ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2012年01月22日
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カテゴリ: 日本ワイン


グランポレール山梨甲州樽発酵2009 。生産者はサッポロワイン山梨ワイナリーです。サッポロビールの創業100周年事業として、1976年にワイン作りをはじめたそうです。ビール醸造の技術を生かした、発酵から貯蔵に至るまでを定温で管理するというクールドワイナリーを日本で始めて導入しました。現在はデイリーレンジを岡山で、上級レンジを山梨で作っています。
価格は、写真のお店では2100円ですが、ヴィンテージは選べないそうです。

は黄色というには抵抗があるくらいの薄さ。もう白でいいと思います。

香り は甲州らしい吟醸系の酵母っぽさや梨、オシロイバナのような白い花的なニュアンス、それに蜜柑やカボスなど柑橘の要素と言ったものが感じられます。また、樽熟しているためナッツや木っぽさ、それに微かなホイップクリームといったものも。その他、ミネラルや微かな蜜っぽさも感じられました。

味わい はしっとりした印象ながらインパクトのある酸がメインで、そこに後口の旨みや繊細でほのかな蜜柑系の果実味が加わってきます。ボディはライトで、落ち着き、まとまりを感じます。一方ミネラル感は穏やかで、柔らかさがあります。

これは単独で飲んではもったいないという類のワインでしょう。やはり食事にあわせてなんぼです。
おせち料理との相性は、どれとも全般的に良好。田作りや数の子、カマボコといった魚介系でも臭みなどまるで出ません。また、イクラの乗った大根のなますとあわせても、なますの酸味やイクラの味わいと喧嘩することなく、むしろ樽っぽさや果実味がなますの酸味や軽い甘みと、香りと旨みがイクラの香りや塩分とそれぞれよくマッチします。
その他、ちゃんこ鍋とあわせると、具の鳥肉やゴマをかけた野菜と旨みの部分で引き合う他、お寿司にもいけ、カニやエビの甘み、ブリの旨みとワインの樽香を中心とした香りやそれに連なる果実味が嵌ります。


これもまた、日本のテーブルワインにふさわしい1本といえそうですね。

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最終更新日  2012年01月23日 07時34分20秒
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