ただ、痰が30分おきに飛び出し、唾というか涎が左の口角から流れっ放し。ポロシャツと短パンに直径15cmの大きな滲みができるほど。目の前にティッシュがあっても、首にタオルを巻いていても、拭おうともしない。服を着替えたり、落ちる唾を拭いたりで手間が掛かる。18時から阪神戦を観戦。何度かご飯を要求するが、珍しいことにイライラはしない。待つことができる。20時、夕食は9割食べる。食後、「サプリメントは栄養あるのか?」と笑える質問。何もわからずに飲んでるんだ。
「泌尿器科で悪いものがあるって言われたけど、癌だと思う?」と聞くと首を振る。「そう言われて、不安になったり、恐怖を感じたことは?」に対しても、これまた首を振る。母とは正反対の反応が興味深い。そのくせ阪神がピンチになるといちいち人を呼び、胸を指差し「イライラする」と言う。トントントンとリハビリ靴で床を蹴りながら、車椅子で私の部屋までバックして来て、「お姉ちゃん、お姉ちゃん、ちょっと来て」と呼ぶ。
何かと思えば「点、取られなかった」との報告だけ。あんまり何度も呼ばれるので、隣に座って本を読む。しばらくすると、左腕、右足甲を掻いて血を流し、「薬塗って」と要求。「種田は4打数4安打」「鈴木は浜松出身。横浜高校だ」とよく話す。結局、引き分け終了まで観戦。洗面後、23時過ぎに就寝。デイからの帰宅後は、信じられないほど落ち着きがあり、声はあまり出なかったがよく話した。デイの日は明らかに快調。排尿量960cc。水分摂取量1690cc。
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