沖縄の問題その１ | エステルの生活

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2006年10月16日

沖縄の問題　その１

(10)

テーマ：人と自然の関係(599)

カテゴリ：動物愛護

沖縄における三つの問題

《その１》　 ヤンバルクイナ　絶滅の危機

国の天然記念物ヤンバルクイナの数がとうとう1,000匹をきって

深刻な絶滅の危機に瀕していることが分かりました。　

クイナ激減７１７羽／「絶滅寸前」と警告　←読んでね

ヤンバルクイナが絶滅寸前に追い込まれたのは、

クイナを捕食するマングースの分布拡大が

大きな原因の一つとなっていることは衆知のことと思います。　

ヤンバルクイナなど希少生物とマングースが同じ地点で生息　←読んでね

そしてさらに問題なのは人間による交通事故のほか、

絶滅防止の抜本策急げ　←読んでね

絶滅から救う手だてに　←読んでね

ヤンバルクイナは、このままの状況ではあと５年で絶滅するとさえ言われています。

その原因を簡単にまとめると

*　1910年にハブやネズミの駆除を目的として導入されたマングースが繁殖して増え、

現在では沖縄本島北部地域にまで生息地域を拡大し、クイナへの脅威となっている。

*　道路拡張によって、人が人里離れた森林内へも猫を捨てに行きやすくなったため

野生化した猫が繁殖しその数がとても多くなり、マングースと同様にクイナを捕食している。

*　大規模林道建設による森林の減少と建設された道路による生息域の分断、

さらに、ダムの建設に伴う森林の減少、開発による常緑広葉樹の減少、、など

生息環境が悪化している。

*　拡張整備された県道や大規模林道での高速走行による交通事故と、

その道路の側溝は小動物にとってもは、一度落ちたら這い上がれない状況となっている。

その他、カラスによる雛の捕食も原因となっていますが、

理由のほとんどが人間の身勝手による人災であるように感じられます。

さらに、今度はヤンバルクイナを守るために多くの野猫とマングースの命が、

人の手によって殺処分されつつあります。

ヤンバルクイナだけでなく、野猫もマングースも、被害者ですよね。

猫とマングースは殺処分の対象として大規模捕獲が進められています。

ヤンバルクイナは守らなければいけない貴重な命ですが､､､､､

同じように猫もマングースもそれぞれに命のある動物･････

人の都合で翻弄される命に対してＳＯＳが発せられています。

環境省と沖縄県に対して、動物愛護法に基づいた殺処分の中止と　

双方の命を大切にする代替法を要望しています。

やんばる猫のＳＯＳ　←読んでね

そして、沖縄県獣医師会のメンバーの方たちが、「ヤンバルクイナが猫に捕食され、

絶滅の危機に瀕する現状を招いたのはペット動物の適正飼育を指導していく立場にある

獣医師にも少なからず責任があるであろう」との考えから

飼い主の義務であるべきペット動物の適正飼育がヤンバルクイナのみならず

野生動物を守ることにつながることをアピールしていく会を作られています。