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若松コロニーとシュネル資料編_No.16

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シュネルと若松コロニーSERIES詳細編＿No.16

■各人物、資料編＿No.8（＝若松コロニーSERIES_No.16）
The Wakamatsu Colony： Gold Hill （会津人のカリフォルニア）

Sec.1 ＜・・・＜ Sec.12 ＜ Sec.13 ＜ Sec.14 ＜ Sec.15 ＜ Sec.16：各人物【資料編＿No.8】（現在頁）

シュネル兄弟行動年表と、大脈箇条書き＿（その2）

シュネル兄弟と戊辰戦争（奥州藩：会津藩、米沢藩、長岡藩、庄内藩）との絡みに至るまで

シュネル兄弟行動年表
シュネル兄弟行動大脈箇条書き
シュネル兄弟の武器販売実績の中、明確なもの一例
（対：会津藩,越後長岡藩,庄内藩
シュネル兄弟の単発情報各種
▲前頁（No.15）、▼現在頁（No.16）
兄弟の■名前表記と■生没曖昧情報各種：手掛かりアラカルト（考察用
弟、エドワルドの時計屋時代に於ける「スイス人との接点」
私的に気になっている人物手掛かり

シュネル兄弟行動と手掛かり

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★
この頁から初にご覧頂きます場合・・・前頁の「シュネル兄弟行動年表」項目からご参照おすすめします。

E＿兄弟の■名前表記と■生没曖昧情報各種：手掛かりアラカルト（考察用

資料や、その資料が書かれた国名によって、表記様々。誤記もあれば、曖昧情報や別人なども考えられるが、
幅広く彼らを探すためのキーワード。

頭混乱するといけないので、この枠には一般的に言われる事。下側水色枠には色々調べた結果、目についたその他表記

兄弟のカタカナ表記と
類似名及び、国によって当時
の表記が異なるもの参考

◆シュネル、または、スネル

弟：エドワード・シュネル
・エドワード（Edward）は
「エドワルド：（Eduard）」とも

基本的一般的： Edward Schnell ,
◆Eduardのスペルも有。

他：エドワーズ

兄：ジョン・ヘンリー・シュネル

基本的一般的： John Henry Schnell ,
◆平松武兵衛、（松平容保から貰った和名）
◆アカバネ・シュネル（アカハネ・シュネル）【本人がそう名乗り出した】
（これは宗教観念：カトリックと英雄の証＝赤い羽根の騎士に由来するはず。
本人は自称したものの、ほとんど誰も日本人はその名に関心ないらしく
そう呼んでもらったことも稀）

兄弟の誕生の地
一般的な誕生年推定説
（兄側が1843または、1844位）

説1： 兄弟共に出生地は、ブレーメルハーフェン。
【Bremerhaven】：ドイツ北西部、ブレーメン州の港湾都市
説2～・・・：複数有

二人の年齢は近く、年子かせいぜいひとつかふたつ違い位とか・・・不鮮明。
容姿や音声の違いを比較した描写見たことないです。

色々調べた結果、目についたその他表記

頭混乱するといけないので、色々調べた結果目についたその他表記。一般的に言われる事は上側ピンク色枠

誕生日情報

注）歴史専門家が断定した数値
ではありません。調べた結果
発見できた数値です。

■弟（エドワーズ）は： 1844年9月15日 ：（宗教上追跡した結果発見
・・そこには、エドワーズとカタカナ表記。
■兄（ジョンヘンリー）： 1844年9月15日
：（同姓同名プロシア出身アメリカ移住人。追跡資料は英文）
ここでも兄弟区別が混迷ミックス状態！になってしまった！

シュネルの【Schnell】
スペルと読み方
国や時代＆類似名

■ 他に■
・◇SCHNORR、◇SCHNUELL、◇SNELL
（墓情報や国勢調査などから、から同世代、アメリカ移住系類似名プロシア絡み系、
バタビア絡み系、スイス絡み系を探したところ発見）

尚、この頁にも書きましたが、当時のスペルについては、全世界共通ローマ字
状態でなかったため、外国人の聞きなれぬ名前のスペルは様々になってる
場合があります。特に日本人の名前などは大分変！！！状態です。当時の書類
を書いた役人さんの出身国にも影響あるかもしれません。判読困難な現在使われない
凄い筆記体！の字も出てきてどうしても読めないのあります。

ドイツ語ならば、 SCHNEIDER とも書かれているかも。

ヘンリーの
スペルと読み方
国や時代＆類似名

■He rr Schnell・・・（アメリカの古資料国勢調査などにサインされた文字列）
（以下は私的な調査につき、先祖らしきの根拠力説できませんのであくまで参考
■仮説1：先祖らしきを追うと、ヘンリーでなくて、ハインリッヒ、ハインリヒかも？
■仮説2：インドネシア（当時のバタビア含む）の宣教師として、
Johannes Schnell という人物がいる。シュネルよりも世代がひとつ上。父世代。
本来、 Johannes は、ヨハネスとか、ヨハンネスとかですが、読もうとした人の国に
よっては、ジョンになってしまう可能性も。
その子供にジョンヘンリーシュネル（英スペル）有。これについてはこちらに追記

横浜時代の若きシュネル兄弟と、奥州諸藩の各要人達との出会いについての手掛かり

横浜時代＆後のシュネル描写各種

■色部久長による情報

横浜時代のシュネルは15歳程度の少年。横浜の居留地在住の外国人相手に牛乳を
搾り売る仕事をしていた。この者は、1858年段階で既に、四十四番館（オランダ
四番館）在住。（目撃されたのはこの場合、弟側）。
▲（自称オランダ人として来日しているのが解る。1858年段階では、兄が属した
側のプロシアも、弟が属したスイス側も共にまだ通商条約確立していない為。
関連：各国通商条約確立経緯は下側枠ご参照）
1861年＿対プロシア 、 1864年＿対スイス 、

■甘糟継成による情報＿奥州に来たシュネルの描写：年齢30位、好青年。

文章にシュネルの文字を残した人物、明らかに交わりを持った奥州の各藩士

関連奥州の各藩士

出会いが明確な人物と、恐らくこのあたりだろうと推定されつつ、
紹介＆出会いの期日、中間キーマンが不明なタイプと双方あります。

色部久長（米沢藩（横浜時代

色部久長日記に残す。関連頁：▼

甘糟継成（米沢藩（横浜時代

米沢藩：甘糟継成とシュネル
甘糟継成、日記他各種書面にシュネルの文字記載有。■何故、甘粕継成が、
何かと記録を残しているかについては、彼は「御記録頭取」に就任。業務は研究＆
歴史書の編纂。学者肌。その為著書も複数。その上、彼は、藩主、上杉斉憲に
お供して、文久2年（1862年）から京都・江戸に行き、諸大名や公卿、及び藩士との
交渉を担当。当然横浜滞在も有り詳しい。

河井継之助とシュネル出会いの
中間キーマンのスイス人達

河井継之助（長岡藩（横浜時代

スイスの条約締結は
1864年2月6日：修好条約締結。

早く提携したくてこの国は
ヤキモキ。早期に事前入国

関連項目
■ エドワルドの時計屋時代に
於ける「スイス人との接点」
■ 河井発言から気になるフランス人

河井継之助は、西国遊学の為、自藩を離れ、横浜滞在期間有。彼らスイス人達との
交友明確。

■しかし、エドワード・シュネルとの接点有りは明確ながら、年月日や経緯を
特定できない。・・歴史小説などで様々に描かれる。
■シュネルとの出会いの中間キーマンは、主にフランソワ・ペルゴとジェームス・
ファブル・ブラントといわれる。このうち、ファブルについては、後日談として、
河井が暫し、ファブル家に滞在していた期間が多少あったことは立証されている。

■フランソワ・ペルゴ（1834～1877年：スイス人）：主に時計輸入販売業

1861年：横浜来日。この時スイス人といわず、フランス人として入ってきた。
この段階ではスイスとの通商条約が未然の為スイス国籍ではまずいため
1864年：シュネル&ペルゴ設立（スイス時計輸入会社：シュネル弟と共同経営
時計屋さんとして、武器に傾倒したシュネルと袂を分かつ

■ジェームス・ファブル・ブラント（1841～1923：スイス人）：主に時計輸入販売業

1863年：スイス使節団員として横浜へ。締結成立は翌1864年。一年待機。
締結成立後帰国せず、横浜残留の上商売開始。

他：後の奥州時代に接触した人物

鬼頭正路（長岡藩
（奥州時代に初対面）

■藩命で、現況欠乏状態の武器弾薬を入手する為、会津の水原陣屋へ相談に行く。
その際、会津も欠乏と知り、初対面ながら、「己は河井継之助の知人でその使いの者だ！」
と直接アタック。シュネルはその場で担保無し、全て信用して多大な量の武器弾薬を
手渡した。（これが出会い）
■その時、会津藩の者に、シュネルを紹介して欲しいと懇願された。

梶原平馬（会津藩
（奥州時代に初対面）

上記のいきさつから、梶原平馬は、河井継之助（長岡藩）のはからいを経て、エドワード
の兄を紹介されて、そのままスカウト。藩主、松平容保は軍事顧問として優遇。
ご存知の和名「平松武兵衛」も、屋敷も、妻も全て藩主から与えられた。

河原善左衛門（会津藩

梶原平馬に随行して、仙台･米沢藩の家老らと会談しているチーム
会津容保使者：（梶原平馬、伊藤左大夫、河原善左衛門、土屋宗太郎、山田貞助
このうち、河原善左衛門は、国産奉行。農作物や資源など収益になる産物の実態を
把握している人物。戊辰突入時には、武器弾薬の補填となる資源（銅や砂鉄等）の
所在地をシュネルに伝える他、民にも鍋鎌他鉄製物質の回収を呼びかけるなど動いた。
ご子孫の一人（スイス在住）の kawaraさんは、シュネル研究を。

各国通商条約確立経緯

■1853年■浦賀にペリー：嘉永6年6月3日（1853/7/8）浦賀沖に来航。
・6月9日（7/14）に開国を求めるアメリカ大統領国書を提出
■1854年■開国： 日米和親条約 ：嘉永7年3月3日（1854/3/31）締結
■1858年■ 日米修好通商条約 ：安政5年6月19日（1858/7/29）締結
・日本とアメリカ合衆国の間で結ばれた通商条約≒不平等条約。
- ■ 安政五ヶ国条約： 1858年アメリカに引き続き同年同様他4国＝計5国
  （アメリカ：日米修好通商条約
  イギリス：日英修好通商条約、フランス：日仏修好通商条約、
  オランダ：日蘭修好通商条約、ロシア：日露修好通商条約）
- ■その後まだまだ続く！
  1860年＿対ポルトガル。 1861年＿対プロシア 、 1864年＿対スイス 、
  1866年＿対ベルギー、対イタリア、対デンマーク、
  ・・・▲ここまでは幕府。▼以下は明治政府
  1868年＿対スペイン、スウェーデン・ノルウェー、
  1869年＿対オーストリア、対ハンガリー

河井発言から気になるフランス人

河井継之助の臨終間際発言には、概略こんな話。
「無念ながら奥州諸藩は官軍に敗れるだろう。長岡藩の世継「鋭橘君（※）」をフランスに亡命させよ。
シュネルに金を渡してある。彼の船は仙台に停泊している。それを用いよ。」

※鋭橘君とは：長岡藩14代藩主予定だった「牧野忠毅（まきのただかつ）」のこと

■シュネルの船とフランスの絡みは何？

シュネルの船は確かにある。ロバ号他。
しかし、どうしてフランス？河井にとって、この段階で理想と考えたのは、軍事顧問団ブリュネ他は
フランス、それに徳川昭武らパリ万博留学経緯から、フランスを指定するのは自然だが、上記の
フランソワ・ペルゴは、入国の段階でフランス人だと偽って日本に入ってきている。それに、シュネルも、
時に及んでフランス人だと自称する場面もかつてあった。

実際、仙台港には、榎本艦隊が停泊していた頃、フランス人のファブルと言われる商人が居た。榎本は老朽化した
輸送船を彼に売り換金している。このファブルという人物は、明治3年段階では、箱館在住フランス商人として
箱館史に存在するが、この段階では、居るのは明確ながら、どこに在住なのか正体不明で、同一人物である旨立証も
されていない。ジェームス・ファブル・ブラントの遠戚のファブルなのか、全然関係ないのか不明だが、少し気になる。

F_弟、エドワルドの時計屋時代に於ける「スイス人との接点」

■エドワード・シュネルとシュネル＆フランソワ・ペルゴ

フランソワ・ペルゴ（1834～ 1877/12/18）と共にエドワードは、
1864年1月12日：エドワード・シュネルとシュネル&ペルゴ設立 。
この会社は共同経営。スイス時計の輸入商社。
ところが、武器商売に関心を示したシュネルと袂を分かち、会社は解散。
上記各枠のとおり、エドワードは新潟へ移住して、戊辰の嵐に巻き込まれてゆく。

しかし、この周囲のスイス人人脈は、エドワードに影響があったと考えられる。
まずは第一に、（元治1）1864年： スイス 総領事書記官着任。
しかし、この他にも交友関係

スイス人の時計屋さん仲間と
エドワードシュネル考察

■フランソワ・ペルゴとシュネル
（共同経営経験）
■ジェームス・ファブル・
ブラントとシュネル
（スイスの書記官としてシュネル
が就任）

■エドワード・シュネルは、上記のとおり、左記2名共に関与有り。

左記2名は、河井継之助に纏わる人物として有名ながら、幕軍応援というわけでは
ありません。また時計分野で活躍ながら、武器にも無関係ではなく、官軍側にも
大いに関与した経緯有り。但し、初期の段階で、官軍対、幕軍の大決戦の構図が
明確でなかったことにも起因します。
彼ら横浜の外国人は、「 北方ライフル射撃場 」という場所を有していました。
ここには、官軍側の西郷隆盛や大山巌他も出入りしています。武器販売実績も
あったことと想定されます。

G＿私的に気になっている人物手掛かり・・・多分混乱しますが！（あくまで私的仮説のひとつ）

1843年、または1844年生まれのシュネル同名を幾つか調べた結果

インドネシア（当時のバタビア含む）の宣教師として、 Johannes Schnell という人物がいる。
シュネルよりも世代がひとつ上。この人物そのものか否か立証できませんが、同一名の人はカナダで死亡。
その子供にジョンヘンリーシュネル（英語スペル）有。その人物もカナダで死亡している。一般に言われている
1844年生まれまたは、1843年生まれと誕生年は一致。但し、弟としてエドワードは居ないから少し変だが・・・。

シュネルが異国人の戦争の為にあんなに命をかけたのは、武器収益とは別の角度に見える。カトリックと
随分絡む。（それについては物語風に書いてありますが、 No.1 からお読み頂きますとお解り頂けると思います。
流れは物語風ですが、解説行と資料入っています。）

尚、ヘンリーはクリスチャンネームの確率高い。シュネルを助けたカリフォルニアの隣農場主（ビアカンプさん)家にも
複数のヘンリーさんが居ます。彼もプロシア系。

Johannes Schnell のスペルは、本来、ヨハネスとか、ヨハンネスとかですが、読もうとした人の国によっては、
ジョンになってしまう可能性も。本人もそれをニックネームの一種として受け入れて定着する可能性も
なきにしもあらず・・・等、色々想像の領域は広がります。

尚、カナダで死亡したジョンヘンリーシュネルさんが、本人かどうかは知りません。専門家が断定した資料
見たことありません。その上、奥さんは別の人。日本人ではありませんが、結婚は1870年。シュネルがカリフォルニア
をひとたび発ち日本へ向ったのは1871年。一年矛盾しますが、日本人の妻を失っていたとすれば、こんなかんじも
さほど大きな矛盾ではなくなる。

尚この仮説でいくと、ジョンヘンリーシュネルが、 1844年9月15日 ドイツ生れ。
こうなると、別途宗教ラインから得た情報では、エドワーズ側が上記誕生日！ジョンヘンリーとエドワーズは
同一人物または、双子？になってしまう！！

また色々調べてみると、ジョンヘンリー某さんが、ニックネームとして 「エドゥ」 と呼ばれてる人、複数居ました。

弟のエドワードがかつてあらゆる商売をやっていた頃、及びスイスの書記官任務に席を置いていた頃、
彼の周囲には沢山のスイス人仲間。その中に、エドワードとか、エドワルドがくっつく名前の人物は複数います。

エドワードの名前色々
◇エドワード・バディエ（スイス行使団体の一人。通商条約無事提携後帰国せず横浜に残った人物）
◇エドワード・ファブル・ペーレ(ジェームス・ファブル・ブラント長兄：横浜に関係ない為この人は無関係ながら)

現代の感覚でスイスとプロシアは当然別ながら、当時スイスとプロシアは随分絡んでいます。
特に、植民地のバタビア進出経緯のある家系なれば、さらに縁は深い。
真下バナーは、シュネル世代よりひとつ前位、世代的にはシュネルの父時代の人物ながら、スイスとプロシアが
こんなに絡んだ人の例＆カリフォルニア進出のプロシア系の人々として。

サッターの妻の旧姓と、シュネルに同行したスイス人の苗字がどうやら同一。親戚かもしれない可能性否定できない。

また、別件候補類似名としては、ジョンヘンリーシュネルの弟にエドワードはいませんが、こちらは、
コンラートまたは、コンラッドの名の弟が居る人有。誕生年もだいたい一致。コンラートといえば、
シュネルでなく、ガルトネルの弟の名前。彼らもバタビアから日本へ。同じくプロシア人。

資料編No.1 ＜資料編No.2 ＜・・・＜資料編No.6 ＜資料編No.7 ＜資料編No.8 （現在頁

■各人物、資料編＿No.8（＝若松コロニーSERIES_No.16）
The Wakamatsu Colony： Gold Hill （会津人のカリフォルニア）
Sec.1 ＜・・・＜ Sec.12 ＜ Sec.13 ＜ Sec.14 ＜ Sec.15 ＜ Sec.16：各人物【資料編＿No.8】（現在頁）