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テーマ: 結婚(623)
カテゴリ: カテゴリ未分類

「幸せな結婚をするためには、いい相手を見つける必要は、ありません、お互いに、いい相手になれば、いいのです」 

by バーネット・ブリックナー


先日、ランチを食べていたら、隣の席に、3人の会社員が、座って、おしゃべりを始めました。

なんとなく、会話が、聞こえてきたので、聞いていると、面白いことに、気がつきました。

20代の若い女の子、一人に、50代くらいの男性が、二人。

どうやら、同じ会社らしく、いろいろな世間話を、三人でやっているのですが、内容は、ひたすら、50代の男性二人の自慢話です。

「若いころ、俺は、ワルだった!」

「酒の強さでは、誰にも負けないぞ!」

「けっこう腕力には、自信が、あるんだぞ!」

こういう自慢を、延々と、続けているのです。

しかし、この女の子は、嫌な顔一つしないで、ニコニコと、楽しそうに、この二人の男性の自慢話を、聞いているのです。

「へーっ! 凄いですねー!」

お世辞ではなくて、本当に尊敬しながら、こうやって、聞いていました。

その時に、ある男性の経営者が書いた本の内容を、思い出しました。

その本には、こう書いてありました。

「私は、結婚式に招待されて、スピーチをするときに、必ず、新郎新婦に、聞かせる話があります。それは、結婚生活において、一番大切なことは、妻が、夫の自慢話を、聞くことです」

続けて、

「なぜかというと、男というものは、自慢話を、やりたがる生き物だからです。しかし、他人の自慢話ほど、聞いていて、嫌な話は、ありません。だから、もし、妻が、夫の自慢話を、家で聞いてやらないと、夫は、会社などの同僚や後輩に、外で、自慢話を、やるようになります。そうすると、皆から、嫌われて、仕事が、やりにくくなります。妻が、聞いてやることにより、夫は、外で、自慢話を、やらなくなり、謙虚だと思われ、仕事が、スムーズにいくのです」

なるほど...と思いました。

たしかに、男は、自慢話が、大好きです。

飲み屋に行って、わざわざ、高いお金を払っても、女性と話たがるのは、大半が、

「自慢話を、聞いてもらいたい」

という願望だと思います。

だから、このランチの席の3人の中の若い女の子は、おそらく、独身だと思いますが、

「この子は、結婚したら、素敵な家庭を、実現できるんじゃないかな?」

と思いました。


20代の頃、会社で、仕事をしていて、ある男性の先輩と、結婚の話をしていたら、私よりも、20歳くらい年上のその先輩は、

「トーマ君、結婚できる人とできない人って、一番の違いは、思いやりだよ。結婚したくないという人は、別だけど、結婚したいのに、できない人の場合、ほとんどの人は、冷たいんだよ。愛情が、足りない人が、多いんだよ...」

こう話してくれました。

私が、

「そうですかね?」

と訊き返すと、

「そうだよ。結婚できる人は、やっぱり、やさしくて、愛情深い人が、多いよ」

まだ、疑っている私の顔を見て、

「そうだ... トーマ君に、面白いことを、教えてあげるよ。そろそろ、年末だよね? 試しに、知り合いの人、全員に、年賀状を、書いてみたら、いいよ。そうすると、わかるよ。結婚できない人は、お礼の年賀状を、返さない人が、多いよ」

こう言いました。

そこで、試しに、会社の上司、先輩、同僚、友人、知り合いなど、思いつくかぎりの人に、年賀状を、出してみました。

結果は...

ビックリしました。

本当に、その先輩の言ったとおりだったのです。

たまたまかもしれませんが、その時、私の出した年賀状では、100%の確率で、そうでした。

年賀状を出して、数日以内に、とても丁寧な文字で、年賀状の返信を、返してくれた人は、全員が、結婚している人でした。

性別と年齢に、関係なく、とても幸せな結婚生活をしている人は、心のこもったお礼の年賀状を、送ってくれました。

少し日にちが、たってから、年賀状が、届いた人は、結婚しているけど、いろいろと家庭の不和が、噂されている人でした。

独身者で、結婚していない人は、忘れた頃に、あきらかに義理で、嫌々書いたような文字で、年賀状が、届いたり、出したのに、いつまでたっても、年賀状が、届かない人ばかりでした。

特に、結婚していなくて、恋人もいないような人たちは、年賀状も、届かないし、年が明けて、挨拶しても、口頭でも、年賀状のお礼も、言ってくれませんでした。

「年賀状で、ここまで、人間観察が、できるんだな...」

こう思いました。

そして、本当に、その先輩の言うとおり、

「幸せな結婚をしている人は、やさしくて、愛情深い人が、多い」

という仮説は、私の中では、かなりの確率で、当てはまる事実であることが、わかったので、法則として、脳裏に、刻み込まれました。


その後、いろいろ恋愛も、経験しましたが、こちらが、告白して、その気持ちに対して、

「YESか? NOか?」

ということに、関わらず、キチンと対応してくれる女性は、その後、幸せな結婚をしている人が、多いことにも、気がつきました。

こちらの気持ちに、応えれらなくても、不快な思いをさせないように、愛情深い断り方をする人が、多かったです。

「ごめんなさい...」

と本当に、申し訳なさそうに、断ってくれました。

こちらの心の痛みを、思いやってくれるのです。

しかし、反対に、急に冷たくなったり、ある日突然、音信不通になったりして、関係を、ブチンと断ち切ってしまう人は、やはり、いつまでたっても、独身のままだったり、結婚しても、すぐに、離婚する人が、多かったような気がします。

このことから、幸せな結婚をしている人は、やはり、愛情が、多く溢れているのだと思います。

嫌いな人にも、普通の人にも、愛情を注ぐ、そして、自分の好きな人には、もっと、愛情を注ぐ、これが、幸せな結婚生活を、実現している人の特徴かもしれません。

反対に、結婚したくても、なかなかできない人は、愛情が、少ないのかもしれません。

嫌いな人や、普通の人には、愛情は、注がなくて、その時の自分の好きな人にだけ、愛情を注ぐ、これが、幸せな結婚が、なかなかできない人の特徴かもしれません。


だから、幸せな結婚をしたかったら、巷に出回っている、いろいろな恋愛や結婚のテクニックを、学んで使うよりも、やさしくて、愛情深い人になるように、努めたほうが、近道かもしれないのです。

嫌いな人にも、普通の人にも、好きな人にも、同じように愛情を注ぐような人が、幸せな結婚生活を、実現しやすいのです。

まあ、これは、言うのは、簡単ですが、実際にやるのは、大変です。

おそらく、「結婚」というのも、一つの「仕事」であり、この仕事にも、向いている人と向かない人の適性も、あるのかもしれません。

別に、幸せな結婚する人が、特別に偉いとは思いませんが、もし、結婚したくても、なかなかできないという人は、この話を、一つのヒントにしてみては、どうでしょうか?


考えてみれば、人間同士のコミュニケーションでも、皆、自分が、話すことばかり考えていて、他人の話を、本当に、しっかりと聴いている人は、ほとんどいません。

カラオケなどに行っても、他の人の歌の歌詞を、一字一句、全部、読んだりしながら、本当に、心で、聴いている人は、少ないと思います。

ほとんどの人が、次に、自分が歌う歌のことばかり、考えています。

「思いやり」

この人間としての当たり前の行為や姿勢が、これからは、とても大切になってきます。

「相手の立場にたって、相手の気持ちを、思いやる」

これを、誰に対しても、できるようになれば、恋愛や結婚も、うまくいくでしょう。

もちろん、ビジネスなどでも、一番大切なことです。


この日記は、普段、忙しくて、なかなか、返信のメールや手紙が、返せない自分自身を、戒める意味でも、書いてみました。(笑)

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Last updated  2013年09月27日 04時46分12秒


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