タイトルの意味するのは、Horatio対FBIとUS Marchal(連邦保安官)のダブルヘッダー。 こうなってくると、本来のCSIの仕事を大きく超えているような気がします。話も複雑になって、証人保護プログラムなど会話が判りにくかった。でも、ラボで調査や実験だけをしているだけよりも、私としてはこちらの方が絶対に面白いですけど。Horatioお得意のはったり、嫌みが冴えますね。 コロンビアの麻薬取引などで証人として保護されている男(フランク/エド)の愛人が、プールサイトで殺された。これは彼に対する警告だと思われる。そしてエドにはかつての仕事仲間(フュークス)から命を狙われる理由があった。フランクとフュークスは銀行強盗を働いて、警備員を殺しフランクが金を持ち逃げしていたのだった。 今回ベガスとのクロスオーバー以来再登場のFBI特別捜査官、Sackheimには、"Speak to Devil"と嫌悪感を隠しません。彼らは自分たちの捜査のためにHoratioに制限をかけてきます。もちろん、Horatioが与えられた権限を越えることは難しいでしょうが、司法取引の名の下に、せっかく割り出した犯人(フュークス)を他の証人の取引のために権力で自由にされるHoratioは、"What about two lives I'm looking out for down here, what about them?"と、あくまで彼の縄張り、マイアミの被害者の立場に立ちます。かっこいいゾー。追いつめるときは伝家の宝刀の科学捜査で、有無を言わせません。(泣) そして似顔絵を描いてくれるという少女には特に良い格好をするHoratio、キザ~。ラストで、重要参考人の妻から"In God We Trust"というメッセージをもらうHoratioは、「人が裁く結果が何であれ、神は全てをご存じである。(我々は真実を信じる)」という応援メッセージをもらったのだと理解しました。 義理の妹、Yelinaのところに情報をもらいに行くHoratio。どことなく遠慮気味(でもうれしそう)で、仕事仲間というよりやはり「身内」ですね。この二人、ケミストリーがありますよね。うふふふ。 そして、Yelinaの担当した過去の事件の犯人を逮捕できたことでYelinaは一旦は、「殺された警備員の奥さんはあなたに感謝すると思うわ。」と言いますが、「我々が一緒に(together)やったんだよ。」とHoratioは手柄を独り占めしません。 他の人はあまり目だちませんでしたが、Calleighがアル中(?)のパパの問題で、ちょっと退出するだけで、Horatioはとても心配になるのも、ツボ。H/Cシッパーの気持ちも分かります。そしてダメなパパですが「ラムチョップ」Calleighを溺愛しているんですね。 Calleighも地味なプールサイドのバスタオルを全数捜査するなど確実な仕事をしました。そしてこのエピソードで、ヘイゲン刑事(Det.Hagen)登場です。Holt McCallanyはDavid Carusoと「ジェイド」という作品で共演したことがあります。