精神世界の鉄人

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テーマ: 戦争反対(1190)
カテゴリ: カテゴリ未分類
昔、「朝まで生テレビ」で、戦争について、討論していた時に、いろいろな評論家が、戦争について、いつものように、語っていた時、ほとんど何もしゃべらないで、ずーっと、黙っていた人物がいました。

この方は、戦争中、日本軍の将校クラスだった方でした。

年齢は、90歳を、超えていたのですが、あまりにも、しゃべらないので、番組の最後に、司会者の田原総一郎さんが、発言を促すと、ぼそぼそと、小さい声で、語り始めました。

「皆さんは、戦争を、体験してないと思いますが、実際に、戦争を体験した私たちは、もう、戦争のことなど、語りたくないんですよ。戦争体験者の中で、戦争を肯定したり、美化したりする人も、多いですが、あれは、ああいうふうに、美化して、ポジティブに解釈しないと、気持ちの整理が、つかないんですよ。だって、あの戦争が、悪い戦争で、まったく意味がなかったなんて、思ったら、死んだ戦友たちが、犬死したということに、なってしまうじゃないですか」

こう発言しました。

続けて、

「戦争なんて、実際の戦場は、苦しくて、辛くて、悲しくて、痛くて、いいことなんか、なんにもありませんよ…」

下を向きながら、悲しそうに、話していました。

私は、いまだに、この場面が、脳裏に焼き付いて、離れません。





本当に、戦争を体験した人と、体験したことがない人は、戦争に対する感覚に、温度差が、ありすぎるのです。

現在も、たくさんの評論家や学者たちが、戦争を語りますが、戦場を、体験していない人の意見は、やはり、どこか薄っぺらいような気がします。

日本人で、1945年以降に、生まれた人は、「戦争を知らない子供たち」です。

つまり、子供時代から大人の現在まで、戦争の体験が、まったくない人たちなのです。




第二次世界大戦で、世界中の人たちが、戦争について、たくさんのことを、学んだと思います。

でも、戦争の本質は、なかなか表のマスコミなどには、出てきませんでした。

そして、この大戦の後も、世界中で、たくさんの戦争や紛争が、起こっていました。

特に、中近東では、あれからも、ずーっと、戦争が、続いています。



1980年の「イラン・イラク戦争」の時に、何人かの日本人ジャーナリストが、現地で、取材していたようなのですが、その時に、戦争のカラクリや本質が、かなりわかったようです。

この戦争も、原因は、いくつかあるのですが、両国の国境にある、名もない小さな小島の領有権を、めぐって、最初に、争いが、始まったそうです。

キッカケは、「小島の領有権」だったのです。



それから、「イラン・イラク戦争」が、約8年間という長い期間にわたって、続いたのですが、現地にいた日本人ジャーナリストたちが、両国の軍隊のミサイルや機関銃、弾丸などを、調べたら、両国とも、アメリカ製の同じ会社の製品だったそうです。

それで、ジャーナリストたちは、

「ふ~ん、そういうことだったんですね。結局、両国が、戦争して、一番儲かって、得しているのは、この会社だったんですね。なるほどね…」

そう思ったみたいです。

このように、日本人が、世界中で、起こっている戦争の本質を、理解したのは、だいたい、この時からだったようです。





八百長なのです。

1人の親分が、興行主(プロモーター)になって、戦争というイベントを、開催するのです。

そして、お客さんを、楽しませるように、レスラーたちを、「善玉」と「悪玉」を、適当に、分けて、戦わせるのです。

「どういう試合をして、誰が勝つのか?」

というのも、最初から、決まっています。

だから、

「誰が、強いのか?」

ということは、どうでもよくて、

「今回は、どれだけ、客が、集まって、どのくらい稼げるのか?」

ということが、目的で、開催されます。

もちろん、「プロレス雑誌」の編集長なども、全部知っていて、知っていながら、いかにも、本気で、試合しているかのような記事を、書きます。

プロレスファンたちは、こういう雑誌を読んで、ますます、

「あのプロレスラーが、最強だ!」

とか、言いながら、純粋なファンとして、プロレスに、のめりこむのです。



全部では、ありませんが、「戦争」は、「プロレス」と、構造が、とても似ているのです。

具体的には、数年前に、尖閣諸島沖で、中国の漁船と海上保安庁の巡視船が、衝突した事件が、ありましたが、この漁船の船長と巡視船の乗員が、グルだった可能性が、大きいみたいです。

もちろん、中国の共産党も日本の民主党も、グルです。

さらに、この事件を、報道している新聞社やテレビ局のトップたちも、こういうことが、全部わかっているようです。

八百長なのです。

「日本と中国の仲を、悪くして、戦争させてやれ!」

こういうシナリオを、描いている人物が、あらかじめ養成してある工作員たちを、「Aチーム」と「Bチーム」というかんじで、分けて、両国に、送りこみ、演技させているということです。

これによって、

「日本 VS 中国」

という戦争(試合)を、起こそうということです。

「尖閣諸島」だけでなく、「竹島」も、そうです。

「日本 VS 韓国」

という戦争(試合)も、同時進行で、開催したいのです。

日本国内でも、最近では、

「原発推進派 VS 原発反対派」

というシナリオで、この対立を、煽って、日本国内を、二つに、分断しようという動きも、あるようです。

これらの詳しい意図などは、今回は、省略しますが、とにかく、争いを、煽って、紛争や戦争を、起こしたい人たちが、存在しているということは、覚えておいたほうが、いいと思います。

10年前くらいから、インターネット上で、こういうカラクリが、どんどん暴露されていて、現在は、世界中で、たくさんの人が、こういうことを、理解しています。

特に、日本人の多くが、気がついているようです。

こういう挑発に、多くの人が、なかなか、のってこないので、仕掛けようとしている人たちが、困っているようです。

いい世の中に、なってきていますね。




私たちは、今、もう一度、戦争について、真剣に、考える時期に、きているようです。

評論家や学者たちの論理的で、広い視点の意見を、知るのもいいのですがぜひ、戦争を、直接体験した人たちの話を、聴いてみてください。

いろいろな気づきがあります。



子供の頃、沖縄で、育ったのですが、両親や祖母、親戚から、戦争の思い出を、たくさん聴きました。

父方の伯父さんが、戦場で、銃で撃たれた傷などを、よく見せてくれたりしました。

父親も、沖縄戦の空襲で、何度も、死にそうになった話を、聴かせてくれました。

死体を、枕にして、眠っていた話なども、してくれました。

気がついたのは、本当に、恐ろしくて、悲しい体験をした人は、わりと明るく話すことが、多いということでした。

おそらく、こういう話を、暗く話すと、心が、苦しくなるために、自然に、バランスを、とっているのかもしれません。




今でも、忘れられない光景が、あります。

小学校の低学年くらいの頃だったのですが、学校から、家に帰ったら、めずらしく、親戚のおじさんが、家に、来ていました。

祖母の弟だったのですが、このおじさんが、なんと、祖母の膝枕に、顔を埋めながら、泣いていたのです。

あとで、母親から、教えてもらったのですが、このおじさんは、戦後、しばらく、シベリアに、抑留されて、そこで、強制労働を、させられていたのだそうです。

詳しいことは、わかりませんが、シベリアで、奴隷のような非人間的な扱いを、受けていたそうです。

その時のトラウマが、凄くて、心に深い傷を、負っていたのだそうです。

そして、姉である祖母の所に、たまに来て、そうやって、トラウマを、癒してもらっていたのだそうです。

あの時のおじさんの悲しそうな泣き声が、子供の私には、とても、ショックでした。

「戦争って、こんなに、人の心を、傷つけるんだな…」

戦争について、考える時には、いつも、このおじさんの泣き声を、思い出します。






「戦争を知らない子供たち」


北山修 作詞
杉田二郎 作曲
ジローズ 歌


戦争が終わって 僕等は生れた
戦争を知らずに 僕等は育った
おとなになって 歩き始める
平和の歌を くちずさみながら
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ

若すぎるからと 許されないなら
髪の毛が長いと 許されないなら
今の私に 残っているのは
涙をこらえて 歌うことだけさ
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ

青空が好きで 花びらが好きで
いつでも笑顔の すてきな人なら
誰でも一緒に 歩いてゆこうよ
きれいな夕日が 輝く小道を
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ
戦争を知らない 子供たちさ







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トーマ

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Last updated  2013年02月28日 13時28分17秒


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