精神世界の鉄人

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「営業」という活動には、大きくわけて、2つのスタイルがあります。

一つは、「攻めの営業」です。

これは、こちらから、顧客へ出向いて、商品を売り込みます。

訪問販売などが、典型的なやり方ですね。

二つ目は、「待ちの営業」です。

これは、こちらから、顧客に、商品を売り込むのではなく、商品の情報を、宣伝して、お客さんのほうから来てくれるのを待つ、という営業です。

店舗を構えるやり方が、典型的なやり方です。




「攻めの営業」も「待ちの営業」も、どちらも、メリットとデメリットがあり、状況や業種、営業マンの性格によっても、違うと思います。


私は、「セルフブランディング」が、そこそこ完成している場合は、前者の「スタローン型」、つまり、「攻めの営業」が、向いていると思いますが、完全に完成したら、後者の「シュワルツェネッガー型」、つまり、「待ちの営業」が、向いていると思います。



「待ちの営業」は、あまりにも、消極的だと、お客さんが、誰も来なくなります。

どちらも、ケースバイケースで、行ったほうが、いいと思います。

ただ、世の中の動向としては、だんだん、後者の「待ちの営業」を、好むお客さんが、増えているような気がします。

お客さんは、自分で、調べて、判断して、それから、買いたいと思っている人が、多いと思います。




ここで少し、「ネットワークビジネス」について、書いてみたいと思います。

セルフブランディングが、完成すると、いろいろなビジネスが、やりたくなってくると思いますが、自分が、それだけ、魅力的な人間になると、友人などから、そろそろ、このビジネスを、誘われるようになります。

たとえば、自分で、ヒーリングサロンなどを、開業したりしたら、本業のヒーリングとあわせて、副業的に、ネットワークビジネスの化粧品やサプリメントを、販売すると、とても良い感じで、ビジネスが、展開できます。

しっかりとマナーを、守って、このビジネス展開をすれば、理想的なビジネスモデルに、なることも、多いのです。



知らない方も多いと思うので、簡単に、説明すると、このビジネス方式は、もともと、店舗などに置く時に、発生する中間マージンやテレビなどの広告宣伝料を、なるべくかけないようにして、そのかわり、商品そのものものと、紹介者へのコミッションに、還元するために、考えられた方式みたいです。

つまり、同じ「1000円の化粧品」で、市販の化粧品とネットワークビジネスの商品の内訳を、見てみると、

○市販の化粧品=100円(商品の原価)+400円(店舗への中間マージン)+500円(テレビのCM料)



簡単に書くと、こうなっていたりするのです。

このことから、同じ「1000円の化粧品」を、購入しようと思ったら、前者よりも、後者のほうが、商品そのものは、はるかにいいということです。



ただ、これも、たくさんの人が、感じているように、これは、極端な攻めの営業に、なりやすいという一面も、もっていて、最初は、純粋に、商品のよさを、親しい友人たちに、伝えようと思って、活動していた人が、ある時から、突然、金の亡者のようになり、強引な勧誘を、始めて、周囲の友人たちから、嫌われて、孤立するというパターンに、なりやすいのです。

「久しぶりに会わない?」

と、学生時代の友人から、メールや電話があって、喫茶店で、2時間くらい思い出話をしていたら、突然、鞄から、化粧品やサプリメントを、出されて、興味のない報酬プランを、延々と聞かされて、ガッカリした体験をもっている方も、多いと思います。



保険や投資の話も、ありますが、特にネットワークビジネスが、多かった記憶があります。



子供の頃、沖縄に住んでいたのですが、日曜日の朝に、魚売りのオバちゃんが、魚を売りに来ることが、ありました。

朝の8時くらいの一番眠たい時間に、

ピンポ~ン!!

と玄関から、音がして、扉を開けると、オバちゃんが、立っているのです。

「さっき、主人が、海で釣ったばかりの魚です。とても、新鮮で美味しいと思います。ぜひ、食べてください!」

こう言って、満面の笑みを浮かべながら、魚を、売り込みに来るのです。

本人に、悪気は、ありません。

それどころか、自分は、とってもいいことを、やっていると思っているので、よけいに性質が悪いと思いました。

ネットワークビジネスで、学生時代の友達を喫茶店に、呼びだして、営業をする人たちは、ちょうど、この魚売りのオバちゃんに、似ていると思いました。

こちらの都合など、あまり考えていないのです。

「これだけ、いい商品だから、きっと喜んでくれるだろう!」

と自分勝手に、解釈しているのです。

魚売りのオバちゃんが、魚を売るだけでなく、

「あなたも、この魚売りの仕事、一緒にやりませんか? とっても儲かりますよ」

とビジネスの勧誘をしてきたら、どうでしょうか?

おそらく、ほとんどの人が、

「いい加減にしろ!!」

と怒鳴ると思います。

相手の都合などを、考えずに、ネットワークビジネスの勧誘をする人たちは、実は、このくらい違和感のある行為を、やっているということです。



「では、どうすれば、いいのか?」

ということですね。

いきなり、訪問販売に来る魚売りのオバちゃんは、ムカつきますが、魚屋さんには、ムカつきません。

これは、きちんと、「店舗」を構えて、看板を掲げて、「待ちの営業」を、やっているからです。

「今日は、魚が、食べたくなったな。家に買える前に、魚屋さんに、寄っていこうかな?」

こう思って、お客さんが、自分の足で歩いて、魚屋さんまで来てから、魚を買うのは、なんの問題もないのです。

そうなのです。

ネットワークビジネスは、

「店舗を持たない」

というスタイルを、とったせいで、商品に、お金を、かけられるようになった半面、問題も、発生したのです。

営業する人たちが、「攻めの営業」しか、やりにくい環境になったということです。



魚が、買いたい人が、買いたくなった時に、魚屋さんで、魚を、買えばいいのです。

それだけのことなのです。

そして、一緒に、魚を売りたい人を、見つけたかったら、その魚屋さんの店舗の隅っこににでも、

「一緒に、魚屋さんの仕事を、やってくださる方を、募集しています」

と小さく、紙にでも書いて、貼っておけばいいのです。



つまり、ネットワークビジネスも、店舗を、構えたほうが、自然なビジネス展開が、しやすくなるということです。

「待ちの営業」が、できるからです。

最近は、ネットワークビジネスの会社も、このことに、気がついて、会社の建物以外に、サロンなどを、各所に設置して、お客さんが、買いたい時に、自由に、買えるような、お客さんの立場に、たった「待ちの営業」を、やるようになったところも、多いようです。



「店」といいうのは、古くから歴史が、ありますが、改めて、考えてみると、この当たり前のやり方というのは、人間の商いにとって、とても自然なスタイルだということが、わかります。

「ちょっと、待ってくださいよ~。そんなに簡単に、店を構えるなんて、言わないでくださいよ~ 自分のお店を持つなんて、何百万、何千万円という大金が、かかるじゃないですかー そんなお金、ありませんよ」

という声も、聞こえてきそうなので、それにも、お答します。

「現代では、自分のお店をもつことほど、簡単なことは、ないのです」

ということを、声を大にして、言いたいです。

そうです。

「インターネット」

です。

この仮想空間に、自分のお店を、構えればいいのです。

数万円で、簡単なサイトも、作成できますし、ブログだったら、0円です。

しかも、5分もあれば、ある程度、できあがってしまいます。

0円で、5分で、自分のお店が、出来上がるという時代に、私たちは、生まれてきたのですよ!

これが、どんなに凄いことか!

これの凄さを、書こうと思ったら、枚挙にいとまがないくらいです。

日常生活の中で、なにげなくスルーしていることに、けっこう凄い事実が、隠れているのです。

この仮想空間のお店は、0円で、出来上がるので、リスクというものが、まったくありません。

現実世界のお店が、つぶれたら、大変な金額の負債を抱えることになりますが、ブログだったあら、仮に、商品が、まったく売れなかったら、すぐに、そのブログを、閉鎖すれば、いいだけの話です。

また、別のタイトルで、別のハンドルネームで、新しいブログを、書けばいいのです。



「ネットワークビジネス」+「インターネット」

この二つを、合わせると、かなり理想的なビジネスが、展開できることに、気がついている人も、増えてきているようです。

もちろん、ほとんどのネットワークビジネスの会社が、会社の方針で、インターネットでの販売や勧誘を、禁じています。

ブログの運営会社も、あまり露骨なビジネスブログは、禁じています。

ただ、これも、いろいろなテクニックがあって、うまくやる方法も、たくさんあります。




今回は、わかりやすいように、ネットワークビジネスを、例にあげましたが、他の保険業や投資、不動産、各種のサービスなどでも、同じことが言えると思います。

もちろん、ヒーリングの仕事などにも、当てはまります。




自分の魅力を、発見して、「セルフブランディング」を、完成させる。

それから、自分の魅力に合った、商品やサービスで、起業する。

なるべくなら、「店」を構えて、「待ちの営業」を、心がける。

その際、インターネットと組みわせると、抜群の効果を、発揮する。

これが、セルフブランディングで、成功するための勝ちパターンです。




「店」という文字の語源を、調べると、もともとは、「見世(みせ)」だったそうですね。

「世の中に、見せる」

ということですね。

自分を、ブランド化して、ぜひ、世の中に、自分の魅力を、魅せてあげてください。

さらに、文字の中に、「占」の文字が、はいっているのも、面白いです。

この文字は、象形文字で、横にすると、「カギ」の絵になるようです。

「宇宙の叡智」の扉を開くための「カギ」が、「店」の中には、隠されているというような意味かもしれませんね。






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トーマ

toma_atlas@yahoo.co.jp



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Last updated  2013年07月21日 13時04分28秒


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