猫まんなのもこもこ手紡ぎワールド

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ワイルドライス(北米)

Wild Rice ワイルドライス 
学名 Zizania aquatica

ワイルドライスをご紹介しまーす。
もらって困るカナダ土産のナンバー2だったりしているワイルドライス。
もちろんナンバーワンはメープルシロップですが、どちらも高価なものなだけに残念です。
レシピもちゃんとつけてあげたいものですよね。

ワイルドライスは実は米ではありません。
五大湖周辺の水辺で育つ植物の実で、先住民はカヌーに乗って、穂の先をたたくようにしてカヌーの中に実を落として収穫していたそうです。これなら植物を傷めずにすむわけです。
稲のように一年草ではないゆえの配慮でしょうね。
今ではあちこちで栽培されているので、それほどワイルドというわけでもありません。
でも、独特なナッツのような味わいは、やっぱりワイルド(野生)の味。
そのまま食べるよりは、サラダに混ぜたり、スープにすると美味。ローストの詰め物にも使ったりします。

基本的な炊き方は玄米と同じ。3倍の水で、ゆっくりと1時間。塩を入れる必要はありません。はじけたようになって、中の白い部分が出てきたら炊き上がりです。ナッティな香りとぷつぷつとした歯ごたえを楽しみましょう。

まやの蜘蛛の脚すうぷ
だんなの友人の娘のマヤは好き嫌いがけっこうあって、何かを食べさせるのがけっこう大変。父親はあの手この手を使って食べさせるのですが、彼女の場合、ヘンなことを言うのが一番ききます。
このスープもワイルドライスのスープじゃ食べなくて、スパイダーレッグスープ、と言ったら興奮して食べました。「ねえ、おばちゃん、このスープを作るのに、蜘蛛を何匹殺したの?」と言いながら、全部食べた。
将来の思いやられるガキじゃ。

1カップはカナダ式で240mlですが、大体の目安だから気にしなくていいとおもいますよ。
【材料】6人分
ワイルドライス 2分の1カップ
バター 大さじ3
たまねぎ(みじん) 1個
セロリ(さいの目) 1カップ
小麦粉 大さじ3
塩、こしょう 適宜
チキンストック 300mlの缶詰1個
牛乳 500ml
鶏肉(火を通したもの) 2カップ

【作り方】
1 ワイルドライスは3倍の水ではじけるまでゆっくりと炊く。
水分は余っても捨てないでそのまま取っておく。
圧力鍋なら2倍強の水で、高圧15分くらい。

2 厚手の深鍋を中火にかけてバターを溶かし、たまねぎとセロリを色づかないように、5分ほど炒める。

3 小麦粉を振り入れ、塩、こしょうしてさらに炒め、チキンストックと牛乳を加え沸騰させる。

4 弱火にしてとろみがでてくるまでよく混ぜ、ここに炊いたワイルドライスと煮汁、鶏肉を加え、さらに10分煮る。

☆圧力鍋を使うなら、凝縮をさけるために、牛乳は最後に入れるようにしましょう。


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