NPOフローレンスと、マーケッターと。

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☆trinity☆

☆trinity☆

2006.01.23
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フローレンス
理事もしてくださっている小坂こども元気!!クリニックの病児保育室に、
まる1日、研修に入らせてもらう。

で、いろいろ発見する。
業務に直接関わることはレポートするとして、
それ以外で、個人的に感じ入ったことについて。



■個性の体感

一度に5人のこども(1歳~4歳)を相手に1日過ごしてみて、

強烈に分かりやすい【個性】を発揮するのだということを、実感した。

まったく言葉を話さなくても、個性を発揮するには充分で、
みごとなまでに多くの情報を発信しているし、
性格も体質も、体格も、ほんと半日で把握できるくらい分かりやすく違う。

個性っていうのは、こういうもののことを言うのかと、
腹の底から合点がいった気がする。

わたしも含めて、
なんで大きくなるとみんな同じみたいになっちゃうのか、
ほんと不思議。

まあ、多少の個性はあるけれども、今日接した子供たちほどには、

それを「社会性」というには、違う気がする。
自分が産まれたてのころ、どんなだったのか。
会ってみたいとさえ思う。

みんな自分出していこうよ。笑


その多様性を維持したまま、社会が構成されたら、
すっごいおもろい社会になるんじゃないかと楽しくなった。




■言葉の制約

女子大生のころ、
子育てはきっとすごく難しいと思っていた。
言葉の通じない相手とのコミュニケーションだから。

でも今日、それはあんまり心配ないな・・・と思った。
むしろ言葉なんて使わない方が、
多くの情報をダイレクトに発信できるのかも、と思った。

言葉が便利なのは、
自分の伝えたいことを伝えようとしたときだけかも。
相手を分かろうとするときに、 
あまり言葉は必要ないと分かった。

言葉は、
ずいぶんとエゴイスティックな道具だったんだ、、、
と思い知る。

  *

個性と言葉は、確かに相反する。

本来個別に違うものを、
他の人が理解できるように伝えるために、
様々な個性が、適当な単語に集約されていくのだから。

そうすることによって、
失われるものは大きいはずだ。
表現しきれない、失われている何かは、
アナログな音をデジタル化すること、と似ているのかも。

音への執着はない方なので、
デジタル音に違和感を持ったことはなかったが、
表現しきれない何かを失うことは、
たしかに、とってももったいなく思える。

ただカラダをくねらせたり、
表情を駆使したり、
言葉にならない声を発してくれるだけでも、
かなり、ダイレクトにいろんなことを感じた。
こちらも、感じた通りにいろいろやってみたあと、
泣き止むときに見せる満足げな表情が忘れられない。

赤ちゃんては想像以上に饒舌だった。

  *

わたしたちは、言葉によって思考し、表現する。
そのツールを当たり前に使うようになってからは、
言葉で表現できることだけに制約されていたかもしれない。

実はもっともっと、
表現しきれずにいるものを、自分自身が感じている。
言葉の外にあるものの可能性に、感覚をひらきたい。

言葉の制約に無自覚になってはいけない。
もっと自由に。






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Last updated  2006.01.24 03:39:46 コメント(4) | コメントを書く


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