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モノ知らぬ19の春、予備校時代のおハナシ。
大阪梅田駅で偶然、中学校の同級生とバッタリ会った。
「よぉ、ひさしぶりやなぁ。」
「何年ぶりかナァ?」
中学校の頃は大人しい「子」だったが、今は演劇をやっているとの話。
へぇ~、変われば変わるもんだ。
立ち話もなんだから喫茶店へ行くかって事になった。
阪急電車梅田駅の上に阪急17番街って、チョイとオシャレな店の並ぶショッピング街があった。
そこの喫茶店に行った。
ワタしゃ、「ホット」を頼みました。
大阪じゃ暖かいコーヒーは「ホット」、冷たいコーヒーは「レー(冷)コ」ってオーダーします。
さて、彼は・・・「ウィンナ」と言った。
ハァ?こいつ変わったやっちゃナァ。
やってることも演劇で変わってるけど、サテン(喫茶店の略)でウィンナソーセージ頼むか?
よほど腹、へってるんやなぁっと思った。
アージャら、コージャら、お互いに卒業してから今までの事を、互いに情報交換し合っていた。
「お待たせしました。」
ウェイトレスのオねーちゃんが注文の品を運んできた。
私の前にはホット・コーヒー。
彼の前にはアレ?
上にホイップ・クリームの乗ったコーヒーが置かれた。
なんじゃ、こりゃ。
初めて見るぞ。
彼に聞いたら「ウィーン風のコーヒー」って事だそうだ。
「(喫茶店で)ウィンナーソセージ頼むなんて変な奴やなぁと思たわ。」と言って、二人して大笑いした。
すでに社会人の彼は、オシャレな飲み物をご存知でした。
まぁ、無知は恥です。
いまでも、笑い話として、飲み屋のオネーチャン相手に使わせて頂いております。
もう40年も前の話。
彼はどうしているかなぁ。