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2006.07.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
現在、全国における不登校は約13万人、高校中退約9万人、
引きこもり約100万人、フリーター約217万人、ニート約85万人。


心理カウンセラーとしてのライフワークの一環としてこの問題に取り組みたいと思っている。
昨年の秋口から杉並区教育委員会社会教育センター主催の青少年自立支援プログラム事業
「すぎなみしゃべり場」 にカウンセラーとしてサポート参加を決めたのもその想いから。。。

冒頭に掲げたそれぞれの事柄は決して無関係ではない。
何らかの原因が見えない糸で繋がっている気がする。

その糸を手繰り寄せると 「家庭=親の対応」 というキーワードがあぶり出される。

不登校、高校中退は学校の問題。
引きこもりやフリーター、ニートは社会や職場の問題。

すべての問題は 「家庭=親の対応」 が最大の原因と言わざるを得ない。

しかしこれは何も「親自身に問題がある」と言うわけではない。
親の子育てが正しくてもそれぞれの問題が起こるケースもある。

まずはそれぞれの問題が起こった時に親は否定的な側面から見るのではなく
肯定的な側面からも見ることが出来る心のゆとりを持つことが大切である。

不登校の場合…。
最初は親御さんが子供を連れてくる。

親御さんからしてみれば我が子の不登校というのはとてもショッキングな問題。
しかもその原因がわからない。
気持ち的にはとてもナーバスな状態でカウンセリングルームにやって来る。


このような親御さんに共通して言えるのは 「過干渉」
言い換えればすべて 「先回り」 をして子供と関わっている。

「先生にあいさつしなさい」「玄関ではくつをそろえなさい」「ほらっ、上着脱いで」…etc。

きっと家庭でもそんな対応をしてしまっているのだろう。

「朝、子供が起きたら既に来ていく服を用意している」という親御さんもいた。

そして子供が起きてくれば…
「顔洗いなさい」「食事を早く食べなさい」「歯を磨いて」「ほらっ、ランドセルはやく背負って」。
そんなふうに追い立てられて学校に行き帰ってくれば
「手を洗いなさい」「宿題を済ませてから遊びなさいよ」「ゲームばかりしないの」「早く寝なさい」

子供は一日中、追い立てられている。
気の休まる暇もない。。。

もちろんこのような小言は誰でも言っているし誰でも言われた経験はある。
でも…それが毎日、四六時中じゃ~参ってしまう。。。

このような育てられ方をした場合子供は自立心が育たないケースが多い。
すぐに人を頼ったり人のせいにする。
精神的にいつまでも幼くてわがまま。
神経質なくらいきれい好きかその逆。。。


その他にも…
馬鹿まじめ、融通性の欠落、気を使いすぎる、極端な思考、完璧主義、
自分がきらい、プライドが高い、傷つきやすい。。。


これらの特徴に当てはまる子供たちは小学生の頃までは友達とよく遊ぶ。
でもこれは友達が多いのではなく遊びの誘いを断れない。
だから遊びたくなくても仕方なく友達と一緒にいる。

しかし中学生くらいになると過干渉で育てられた性格が出てきて友人が離れていく。
お昼は共に食事をする友人もいないために本を読んでるフリをしたり
校舎内を歩き回って時間をつぶす。

ところが毎日のようにフラフラと廊下を歩いているのもだから周囲から「キモイ」とか言われ
さらに孤立し徐々に精神的にダメージを受ける。

こんなことがきっかけとなり不登校となり後に引きこもりや中退へといってしまう。

また不登校に陥らなくても安心は出来ない。

例えば…
大学受験や就職に失敗すると挫折を乗り越える力がないために
引きこもりに陥り果てにはフリーターやニートへとなって
社会生活から自分を引き離す恐れがある。。。

以上は特異なケースだが決して可能性としてゼロではないし実際に僕が経験したケースだ。

こう言った場合は…
最初は子供のカウンセリングで訪れるのだが
その段階で親御さんへのカウンセリングへとチェンジする。

またこのような親御さんに共通しているのが 「人の話しを聞かない」 こと。
こちらが大事な話しをしている最中に僕の話しを遮る。
そして自分の話しを延々とし始める。
その内容も一方的でいかに自分のやり方が正しいかを述べる。。。
まさに 価値観の押し売りだ。

これには驚いてしまうが現実なんだろう。
そしてこのような感じで子供と接しているのだと想像できる。

このような親御さんのカウンセリングと平行して子供のカウンセリングも行うのだが
子供とのカウンセリングを進める上で注意している点がある。

過干渉で育った子供というのは自分の話しだけを一方的に聴かれるのを嫌う傾向がある。
カウンセラーは話しを聴くのが仕事!
…ここでもそう書いているがこのようなケースはこちらも対等に話しをする。

自分の過去の話しやその時の感情を話してみる。
その中で少しでも自分とダブることがあれば心を開いてくれる。
ここではじめてカウンセラーとクライアントのラポール関係が結べる。
そうすると自然と子供の方から「僕も~」と言うように話し始める。

そこから何度も何度もカウンセリングを進めて問題解決に導く。

不登校をきっかけに…
「子供の性格が良く分かった」
「本人が本当にやりたいことがわかった」
「子供の才能を発見できた」
…という声も聞く。

また…
「家庭が明るくなった」
「夫婦の会話が増えて仲良くなった」
…というような声も聞く。

だから 「不登校を否定的な側面では見ない」 ということを伝えてたい。
このような問題は時間が掛かるのも。
その時間を惜しんではいけない。

ある有名な女性カウンセラーのHPにこんなことが書いてあった。
「2時間カウンセリング! 翌日から必ず登校させます!」
…僕には出来ない!
…と言うかそんなこと出来るわけない!

ただこのカウンセラーはクライアントに条件を出している。

1.半年以内の不登校であること。(小学生は何年でも可)
2.非行タイプではなく、ひきこもりタイプであること。
3.昼夜逆転していないこと。(小学生は逆転でも可)
4.(子供又は母親が)向精神薬を一度も服用したことがないこと。
5.(両親が)反省し、学ぶ姿勢が強いこと。
6.(両親が)カウンセラーを信頼し、と共に歩もうとする意志が固いこと。

カウンセラーはクライアントにこんな条件は出さない。
特に6番…最初から「私を信頼しろ」と言われても???
その信頼関係を築くのが仕事だと思うんだけど。。。

話しが反れてしまったが
心理カウンセラーとしてのライフワークでもあるこのような問題に更に取り組んでいきたい。

アメリカでは「一生に一度もカウンセラーのお世話にならなかった人はいない」
…と言うくらいカウンセリングが普及しているらしい。

日本はまだまだそこまでではないが冒頭のことが社会問題になっている現代!
カウンセラーとしてお子さんの不登校や引きこもりで悩むお父さん&お母さんのお役に立ちたいと願う。。。


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Last updated  2006.07.09 12:59:53
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