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2026年01月25日
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カテゴリ: オペラ
14:00〜 新国立劇場
 4階右側

 アイゼンシュタイン:トーマス・ブロンデル
 ロザリンデ:サビーナ・ツヴィラク
 フランク:レヴェント・バキルジ
 オルロフスキー:藤木大地
 アルフレード:伊藤達人
 ファルケ博士:ラファエル・フィンガーロス
 ブリント博士:青地英幸
 フロッシュ:ホルスト・ラムネク
 イーダ:今野沙知恵
 新国立劇場合唱団
 東京シティ・バレエ団

 指揮:ダニエル・コーエン
 演出:ハインツ・ツェドニク

 結局10月以降ほったらかしに近いわけですが、オペラを観たらまぁ書こうかな、とは思うわけです。良くも悪くも。

 ハインツ・ツェドニクの演出は20年続いていてこれで8度目。まぁ手垢は付いてますが、確かツェドニクの演出はフォルクスオーパーだったかでも出ていて、内容は違うけれど(アイゼンシュタインはサケを注文するわけではない)ネタ的には被っていた筈で、悪く言えばマンネリだけれど、よく言えば練れているのも確かではある。そして「こうもり」は新しいものを求めることに大して意味は無かろうというものだろうから、これはこれでいいとは思うのです。
 とはいえ卓越しているというわけでもなし、よって公演の面白さはその時その時の作られた舞台で決まるわけですが、しかし、ねぇ........

 結論から言うと、拍手(ぶらぼおおおおおおじゃないですよ。ただの拍手)に値するのはフロッシュくらい。歌唱陣はダメか凡庸のいずれか。
 フロッシュは良かったです。そもそも声がちゃんと出ていた。言い換えれば他の面々は出てないか怒鳴ってるだけ。前者が多かったのが特徴ですかね。フロッシュは何言ってるかちゃんと聞こえるし(こうもりでよくある時事ネタのアドリブとかないですしね)、あれはピツィカート・ポルカだったか、に歌詞をつけたのを歌ってたけれど、まぁ小唄レベルですが、ちゃんと歌ってた。他は、ねぇ。ロザリンデやアデーレやオルロフスキーは舞台上で向きを変えると途端に聞こえなくなるというレベル。向きを変えると声の出る方向が変わるから聞こえ方が変わるのは当たり前で、それでも聞こえるというのが歌手というもので、それが出来なかやアマチュアレベルでしょう。まして新国立劇場はよく聞こえる甘々の劇場なのだから。これ、東京文化会館だったら成立してすらいないと思います。怒鳴ってるのがアイゼンシュタインとアルフレード。アルフレードとフロッシュのやり取り聞いてると、どっちが役柄上歌手だか分からないくらい。ファルケとかは、まぁ、可もなく不可もなくクラスかなぁと。
 合唱は何歌ってるか分からないのはいつも通り安定のダメさ加減。今度書こうと思いますけど、年末の第九でこりゃいくらなんでもというのを聞かされたのもあって点は辛いですが、良く言う要素も無イノでしょうがない。
 いや、独唱陣も、見ようによっては「いや、あれは良かった」「これは良かった」って言うことも出来なくもないのかも知れないけれど、正直、このレベルじゃなぁ、と言うのが本音。いいところを探す前の基本レベルがダメじゃん、という。

 バレエは、まぁ狭いししょうがないけど、ピリッとしないなぁ.....まぁ、多くを求めるものじゃないしね......と思って見てたのですが、新国のバレエ団じゃないのですね。いいんだけどさ。でも、こういう時、新国のバレエ団じゃないのは、奇妙ですね。バレエを持ってる劇場で、こういう時に踊るのが座付きのバレエ団じゃないってこと、そんなにあるのかしらん。新国はバレエはバレエ、オペラはオペラ、ってやってるつもりなのかも知れないけれど、奇妙だと思います。申し訳ないけど、わざわざ呼ぶほど優れているというわけでもないでしょうし。

 そもそもこうもりを年末にやるというのはウィーンの習い性で、それというのも何故か舞台設定が12月31日だから。なので、ジルベスタこうもりはガラコンサートのような扱いなのです。ウィーンでも、フォルクスは知らんけど、国立歌劇場の方は、12/31の公演だけは、2幕がガラ仕立てになる。ゲスト歌手を呼んできたりする。それはあくまで12/31の夜だけで、翌1/1の元旦の夜もこうもりはやるけれど、ガラはない。ミュンヘンでも12/31はガラ仕立てで、ゲストでアルバレスだかが歌った上に、ボードヴィル芸人というのか、日本だと牧伸二のウクレレ漫談みたいなのが入ったりして。前に一度チューリッヒのこうもりを見たことがあるけれど、その時もガラでした。
 別に1月末にこうもりやるなというわけではないし、公演日は特別な日でもないので、それだけのことではあるけれど、言い換えればこうもりなんてわざわざ有り難がってやるもんでもないですよ。それでもやるんだったら、もうちょっと楽しませることをやるべきだと思うんですよね。それが演出の日本語くすぐり、というのは、まぁ、寒いよね。バレエくらい本気で出せばいいのに、と思う所以。まぁ、それでも、歌唱陣が良ければ、そこまで気にしないんでしょうけど、なにしろ無惨な出来なので....

 オケは.......指揮者は頑張ったんでしょうね。ただ、元がどうしようもないので、ねぇ。歌わない、楽しくない音楽。まぁ、東響だからね。バレエのテンポが遅かったり、チャルダーシュもなんかぎこちなくギッタンバッタンみたいな感じだったのは、演者に合わせたんだ、ということにしておきましょう。

 初日は絶賛だったという噂も聞くし、今日もやるようだから、昨日はセーブしてました、てなことなのかも知れないけれど、多分無いな。正直これのどこがいいのか分からなかった。今日のためにセーブしてたとしても、聞く方はその日のそれしか聞かないのでね。客にその言い訳は効かないのだよ。









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最終更新日  2026年01月25日 12時49分28秒
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