竹林館 空飛ぶ びぶりおてっく

竹林館 空飛ぶ びぶりおてっく

PR

プロフィール

PB013

PB013

フリーページ

2010年12月20日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
。『水の音が聞こえる―人工内耳装用記』(加藤敬子著) という書籍です。突然の病から音のない世界に放り込まれた著者が、再び音を聞くことが出来た時の喜び、再び世界と繋がった喜びが、何と素直にまっすぐに伝わってくることばでしょう! 次々と襲ってくる病を乗り越えて、明るく前向きに生きる著者の姿は、病を抱えた人ばかりではなく、現代に生きるあらゆる人々への応援歌となっています。関西の大型書店には置いてあります。また、ネットでも購入できます。生きる勇気を与えてくれるこの一冊、ぜひお手にとってご覧ください。

キャッチコピーから。

銀ネズミ一色になった音の世界が教えてくれた
――自分のこころに耳を澄ますということ。
不自由であっても決して不幸ではない。
素直に綴られたこれらの記録は、闘病記を超えて
生きるということへの爽やかな応援歌となっている。

この本は、

・12月11日付読売新聞夕刊第二面(西日本版)
に著者の写真と書影つきで、大きく紹介されました。
====================================
本文より

「ああ、繋がった!」口をついて自然と声が出た。ただしその自分の声も遠いところから機械の音のように聞こえたが……。何が繋がったのか……私自身が外の世界と繋がることができたのである。

 四ヶ月半の間、私は外界から一切の音を聞くことができなかった。それが今、病室の小さな流しの蛇口をひねると、「ジャー」と水が流れる音が聞こえ、閉めるとピタリとその音も止まる。水の音は間違いなく外から私の内耳に入ってきた音である。突然の病に倒れて以来、ずっと悩まされ続けていた頭の中のわけの分からない音や耳鳴りではない。外界からの音であることは間違いなかった。少し歩くと私の足音もジッ、ジッ、ジッ、と足を動かすのにあわせて聞こえるではないか。ああ、私は外の世界と繋がった! となんとも言えない思いがこみあげてきた。

====================================
定価1500円+税 ご注文はこちらからも 竹林館

ブログランキングに参加しています。この記事が面白かったらぜひクリックしてくださいね。 人気blogランキングへ



ISBN: 978-4-86000-196-4 C0095

頁:255ページ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年12月20日 22時08分07秒 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

背番号のないエース0829 @ 学童疎開 「外間邦子 ~ 対馬丸記念館 ~ カテゴ…
masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…
ライラック777 @ Re:世界へ羽ばたく蝶の言葉・『夢紡ぐ女(ひと)』(06/07) 素敵な詩集でした。艶やかな文体に、女性…
PB013 @ コメントありがとうございます。 いままでの人生の詰まった一冊、その中に…
尾崎まこと@ ありがとうございます。 ほんとうにありがとうございます。 自分…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: