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Mar 18, 2010
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カテゴリ: ひこーき
デアゴスティーニの 零戦をつくる も、とうとう計器板が配布されました。


主計器板で電球が入っているのは中央にある羅針儀だけです。
(配電盤とか無線機は知りませんが。)

あとの計器は文字盤の蓄光塗料(ラジウムなどの放射性物質)だけで、
横から照らしている紫外線灯などの光で計器を読むようです。

どれだけ格闘が強くても、長時間飛べても帰って来れないのでは意味がないので、
羅針儀だけは特別扱いと言う事なのかな?

九二式航空羅針儀二型.jpg

零戦に装備された羅針儀と同じタイプの実物羅針儀です。

方位の補正表が未記入なので、未使用かも知れません。

方位磁石を立派にしたものですね。

中身はこんなのです。

羅針儀中身.jpg

でっかい蛇腹(ベローズ)は気圧、温度などで
球体内部のコンパスフルードや空気が膨張したときに破裂しないためのものです。
今のものはこんなにでっかいベローズは付いていなくて、ペランペランのダイヤフラムになっています。

前の蓋を開けると中に電球が入っています。

フロントベイオープン.jpg

奥に入っているあやしい装置は・・・

磁北調整装置.jpg

コンパスの方位を調整する装置です。
機体の各部にある鉄などの磁性体の影響を打ち消すためのものです。
この辺が方位磁石との違いですね。


せっかく当時物(多分)の電球が残っているので、点灯してみました。
電球点灯.jpg

この電球が光るのは何十年ぶりなんだろう・・・?

正面からだと光っているのかどうかよくわかりません。
コンパスフルードが入っていないから?

電球点灯ー2.jpg

画像だと文字が読み取れないですが、実際にはちゃんと読み取れます。


電球色と言うよりもオレンジかな?

点灯比較.jpg








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Last updated  Mar 19, 2010 02:45:04 AM
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