「おちこぼれ」はつらいもの

「子育て爺[４１]「おちこぼれ」はつらいもの」に関連して、 Comment をいただきました。ここに、掲載させていただきます。

くまのぶーさん

勉強になりました

うちの子、もう少し関わってあげて、歯車が動き出せるよう一緒に考えて見ます。

本当につらいのは本人なんですよね。

分かって居るようでもなかなかうまく、接してあげられずについつい、怒ってしまって(反省)･･親の歯車も空回りしているんですね。

ありがとうございます。

今、考えていますのは、「集中力」のことです。

たとえば、子育て爺[８-６]トランプ遊びで、「トランプの、数を見ましょう」というときに、トランプの左上の「数」に、注意が向く。「トランプのマークを見ましょう」というときに、「マーク」に注意が向く。このゲームがおもしろいと感じたときに、この集中力は発揮されます。

みんなで、「記念写真を撮りましょう」というときで、「はい、カメラに向かって、チーズ！」というときに、カメラに注意を向ける集中力。

エスカレーターに乗る瞬間と、降りる瞬間とに、ちゃんと足元を見て、またいでいく、集中力。もちろん、「もうそろそろエスカレーターから、降りる頃かな」と、前を見て、様子を見ている注意力。

それぞれの瞬間の、ポイントポイントに、注意を向けることができる習慣ができると、学校の授業でも、一つのポイントに注意を向けることができて、それが、自信につながって、次のポイントを見つけて、注意力を発揮できるようになるのではないかな。

これを、「よく遊び、よく学ぶ」といっているとも思うのです。

そして、たとえば、「遊ぶ方は得意です。運動神経は抜群です」という子で、「算数が苦手」というのならば、「１００円ショップに行って、１００円玉を一つ持って行ったって、買い物はできないよ。まず、１００円ショップに行って買い物ができるようになろうよ」と、とっかかりを作ってあげるのも、一つの方法かもしれません。段階を踏んでいって、「じゃあ、３個買うときは３１５円だよね」というとことまでいったら、一緒に行って、家の消耗品などの買い物で一品、レジで払ってもらったら、どんなものでしょう。
家に帰りながら、「じゃあ、２個買ったら、いくら払うのかな」と、聞いてみる。もう、お子さんは、上の空ではなくなると思いますけど、どんなものでしょうか。

「大人になったら、何になりたい？」に、「わからない」で、終わってしまう会話ですが、「タクシーの運転手はどう？」に「いやだ。お客さんを待つのがいやだ」という答えが出てくるとしたら、いかがでしょう。観察することも集中力が役に立っています。これは、常日頃から、「お寿司屋さんはどう？」などと聞いているから、出てくる答えではあります。

電車に乗るときは、切符を持たせておきます。これも、注意力を養います。

道を横切るときは、「止まって、左右を見て」これを、一緒に歩いて、実践させる。これも注意力を養いますし。

「子育て爺シリーズ」での、「きらきらとした子に育てる」ってことは、おおかたは、「集中力を養っていることになっている」といっても過言ではないと思います。

「お子さんが悩んでいる」し「お母さんも悩んでいる」のであれば、これは、逆に言えばチャンスと考えて、いくつもの「試してみること」を、試してみたらいかがでしょうか。とくに、やって、楽しいものから、始めるのがいいと思います。

皆様のご協力ありがとうございました。

「人生の初志」は、「最後に「楽しかったよ。ありがとう」と言えるような生活をする」ことにしました。

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