たぬきぶたの日記2

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C11の後補機客車




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めずらしいC11の後補機客車列車



<2008年1月7日の日記から>

いつもは家のすぐ近くで撮影したりするが、朝の通勤列車が上り、下りともに

ほとんどがSLでした。上り列車は通勤用として何本もあります。

寺前発姫路行きは約15分に1本ぐらいで運行されていました。

反対の下りもあるのですが、少なくて朝の7時14分発しかない。

あとは8時30分のC57客車までありません。

でも、この7時14分発の列車が珍しいのです。

なんと、前後にC11のタンク型SLが牽引します。

そして、途中の甘地駅で半分に切り離して、後ろの編成がすぐに折り返して姫路行きとなるのです。

途中の野里駅と仁豊野駅では下り列車とのすれ違いで、駅に3本の煙が上ります。

今回はその後補機列車を追いかけて香呂駅まで足を伸ばして写した作品です。

まずは上り列車を1本写します。



朝日が列車の窓ガラスに反射していい雰囲気です。

下の池にも列車が写っています。もう少し早かった方が良かったかな。

この列車が香呂駅に着くと目当ての下り列車がやってきます。

2両の出発の汽笛がなりひびくと、ブラストが聞こえてきます。

この池のあたりまで登り勾配になっているし、駅を出発してすぐの場所ですから

煙の状態もいいのです。全国に多くのSLファンがいますが、

播但線のC11に関しては作品に自信があります。と、いってもこの程度ですが。

11両編成ですから、前と後ろを分かるように写すのが難しい。



播但線 香呂-福崎

三脚を立てたら構図がしっかりするのですが、手持ち撮影なのでどうしても

ずれてしまいます。それに興奮していますから、だんだんとアングルが上がっています。

もっと下げて、池に写っている列車を入れてやれば最高だったのに。

最後の決め写真です。



当時は白黒ばっかりだったので、たまにはカラーで残そうと奮発しました。

金がないのでここぞというものしか写していません。

これを写して学校へ行っていました。この時刻が7時50分。

ここから自転車でとばします。体力あったなあ。感心しますよ。

渋滞している国道をすいすいと自動車を追い抜いて約30分。

かろうじて1時間目に間に合います。こんな毎日でした。成績が下がるはずですね。

夜は機関区へ出かけて、撮影したり次の日の機関車の運用状況を確認します。

夜の11時に姫路に着くC57の客車をみれば、1週間の予定が分かるのです。

机に座ればネガの整理と撮影旅行の計画など、時間が30時間ぐらい欲しかった。

高校生の諸君にアドバイス。

勉強と部活は両立する。しかし、趣味が加わるとだめ。3つはできない。

どれかがおろそかになる。

僕の場合は特別の事情があった。この年に播但線が無煙化されるのが決定していた。

親に言った言葉が、ひどい。

「勉強は来年でもできるがSLは今しか写せない。」

なんという親不幸者なんでしょうか。あきれますね。



この写真は池の反対側からです。後ろのSLの煙を入れるために、

どうしてもこの位置でシャッターを押します。

ここでは白黒でいい作品がありますから、またの機会にアップしますね。




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