳児が近寄ってきた。しかも、鉄道の英語アナウンスをマネしながら...どこで憶えたのか、京浜急行の羽田空港到着の車内放送だった。4歳児なりに、発音もそれなりに聞こえるのが 不思議だが、よく考えたら、語学ではなくモノマネなのだから、当然かも。
Mar 2, 2010
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私が新入社員の頃から存在する手法だと思うが、職場に、勧誘の電話がかかってくることがある。不動産の投機や よく分からない金融商品など、売るものは様々だが、電話のスタイルは ほぼ同じ。いったん 狙いの人物に電話がつながってしまうと、ひつこく食い下がったり、電話口で逆切れされることも。---昔なら、職場の住所録が漏れたようなケースが多かったが、最近では、展示会で記名したものなどが、漏れているようだ。古い名簿を見たと思われる古株のメンバーへの電話が減り、展示会にアクティブに参加するメンバーへの電話が増えてきた。電話のスタイルも、時代につれ、少しずつ変化してきた。以前は名を名乗らず、個人を指名することが多かったが、最近では、それっぽい会社名を名乗ることが少なくない。また、明らかに電話慣れした それっぽい人が減ってきて、慇懃で落ち着いた女性の声もあり、見抜きにくくなってきた。---現在の対策は、一見さんと思われる会社名を名乗った場合には、いったん本人は不在と告げた上で、用件を聞くようにしている。怪しい勧誘電話の場合には「個人的なことだったんで」とか、「ごあいさつだけですので」などと、用件を明らかにしない。この時には、本人は不在・予定も分からないという姿勢を貫き、先方に「手間をかけるだけムダ。次に行こう。」と思ってもらう。二度と掛けてこないように 相手に強く言うのは簡単だが、変に電話を拒否すると、いやがらせを受けたり、ややこしい。相手もビジネス。手間に見合わなければ優先度を落とすハズ。いつか再び掛かってくるとしても、気長に婉曲に遠ざけ続ける。---しかし、勧誘電話を生業としている人も、大変だろうと思う。一日に数百件の電話を掛けたら、喉もガラガラになるだろう。内容を見ると、100人に電話しても 一人釣り上がるとも思えない。ネットやメールでの様々な手口を見れば、もはや古風なやり方だ。早く景気が良くなって、落ち着いたビジネスになりますように...
Mar 2, 2010
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ラジカセのデザイン!という写真集を借りてみた。70~80年代に一世を風靡したラジカセを多数収録。ある世代の方には、懐かしく楽しめる本だと思う。---表紙の写真を飾っていたのは、NATIONAL RX-5350(1982)。ステーション型と呼ばれる多機能タイプの最終世代。いろいろな調整ツマミの存在が、多機能を主張している。こうしたデザインに、なんとも言えない憧れを感じたもの。---TOSHIBA RT-S2800(1976)は、生録ブームに一役買ったモデル。今にして思えば、デジカメで動画を撮るようなイメージかも。いかにもジャマっけな パラボラ型集音マイクもカッコイイし、松本零児のマンガのメカを思わせるデザインもすごい。---搭載できるものを全て詰め込んだ SHARP CT-6004(1980)。自室にテレビが入る前の世代の私にとって、憧れの製品。---BCLブームに乗ったのが、SONY Skysensor CF-5950(1976)。スプレッドダイヤルで短波の微細チューニングを行う本格派。この後に出た周波数デジタル表示の短波ラジオになっても、アナログモデルは、黒光りするモデルガンのような存在だった。---VICTOR RC-555(1980)は、ヘッドホンステレオが分離する。ウォークマンでも似たようなモデルがあって、私も欲しかった。---「おしゃれなテレコ」というネーミングの SANYO MR-U4SR。妹が使っていたものを、ダビングのために度々借り出した。---私が使っていた SANYO MR-V9(1982)も、ちゃんと掲載されていた。DOLBYにMETAL/Crテープまで使えて、ちょっと硬派な音質重視モデル。---2010の今、アナログ技術は あまり表舞台に出てこない。デジタル技術の土台を支えながら、静かな脇役を担っている。デジタル時代前夜の80年代、半導体デバイスの進化によって、アナログ技術が、一気に小さく、集積化された時代であった。音楽の裾野を中高生に広げたラジカセは 役割を十二分に全うし、その後ミニコンポへと進化し、デジタルオーディオにも繋がったこの時代のラジカセは、アナログ機器特有の頑丈さを持っており、役割を終えた今も、現役同様の輝きを保っている姿が 眩しく見える。
Feb 28, 2010
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この年になって、学生時代の奨学金を完済した。私が 借りていたのは、毎月8万円×2年間で、社会人になってからの返済は毎年12万円×16年。大学に残ったり、公的な研究機関に就職すれば、このお金は返済不要となり、ずいぶんお得な措置。父の時代には、そんな措置はなかったそうなので、平成の学生さんは、とても恵まれていると思う。---私の場合、無利子の借金で 学生時代のゆとりを買い、社会人になってから、時間をかけて返すというイメージ。大きな声では言えないが、バイト代を合わせて、マイカー購入に使ってしまったという経験がある。奨学金が無くても、私の学生生活は なんとかなったろう。今の奨学金は、そんな風に使われることも多そうだ。社会人になってから、無利子の奨学金の原資のことや、借りることで社会にかける負担にも、配慮が及んだ。しかし、学生時代の私には、そこまでの思慮は無く、ただ、もらえるお金はもらっておこうという動機のみ。---最近では、借りた奨学金を返さない人が多いらしい。生活困窮を理由とする人もいるが、給食費滞納のように、返せないのではなく、返さない人もいるという話を聞く。社会人になっても、先の配慮が身に付かない人もいるのか。経済が停滞する背景には、そんな社会・世相があるのかも。
Feb 25, 2010
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15000マイルの米国・メキシコ出張にも同行したデジカメ。ビジネスのサンプル撮影から、現地の珍しいクルマ、はたまた 結構難しい 雪原の撮影まで、大活躍した。12倍ズームがあることと、シャッター速度や感度など、全てマニュアル設定できたのが、便利さのポイント。---ところで、帰国後、レンズを拭こうと観察してみると、なんと、レンズの中にホコリが入っていた...(泣)ズームレンズだと、機構の動きでホコリが入りやすいが、これほど早く入ってしまうとは、ちょっとガッカリ。とりあえず、撮影してみて 変な陰が写るようなら、キャノンにメンテナンスに出そうかなぁ..と思案。1万円くらいはかかることを覚悟しておかないと...
Feb 24, 2010
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久しぶりに海外に出ることになり、旅行用品をチェック。足りないものは 早めに見つけ、買い足さなねばならない。前職の時に使っていた用品で、たいていは事足りたが、手持ちの腕時計のみ、メイン4本の全てが電池切れだった。そう言えば、特に、クルマ通勤をするようになってから、腕時計を使わない生活をしていることに思い当たった。一本 また一本と、蓄えられていたエネルギーが底を付き、全ての腕時計の針を止めるまでにかかった年月は、数年ほどか。---時計が無くても済むのは、代わりになるものがあるからだ。クルマのMFD、それにPCや携帯電話にも、時間は表示されている。タイムサーバーや基地局のデータで、遅れ進みなく正確な時計だ。加えて、体内時計に由来するのか、私には一種の計時感覚もある。いつも、ふと壁の時計を見ると、大抵 ±15分の精度で合っている。疲れていなければ、目覚ましが鳴る5分前に目が覚めることも多い。分単位の細かい部分は、先の代替時計を使えば事足りるのだから、腕時計を身に付ける習慣を失っても、仕事にも私生活にも支障がない。---久しぶりに身に着けた腕時計は、なんだか こそばゆい感じがした。「着けて帰られますか?」と問われた私は、思わず「いいえ」と答え、せっかく息を吹き返した腕時計達は、再び包装されて 私の手に戻った。
Feb 5, 2010
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とある図書館の、時代と湖の変遷を説明する展示。そこには、時代を代表する製品群が置かれているが、懐かしいものが多くて、いつ行っても足を止めてしまう。例えば、1990年前後を見てみると...宮沢りえのヌード写真。 私も一冊持っていた。発売は衝撃的だったが、見てみると意外に...?MacintoshのSE/30。 卒論をSEで作成した私には思い出深い。我が家にも、同じモデルが一台あるが、まだ動くのだろうか...ファミコンの展示品には、ご丁寧にソフトまで挿さっていた。マスクROMでプログラムを書き込むというハードに 時代を感じる。スーパーファミコンの周りには、思い当たらないオモチャも。当時の家電製品。 コードレス留守番電話が普及したのも この頃。自室に電話を持ち込むというスタイルが、携帯文化に繋がったのかも。ピンクレディの人形? ひょっとしたら、古い年代に越境したかも。手前のF14そっくりの機体は、何のアニメだったか...忘れた。セーラームーン。 コスプレ文化は、この頃から始まった?当時は、純粋に子供向けアニメだったような気もするが...---2000年代、1990年代、1980年代と時代を遡ってゆくと、子供の頃に 家にあった製品やキャラクターが見て取れる。冷蔵庫のダイアル形状、テレビのチャンネル表示など、なんとも言えない臨場感と共に、古い記憶が甦ってくる。
Jan 26, 2010
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何気にPCを立ち上げたら、ネットワークが不通。あれっ!?と思って調べると、無線LANが停波していた。ご近所の各局はいつも通り受信できるので、親局の問題。家具の裏に隠していた 親局を引き出して調べてみると、機器のACアダプタが冷たくなっており、電源故障の様子。困ったなぁと、ACアダプタの家内在庫を調べてみると、10年前に、ZIPドライブに使っていたものが合致した。とりあえず、そいつを適用することで親局は動作再開。無事に、ネットワーク環境を復旧することができた。---それにしても、ZIPドライブ懐かしいなぁ。。。FDDの親玉みたいな機器で、100MB/250MB/750MBの容量。一時は、ポストFDDとまで言われていたのに、いつの間にか、我が家でも使わなくなってしまった。パイオニアのMac互換機に接続していたあの頃が懐かしい...
Oct 9, 2009
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ゆとり世代の仕事ぶりに接することが多い。最近の新入社員や、インターンシップの学生など。80年代の後半に生まれた層が、社会に出始める時世。22歳の大卒のみならず、24歳の修士卒も一部該当する。昨年までは、高校時代にゆとりを経験した層だったが、今年は、ついに 中学時代からのゆとり世代がやって来た。---今時の若者なので、一人ひとりは、それなりに優秀。物事を理解する意欲はあるし、課題へのアンテナもある。教えれば一生懸命こなそうとするし、不真面目ではない。社会人として当たり前のルールは、きちんと解っている。若さ故に ハチャメチャ...みたいなことは絶対に無い。ただ、彼らに仕事を指示したり教えたりしていると、なんとなく、漠然とした物足りなさや不安感を感じる。素直だと感心する反面、ちょっと疑ったら?と思うことも。不慮の事態を予測していないので、後付けの対応も多い。では考えていないのかと言われると、決してそうではない。必要以上に考えすぎて、何も前に進まないなんてこともある。---ゆとり世代だから...という画一的な見方はすべきでないが、なんとなく、現代の若者はこうなのかなぁ...という印象がある。今の新入社員から3年上の先輩たちの仕事ぶりを見ると、おおよそ そのあたりから、何かの境界があるような気がする。
Aug 31, 2009
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NHKの音の風景は、たった5分だけのラジオ番組なのに、情緒あふれる風景を、音だけで描き出せるのがスゴい。毎日楽しんでいる訳ではないが、帰宅が遅い日など、たまたま放送時間にクルマに乗っている時に聴いている。FMでも放送されているが、あえて音域が狭いAMを選ぶと、音のリアル感やレトロ感が増して、とってもいい感じに聴ける。---私の音の風景は、夜明けの寝室で聴くヒグラシの声。目を閉じてまどろんだまま聴くので、音だけの世界。日の出の15分前、あたりが薄っすら明るくなると、まずは たった一匹、ワンコールの鳴き声からスタート。カナカナカナ...という声は、もの悲しくも聞こえるが、響きに力があるせいか、救い難いほど寂しいものではない。一小節を重ねるごとに、合唱に加わる個体が増え、テンポをずらした声も混じると、輪唱のように聴こえる。ヒグラシのステージは、たった30分しか続かない。日の出から15分が経過すると、声の勢いは衰える。声も姿も小さいニイニイゼミの合唱に負け始める頃には、辺りは かなり明るくなっており、私の意識も確かになる。夏の朝、期間限定の音の風景。---早起きとされている鳥達だが、ヒグラシには負けている。それに、鳥達の中でも、早起きの度合いに差がある。一番早起きなのは、キィーッと鋭い声で鳴くヒヨドリ。ヒグラシの大合唱に水を差す叫びのように聞こえる。次に早いのはウグイス。これはきれいな声なのだが、残念ながらヒグラシとテンポが異なり、合わせる気も無さそう。後は、カラス、スズメと、昼間でも鳴く鳥達が後に続き、夜明けから1時間が経つと、昼間と変わらない音になる。実は、ヒグラシと同じくらい早くから鳴く鳥もいるのだが、調べても調べても、なんの鳥だか さっぱり分からない。そもそも、声だけで鳥の名前を特定するにはムリがある。ひょっとしたら、フクロウやミミズクの類なのかもしれない。
Jul 29, 2009
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以前の勤務先から、なにやら封書が届いた。懐かしい封筒を見て、相変わらず愛想ないロゴだなぁ...などと思いつつ開けたら、特許報奨金の通知が入っていた。「貴殿の発明が特許として登録されました...」とのことで、お金を支給してくれるようだが、定額給付金にも満たない金額...現勤務先の特許報奨金は、もう少し気前がいいようで、面識がある何人かは、クルマが買えるほどもらったらしい。---弁理士との打ち合わせを経て、その特許申請が出されたのは、もう8年か9年も前のこと。 正直、中身もあまり覚えていない。その前後に 申請したいくつかの特許について、突然、欧州から通知が届いたりして、驚いたこともあった。現職では、技術的な仕事はほとんどしていないので、特許を申請することは、今後、二度とないだろう。エンジニアなら、特許の一つや二つはフツーに持っているが、自分の仕事が世の中のどこかに残ることに、悪い気はしない。---今回の有効特許報奨金は、こういうご時世でもあるので、3MのN95仕様の子供用マスク購入にあてることにした。ひょっとしたら、何年かして、この特許が極端に化けたら、私も、クルマを買っているかもしれない。。。
May 23, 2009
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トヨタ自動車の新経営陣に、トヨタ生産方式に精通する林技監が 取締役として参画するらしい。 豊田章男次期社長を中心に少数の首脳で練られた体制案は「トヨタ生産方式からの逸脱を手直ししなければならない」という危機感の表れだと言う。昨今の経済危機においてトヨタを苦しめた在庫は、意外なほど多かった。 ラインを停めて、やっと在庫削減のメドがついたようだが、本来のトヨタ生産方式では、素材・部品~組み立て・製品在庫から販売までのリードタイムを短縮し、その取り組みの中で見える化された部品在庫・仕掛在庫・製品在庫を減らし、キャッシュフロー効率を上げたり、お客様の欲しいに応えることを狙っていたはず。 モデル工場となる高岡を始め、フレキシブルな生産体制を構築していたはずなのに、蓋を開けてみれば どこかに在庫が積みあがっていたようだ。グローバルNo.1というプレッシャーからか、経営目標必達というトップダウン式の経営スタイルにシフトし、トヨタの兵站線が伸びきっていたことが今回の危機で顕在化した。 それでいて、いざ課題が明確になった時に 方向性を修正する素早さは、各社の中でも随一だと感じられる。トヨタの中の誰に聞いても同じ答えが返ってくる金太郎飴のような社風。 逆行をチャンスに換える何かが、ここにあるのかもしれない。
Apr 11, 2009
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高額お買い物の時期について書いたのは1月末。その時点では、自分自身は買わないだろうと思っていたが、結局、在庫処分の製品を、いろいろ買い込んでしまった。この2ヶ月で購入した品は、次の通り。 ・東芝の冷蔵庫(550L) ・Gatewayのノートパソコン ・かばん×3 ・日本製の家具(子供用チェスト) ・象印のグリル鍋 ・三菱の布団乾燥機 ・江ノ電のDVD(子供用) ・三菱の炊飯器パソコンや冷蔵庫は10年選手の買い替え。その他のものも、長く我慢していたものばかり。各社の収益には貢献していないが、キャッシュフロー改善には効いているだろう。でも、自社製品は何も買ってない。。。
Mar 19, 2009
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ここ最近、2009年度3月期の決算予想の修正が相次ぎ、多くの会社が、大幅な減益へとシフトしつつある。自動車各社では、トヨタ・日産の赤字転落が印象的で、電機関連では、パナソニックやソニーの決算が目立っている。私の勤務先は、かろうじて 赤字転落は避けたとしても、大幅な減益は、いかんともしがたい状況。。。つい最近まで、黒字幅の大きさを比べてあっていたのに、ここに来て、0点付近の上振れ下振れが争点になりつつある。---勝ち組と言われたグローバルものづくり企業各社が、一転して 赤字転落というご時勢には、言葉も無い。国内産業 or 非ものづくり企業は影響が少なそうだが、グローバル製造業が強烈な打撃を受けていることが気になる。金融資本主義から産業資本主義への転換を思うと、ここで、うまくウミを出し切れるかどうかが、その先につながりそう。
Feb 10, 2009
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サブプライムローンから端を発した世界同時不況は、底なしの様相を呈している。 借金に借金を重ねて 過剰な消費を繰り返したり、期待が期待を呼ぶ虚構の金融相場に大量の資金が流れ込んだり、今 思えば、有史以来 具体的なモノ・サービスの対価として機能していた貨幣の意味が、大きく歪んでいたのではないかと思う。技術という言葉は、工学・理学的なモノにのみ使われるものだと思っていたが、金融技術という単語が登場するに至っては、エンジニアとして 一抹の不安を感じていたのも事実である。金融に直接的に手を染めなかった製造業の経営者達も、M&Aによって自社が飲み込まれることを恐れたり、逆に 他社を買収することによって 自社の事業を拡大することを夢見て、株価や配当を上げることに全力を注いだ。 その結果、長く景気拡大局面にあったとは言え、経営者と一部の規制産業を除いて、労働者の所得は横ばいのまま。 物価も上がらず、モノづくり産業に関わる人達のモチベーションを上げる要素が見つからない。---現時点では、壊滅的な打撃を受けている金融資本主義だが、その台頭の理不尽さと危険性が広く認められるようになれば、次の時代を担うのは 産業資本主義ではないかと思う。 定量的な根拠に乏しく 暴走しがちな金融市場での価値ではなく、現実に人々の生活を助け 豊かにする製品・サービスに対して、価値が認められる時代である。ただし、モノづくりに関わっていると言っても、資本主義が大転換する局面においては、従来通りの製品・サービスを提供するだけでは、波に乗れない。 バブル期の「食う・寝る・遊ぶ」という価値観は古く、2010年代には、先進国においてはエコ製品・シンプルでありながら付加価値を持つ製品、その他の世界においては 高度成長期の日本で見られたような製品を、いかに低コストで 普及させるかが、キーになりそう。 そして、それらの価値を素早く提供できるような厳選された技術開発・設備投資の仕込みができるかどうかが、この数年のモノづくり企業の課題である。不況の波に飲まれ、固定費削減や変動費コストダウンだけに走っている企業は、その先の競争には、生き残れないだろう。
Jan 30, 2009
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大型家電製品やクルマなど、高価な工業製品が欲しいなら、今年の決算期は、かなりの買い時かもしれない。一部の大型家電製品では価格相場が低下し始めているし、価格.com を大きく下回る価格が 単発で登場するのも見かけた。新車販売の下取り車20万円アップのキャンペーンなんて、価値ゼロのボロボロのクルマを持って行ってもいいらしい。---多くのメーカーは、一昨年・昨年と大きな投資をしている上に、この下半期に、まったく想定外に 売り上げが急減している。その上、部品・製品の在庫を抱えてしまっているとしたら、健全な意味での事業運営として、手持ち資金の余裕を作りたい。その結果、価格を下げてでも、製品在庫を捌くという選択もあり、その圧力は、過去最大級のレベルであると感じている。我が家では、スーパーで破格値の炊飯器を見つけ、衝動購入した。案の定、価格.com 最安値よりも安く、周辺店舗の2/3の価格。他にも、古くなった冷蔵庫なんかも、買い換えてみたい気がする。金融資本主義の傷は、産業資本主義が癒すと信じて。。。
Jan 27, 2009
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来年のことを言うと鬼が笑う・・・と言うが、なんとなく、考えさせられる時期であることも事実。---まずは、シンプルに考えやすいクルマのことから。207CCは、納車1~2年というタイミングなので、ほぼ、ちょっとした不具合などを地道に相談する時期。。。これは、206CCの1~2年めと同じスタイルだが、ちゃんと相談に乗ってくれるお店があることに感謝。メガーヌの方は、初めての車検を迎える時期だが、今のところ、ファミリーカーとしての不満は何もない。きっと、3年目の車検を受ける時に、適当な改造をして、素直に保障延長プランに加入してしまいそうな気がする。---次に、いろいろ考えてしまう子供のこと。3~4歳になるゆうちゃんの教育については、できれば、保育園・幼稚園に通わせたいと思っている。当地には、公立で3年制の幼稚園は無いので、私立か、保育園というのが選択肢になる。今も、週に2~3回の一時保育には通っているが、小さいなりの自立を体験するには、週5日は必要かも。その分、朝夕や週末には、最大限の愛情を与えたい。周囲には、教育重視の私立幼稚園とか、幼児英会話に通わせる親御さんが、少なからず。。。今になって、私自身の教育のことを考えてくれた父母の気持ちに思い当たって、感謝の気持ちが溢れる。幼児なりに、好きなモノへの知識欲は素晴らしいが、知識をムリヤリ与えることには、なんとなく違和感を感じる。できれば、世の中や物理現象、そして現場の工夫などを、肌で体感できるような機会を増やせれば...と思っている。私自身、小さい頃から絵の展覧会とかハイキングとか、両親から、いろいろ体験させてもらったことを思い出す。---仕事のほうは、チームの人数がさらに増えるような気がする。それに向けて、安心して任せられるメンバーの育成や、そのための動機付けの取り組みを、急がなければならない。現場のマネジメントを、ドロドロになってこなしつつ、全く世界の異なる企画業務についても、結果を求められそう。。。いよいよ、アラフォー世代間近の私。。。
Dec 14, 2008
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普段、平面的な事業所にいるので、4階よりも高い所でシゴトすることはない。だから、たまに本社に出かけると、高層ビルのフロアに 面食らってしまう。会議室の窓から外を見下ろすと、ゆうちゃんが喜びそうな箱庭が見える。夕暮れ時になると、窓の外がキラキラ。テールランプやイルミネーションが輝いていた。---床面積の限られたビルなので、各部門は、複数の階層に分かれている。当然のごとく、役員フロアは最上階にある。その下に 役員会などが行われる会議室と、コーポレート戦略部門が入居している。階の高さで何かが決まる訳でもないのだろうが、なんだか、企業小説を読んでるみたいだ。---本社に行く時には、なんとなく社章を付ける。前職では、一回も付けたことが無かった社章。現職では、わりかし皆がフツーに使っている。本社フロアに入ると、そこに 慣れない自分を見つける。社歴が長くないことも、後押ししているのかもしれない。私にとって、社章とは、そんな不安へのお守りなのだ。いつも高層ビルで立体的にシゴトをしている人達は、スーツの襟の社章で、何を守っているのだろうか。
Nov 27, 2008
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今年も、賞与の考課・評価の時期がやってきた。残念ながら、私が評価したメンバーは、現状据え置きか 1ランクダウンという結果。---彼らに対する長期的な仕事の与え方だが、育成の観点を重視して、次のように進めている。 1)ニーズをベースに、アウトプットを一緒に決める 2)アウトプットを出すためのプロセスを一緒に考える 3)そのプロセスを踏むことで、彼らが得られるメリット (=人材としての成長)について、理解をしてもらう 4)プロセスが進むよう、きっちりフォローする 5)アウトプットが広く認知され活用されるよう、PRを進める 6)アウトプットを評価し、次への成長の機会にする今回の評価では、彼らは 確かに結果を出せたのだが、上司無しに独力で結果を出せたか?という点で課題が残った。1)2)3)6)までの関与なら問題ないのだが、4)5)での私の関与が大きいのではとの反対意見が出た。つまり、彼ら自身のアウトプットと言うより、上司のアウトプットの付け替えと見られてしまうのだ。---評価決定後、彼ら一人一人とのフィードバック面談を実施。評価が下がることになった人、上がると期待していたのに据え置きになった人、それぞれに人に結果を理解し、納得してもらうことができた。短期での結果を出すことが求められるこのご時勢ではあるが、その中でも、成長の壁を乗り越えるためのプロセスを設定したい。そして、そのプロセスに挑戦することへの動機付け、挑戦しなければならないという健全な危機感を持ってもらう。二十数年、ぬるま湯のように慣れっこになっていたり、人が良すぎて危機感を持つことができなかったりするメンバー。私よりも年上のメンバーばかりの我がグループ。下期の育成の道のりも、決して平坦ではないだろうなぁ。。。
Nov 3, 2008
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三泊四日の信州は、いつもと同じ宿だった。昼間でも25℃前後と、高地の天候は過ごしやすく、子供が熱を出したこともあり、のんびり過ごした。---信州では、ほぼ毎日 夕立に遭遇したが、自宅近辺でも、同じような天気だったらしい。帰ってきたら、複数の家電製品が故障していた。同時の故障と言うと、原因はほぼ落雷に間違いない。これまでも、電話線経由のサージ侵入によって、そこにつながるPCモデムやFAXが壊れたことがあった。今回は、電灯線の側からのサージだったようで、被害の範囲や規模は、これまでで最も大きかった。まずは、住設機器のIHクッキングヒーター。こちらは、電源スイッチが全く反応しない。メーカーのサービスマンは、機器を分解することもなく、「5~8万くらいはかかりますね」とのコメント。電源回路のダイオードやパワーICを交換するのではなく、基板ごと とっかえひっかえ交換するのが、最近の修理らしい。結局、あえて修理するよりは、買い換えることにした。ハウスメーカーのサービスに相談してみたところ、「自分で買ったほうが安いし早い」とのこと。システムキッチンの機器は規格が揃っていて選びやすく、交換作業も比較的容易なので、自分でやることにした。今度の機器は、チャイルドロックや大型ロースター付き、少量油での揚げもの対応など、妻の好みで選定・発注済み。---次にPCだが、常時点灯のLEDが消え、電源が全く入らない。電源基板のみの故障だとしたら、致命傷ではなさそう。とりあえず、メーカーの修理引き取りを予約しているが、盆休みまでかかってしまうと、長引く恐れも...おかげで、PCから離れた生活を過ごしているが、それはそれで、有意義な時間となっている。日々の天気予報など、最小限の情報はPSPで閲覧できるし、PCメールも携帯で受発信することで代用できている。ブログやネットが止まってしまったことで、自分の時間を別な視点で見つめなおせた気がする。信州でたまたま夢をかなえるゾウという本を読んだが、そこにも似たようなことが書いてあり、ベストタイミング。普段、自己啓発本は あまり読まないのだが、こういうスタイルなら、受け入れる人も多いと思えた本だった。
Aug 1, 2008
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私自身が行う部下の賞与評価のフィードバック面談に遅れること1ヶ月、賞与支給間近になって、上司による 私自身のフィードバック面談が行われた。実際には「あなたの 評価は ○○です。以上ですが、何か質問は?」みたいな感じになりかけたので、「何か 改善すべき点、磨くべき点など 無いでしょうか?」と問いかけてみると「う~ん。特に ないなぁ。。。」というお返事。それでは フィードバックから得るものが無いような気がしたが、いい機会ではあるので、その後 しばらく、私のグループや 部門全体、あるいは他のグループの課題や解決策などについて、雑談風に意見交換してみた。自分のグループのことで精一杯の中間管理職が多い職場だが、私自身は いろいろなグループと接する機会が多い分、他のグループのことを比較的よく見ている。いろいろ話をしてみて、上司自身が気づいていないことに気づけたらしく、「話できて良かった。時々 こんな話をしたいね。」みたいな感じで雑談を終えた。私自身が、雑談の中で 何か得るものがあったかと言うと、よく分からない。明確なフィードバックが得られた訳ではないのだが、話をしながら 自分の考えや得意な部分について再認識できたので、良かったのではないかと思っている。
Jun 9, 2008
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賞与の評価プロセスを振り返った時、ある人が「自分は 部下に対して、評価結果のフィードバックを キチンと行っている」と言った。そこで 少し追求してみると「評価が上がった人・評価が下がった人にだけ フィードバックしている」という実態が見えてきた。つまり 評価据え置きの人には 何もフィードバックしていないらしい。評価据え置きというのは 評価者だけの判断である。被評価者が「先期と同レベルの努力しかしていないし、そのプロセスにも工夫は無かった」と思っているのなら、結果オーライだが 問題は無い。しかし被評価者が「自分なりに 新しいプロセスにもチャレンジしたし、努力もした」と思っているのであれば、評価据え置きは「努力してもしなくても 同じですよ」と言うメッセージになり、評価システムの目的と正反対に働く。---半期ごとの仕事の評価は、次のような位置づけを持つ。 1)仕事の目標値を定義し、プロセスを計画する。 2)目標値を達成するため、プロセスを実行する。 3)プロセスの成果を測り、目標値との差異を評価する。 4)差異の要因を分析し、プロセスや計画を改善する。 5)1)に戻り、新たな仕事にチャレンジする。評価の仕組みは、それを通じて仕事のプロセスを見直し、個人の成長を促し、組織の成長・成果に繋げるためのものである。評価据え置きの人に対して評価結果のフィードバックを行わないということは、3)で成果を測って 再配分係数を決めているだけで、4)の改善につながっていない。明らかに うまくやった場合/やれなかった場合だけのフィードバックであれば、その他大勢の中間層には 成長の機会が与えられない。つまり 組織全体の成長・成果拡大のための仕組みとしては 機能しておらず、単なる成果再配分の機能しか果たしていない。
May 27, 2008
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賞与の評価を行ったのは、もう1ヶ月前のこと。私が評価するメンバーは社員3名で、今回は+1、±0、-1というのが 評価の結果だ。この評価結果に基づいて、彼らの賞与額に 大きな差がついてしまう。今回の評価でも 各自3回ずつの面談を行って、評価案への納得性を高めた。1回目の面談では 半期の業務成果の棚卸しを指導し、2回目の面談では、準備してもらった棚卸し結果に基づいて できたこと・できなかったことを振り返り、各自の自己評価を聞かせてもらった。そして 3回目の面談で、私からの評価案と その理由を伝え、それについての意見を聞いた上で 合意形成を行い、次の半期に期待することを伝えた。各回0.5~1時間×3回×3人で 合計6~7時間掛けているし、評価会議で確定した結果のフィードバックも 0.5時間×3人の時間を取って行った。同じ職責の同僚の誰もが、ここまで念入りには評価を行っていないし、中には 事前面談を行っていない人すらいる。会社・組織から指示されたやり方でもないが、評価のシステムを活用して部下の成果を高め、そのプロセスで成長を促すためには、これくらいやっても まだ足りないくらいだと考えている。面談を行うための時間的な余裕が無いのは分かるが、だからと言って 評価システムを上辺だけで運用するのは、かえって時間の無駄ではないかと思う。部下の成果を高めることは 自分の仕事の成果を高めることでもあるし、そのプロセスは 部下だけでなく自分自身が成長する機会にもなる。目先の仕事だけでなく、こうした先行投資的な作業を地道に行うか否かで、何年か先の自分とチームの仕事やポテンシャルが大きく変わってくると思う。
May 23, 2008
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ゆうちゃんが生まれてからは、海外や不案内な土地への旅行を避けていたので、「クルマで信州」というプランを徹底して楽しんできた。そのため、信州エリアの道路には 随分慣れてしまい、特に中央道の小牧JCT~岡谷JCTは3年で11往復しているので、目の前のカーブを抜けると次にどんな道が広がるのか ほぼ予想できる。ここまで慣れてしまうと、道路そのものに新しい感動がある訳ではないので、運転は「楽しみ」よりも「我慢」の域に近づいてくる。当初は 走行車線にいることが多かったのに、最近では 追い越し車線を走る時間の方が長い。その理由は、我慢の時間を少しでも短くしたい心理のためか。それとも 我慢を紛らわせるために、先を行くクルマに興味が向くためか。のっぺりして特徴が目立たない高速道路だが、何度も繰り返して走ると、隠れていたものが姿を現す。例えば カーブでは、地理的な理由によるのか、半径が最小限なうえに極端な下り坂になっているポイントがあり、高速安定性・ESPなどのデバイスを備えたメガーヌでも、正直 恐い。以前は、それに気付くことなく駆け抜けていたが、何度も走ってみると だんだん 恐怖を感じるようになってきた。中央道には そうしたポイントが数ヶ所あるが、名神には ほとんど無いので、信州からの帰り道では、名神に入るとホッとする。いつも助手席に座っている妻は、高速道路沿いの景色に楽しみを見出している。春は沿線の桜を味わえるが、一ヶ所だけ 不思議に美しい桜が咲いている場所がある。そこは山の斜面の荒れ畑みたいな所で、数本の桜が植わっているのだが、一つの木に白い花とピンクの花が共存していて、ハッとするほど美しい。カーブを曲がった途端に目に入るので、一瞬だけしか楽しめない貴重な風景である。3歳になったばかりのゆうちゃんの楽しみは、高速道路を走る珍しいバスをチェックすることだ。京王バス、はとバス、JRバスなど、普段 見ることがないバスを見つけては「あれ、なんちゅう ばす?」と聞いてくる。本当はバスより電車の方が好きなので、新幹線と並走する名神のスポットで大喜びしそうなものだが、残念ながらそこを通過するタイミングで 、いつも うまい具合に 眠りに落ちてしまう。
May 2, 2008
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