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2009年04月08日

陽炎の辻～居眠り磐音　江戸双紙～第１シリーズ　第４回策謀　第５回戦いの序章

テーマ：どんなテレビを見ました？(77945)

カテゴリ：ドラマ系の感想

内容
おきね（原田夏希）と磯次（中本賢）が親子ゲンカ
そんな騒ぎが長屋であっても、何もなかったかのように、眠る磐音（山本耕史）
その磐音。今津屋元締・由蔵（近藤正臣）の供をして、借金の取り立てへ。
旗本を笠に着て、放蕩三昧を繰り返し、すでに８５０両の借金をしていたが、
このたび、甲府勤番に任じられた岡倉恒彰（安藤一夫）。
支度金が出ただろうと言う事での取り立てであった。
しかし、無法を繰り返し、酒に酔って大暴れする岡倉。

だが、その帰りに再襲撃、それさえも返り討ちにする磐音であった。

そんななか、関前の同志・上野伊織（吉田朋弘）が、磐音の元にやってくる。
藩政改革に取り組んでいた磐音であったが、
親友であり同志の琴平、慎之輔を亡くした事件は、
守旧派による陰謀かも知れないという。
そのため信頼していた中居半蔵（鶴見辰吾）が、
国家老・宍戸文六（津嘉山正種）に懐柔されたと。
話を聞いた磐音は、衝撃を受け、、、、こぼれ落ちる涙。。。。
また、由蔵から、関前藩が多額の借金を背負ったのには、
材木相場による、損失と聞き、、、関前藩の危機をふたたび知るのであった。

そうこうしているうちに、今津屋に

磐音は、三度、返り討ちにしたのだが、
おさまらない岡村達は、由蔵、柳次郎（川村陽介）の人質に取り、
１０００両を磐音１人でもってくるよう、要求してくる。。。。

敬称略

長屋のちょっとした話を絡めながら、

旗本という言葉を連呼しているので、
それ以上のことになっていないのは、気になる部分ではあるが、
そこは、
関前藩のことと重ねているのであろう。

だから、磐音は、動く。。
まるで自分たちを追い詰めたモノに恨みを晴らすかのように。。。

結局
第１シリーズにおける、大きな“ネタ”のためのネタフリの回なんですけどね
それでも、キッチリ人情モノを描いたり、
磐音らしさを出すのは、お見事でした。

第５回『戦いの序章』
内容
いつもの毎日を送っている磐音。ある日帰ると、長屋に投げ文があった。
関前の仲間たちに関わるなと、、、脅迫めいた言葉。。そして、たばこのニオイ。
そんなとき、藩政改革の同志、上野伊織（吉田朋弘）から呼び出しをうける。。
国家老・宍戸文六の力は大きくなり、江戸次席家老・宍戸有朝（嶋崎靖）からの、
締め付けが厳しくなってきたという。
完全に、改革派が潰されそうな勢いとなっているということだった。
亡き友たちと頑張ってきた改革が後退することに残念に思う磐音。
何らかの事情を知る可能性をみて、佐々木玲圓（榎本孝明）の元に向かう。
すると、そこで兄弟子の入来為八郎（武智健二）と再会をする。
いまは藩主護衛お手回り組。。。。同じ藩政改革に挑んでいた同志でもあった。
が。。。入来から、、、、たばこ。。。。

そんななか、南町与力・笹塚孫一（佐藤Ｂ作）が今津屋へやって来る。
なぜか、磐音までも呼び出された。
そして、笹塚は、主人・吉右衛門（渡辺いっけい）、由蔵へ話を始める。
旗本・弓場雪岳（鈴木ゆうじ）の用人・宇野源平（橋本じゅん）が、
質商『宝屋』に慶長大判をもち、借財に来たという。
大判は流通はしないモノであることもあり、朝廷から賜った家宝だということで、
番頭（岡本信人）が吟味をして、２００両もの大金を貸したのだという。
数日後、金を持ち込み大判を質から出したと。
そんなことを数回続けていた、ある日。大判を返却したところ、贋金だと。
宇野は、だまされたと言い、それを収めるため番頭は３００両もの侘び金を出し、
その後、川に身を投げたのだった。
明らかに、弓場らによる金をだまし取る事件。
同じような被害を被った両替商が、他にもあるらしいと言う事だった。
そして、竹蔵（高橋克実）の調べで、弓場が大金を集めている理由が分かる。
吉原の妓楼・丁字屋の宇右衛門（稲川淳二）の話によると、
妻子がいるというのに、身請けをしようとしていたのだった。

そこで磐音は、弓場の舅である津田定鉦（秋間登）を利用することを考えつく。。
そして、動かぬ証拠をおさえ。。。。

事件は終わった。
そんな磐音のもとに、上野伊織の使いという野衣（野村佑香）がやってくる。
不正借財の証拠を、今夜こそ見つけ出すと言う事であった。
しかし。。。。。

敬称略

お話自体は、金、旗本。。と
今津屋を絡めながらの話であり、
基本的な流れとして、関前との対比があるなど、
ほぼ、第４回のお話と、変わらないお話である。

ただ、大きく違ったのは
このドラマの大きな流れである『関前藩の不正』を
今まで以上に前面に押し出してきたことだろう。

今回なんて、第３回で登場の入来為八郎を再登場させ、
同じ目的、、、『お家のため』ということを、
磐音との行動の違いを明確化させた、
ある意味、中居半蔵と同じ立場の人間と言えるだろう。

『お家のため。
『我もお家のため

そして、、
『磐音、関前藩を頼んだぞ。

第１シリーズが大きく動き始めたお話である。

ただまぁ、第４回、第５回。
ほぼ同じパターンの雰囲気のお話を入れているのは、
サスガに、気になる部分ではある。
お話自体が、かなり良くできているので、
あまり気にする必要のないことなんだけどね。

とりあえず、全１１回なので、
ターニングポイントだったと言う事ですね。

これまでの感想
第３回第２回第１回

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