♪弔いの鐘の音 石に刻まれた天使これがすっきりしない。
ただ冷たく 重々しいだけ
どう見ても あなたにはふさわしくないお友達
あなたは優しく暖かかったから♪
♪あの頃のあなたは 私のよき理解者これがどうにもおかしい
私にとってかけがえのない方
友であり父だった人…
なのにその世界は突然崩れ去った♪
<前略>
そして、とても目からうろこの発見があったのです。
それは「全てはあの(三重唱)から始まったのだ」ということです。
これまでの一年半、(三重唱)が終わると切なくて苦しくて、ファントムのこれからを思うと祈りにも似たものに突き動かされてファントム詣でを続けてきました。
ところが分かったのです。私の見方は逆さまだったのです。
「オペラ座の怪人」はここから幕が上がるのです。
2人が舟で去ってから・・・・
何年か経った2人の生活は幸せそうに見える。しかし、心と魂の半分をファントムに置いてきたクリスティーヌは歌うのです。(もちろん、ファントムに)
「think of me」
【心の中から / あなたを追い出そうと―】
【懸命に闘っている / 私を想って】
【生きている限り / 私は想いつづける】
【愛しいあなたのことを!】
【でも約束して / 時々でいいから―】
【この私を思い出すと】【この私を!】
ここまではもう皆さんが知っているところですよね。このあとです、新発見は・・・・
こんな思いでラウルと子供たちと暮らしているクリスティーヌに「ファントムが亡くなった」という訃報が届くのです。(多分マダム・ジリーからでしょう)
そして、歌うのが、
「Wishing you were somehow here again」
【あの頃のあなたは 私のよき理解者】【私にとってかけがえのない方】
(友であり父だった人…)【なのにその世界は突然崩れ去った】
(もう一度 会いたくて)(もう一度近くにいてほしくて)
(ときどき思ったわ 夢を見さえすれば)(本当に来てくれるかもしれないと)
(あの声をもう一度聞きたい)(それは無理だと 分かっているけれど)
【弔いの鐘の音 石に刻まれた天使】【ただ冷たく 重々しいだけ】
【どう見ても あなたにはふさわしくないお友達】【あなたは優しく暖かかったから】
【あなたが再び姿を現してくれたら】(お別れをしなくてはいけない わかっているわ…)
【私を許し】
あなたは私が孤独の暗闇に居る時、いつも慰め、教え、導いてくださったでしょう?だから、今あなたを亡くして生きる術を見失ってしまいそうな私に
(生きろと教えてください)(それだけの力をください…)
そして【私にこう言う力を与えて】【”さよなら”と】
そして、「THE POINT OF NO RETURN」の舞台を見て、クリスティーヌの本当の心を知ったラウルは、神の慈愛にも似た愛でクリスティーヌを見守り通し、クリスティーヌの死後いつか2人の魂を一つにしてやりたいと思い続けていたのです。オークションでオルゴール(ファントム)を手に入れ、クリスティーヌと一つにしてやることが出来てやっとラウルの魂も落ち着くのです。
ただ一人生き残ったラウルが「2人の為の鎮魂歌」として語ってくれたお話だったのですね。老ラウルの登場は始めと終わりだけでいいんじゃないか、と思っていたのですが、スワロフスキーの店のショーウィンドウに若き日のラウルとクリスティ-ヌがモノクロで写るのを見てそう感じました。
そして、ラストの指輪を通した赤いバラはファントムとクリスティーヌを表し、2人の魂はこうして一つになれました、というシューマッカーのメッセージでは。<後略>
ラストチャンス 宇都宮で無垢のファント… December 3, 2006 コメント(6)
良い男が二人も和歌山にやってくる November 19, 2006 コメント(18)
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