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2階で寝てるのかな?ぐらいに思っていたが、
なにやら、階段上のあたりで、
とっても小さなの声ではあるが、
バーの「ニャー、ニャー」鳴き声が聞こえる。
この鳴き方はもしや?
嫌な予感がする・・・。
我が家には、階段を上がりきったところにトイレがある。
そのトイレのドアの前で、声の主であるバーが、
ドアと床の隙間を覗き込んで
あのか細い声で鳴いていたのである。
「バーちゃん、どないしたん?」
なんとなく、察しはついているものの、一応、聞いてみた。
バーが、この鳴き方をする時は、「あれ」である。
それは、バーにとって、
野生の血が蘇らせる物だ。
そう、ハンターの血が騒ぐのある。
「なにがおるん?」ドアを開けてみる。
この時点で、私はたぶん蛾などの虫だと思っていた。
虫を追いかけるうちに、
トイレの中へと追い詰めたのだろう。
ドアを開けた瞬間、
バーは勢いよく飛び込んで行く。
すると、トイレマットの陰に、
するすると逃げ込む生物。
「?????」
あれ、今のは虫か?
なんだか、デカイような・・・。
恐る恐る、マットを動かして見る。
またもや、するするとトイレの隅に走る謎の生物。
バーは、その度に狭いトイレの中を走り回る。
逃げる謎の生物。
バーとその生物の攻防戦があまりにも速すぎて、
なかなか生物の正体が確かめられない。
まず、バーを捕獲する。
バーは「ニャーニャー」放せコール。
「ちょっと待ち!」そう言いながら、少しドキドキ。
最後に隠れたマットをどかしてみると・・・・。
発見!その謎の生物の正体は、
ヤモリである。
ぎょ、ぎょえ~~~~!
これは、ヤバイ!
バーにとっては、この上ない極上の獲物じゃないか?
バーのハンターの餌食になると、間違いなく死んでしまう。
ここで、補足するが、
バーは虫などをハンターする際、決して食べない。
もて遊ぶのである。
だが、散々もて遊ばれた後は、ボロボロになって死んでしまう。
さて、このヤモリをどうしようか?
やはり捕獲して逃がしてあげるのが、ベストだな。
よし、ヤモリ命救出大作戦、決行だ!
まず、嫌がるバーを寝室に監禁。
せっかくの獲物を横取りされたバーは、
ギャーギャー言いながら、
寝室のドアにアタックしている。
私は、ビニール手袋を着用。
これで準備OK!
さすがに素手では、触れない。
どこだ~?そ~っとマットを持ち上げてみる。
するするする、ヤモリはまた逃げる。
私は、トイレの床に這いつくばって、追いかける。
う~ん、これは手ごわいやつだ。
ヤモリはトイレの中を縦横無尽に逃げ回るが、
私は便器が邪魔で、思うように動けない。
これじゃ、さっきのバーと同じだなと思いながら、
しばらく格闘するも、逃げ足が速くて捕獲できない。
その時、救世主(ウイパパ)が帰ってきた。
興奮を抑えて事情を説明し、ヤモリを確認してもらう。
ヤモリは、トイレの窓枠のところにいた。
救世主(ウイパパ)は、そ~っと手を近付けて、パッと捕獲。
さすが救世主、ヤモリ命救出大作戦、成功である。
ホ~ッ、2人に安堵の表情。
捕獲したヤモリは、窓から外へサヨウナラ~。
もう迷い込んじゃダメよ。
ちゃんと家を守ってね。
さて、事件解決後、開放されたバーは、
その後2時間近く、トイレの中で必死の捜索を
続けていたのは言うまでもない・・・。
(長文、お付き合いありがとうございました。)
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