座 禅 猫

座 禅 猫

年暮れて(04年12月)

   年暮れて 2004年12月



教会暦も改まり、アドベントに入ったことをきっかけに、信仰について考えることが多くなりました。


†年暮れてカプチン僧もカート押し(12月1日)

†雪に注ぐ陽のまぶしさの恵みかな(12/1)

†カウントダウンうちのおせちはおもちだけ(12/1)

†長ければいいかとうどん打つみそか(12/2)

†名前だけ聞こえる人の夢にあり間が悪いのは治らないのね(12/3)

†こちらから別れた人は夢にでてまで人づてにものを頼んで(12/3)

†我が床の温まりてより猫の入る(12/7)

†猫見ればちぢにものこそ悲しけれわが身ひとつの床にはあらねど(9月)

†こうでなきゃだめだと言うはだめだとは結局同じ穴のむじなか・・・(12/7)

†「帰るのは死んでからかな」目を伏せるウクライナからの亡命美人(12/7)

†金髪のマネキンの胸あらわなりぎょっとし服着せる私客だぞ!(12/7)

†これくらいつきあいだからと撫でられるしばしのときを耐える黒猫(12/7)

†ないて人来ねばならばとバスルーム猫エコー効果期待してなく(12/7)

 「無原罪の聖母」の祝日
†白雪やきよらマリアは生受けぬ(12/8)

†長き夜に救いの光頼み待つアドベント・キャンドルの灯をともしつ(12/8)

†光待ち枝もてつづるリースかな(12/9)

†古日記捨てたはいいのか惜しいのか(12/10)

†長き夜に凝らしてしみる瞳かな(12/10)

†若さとは馬鹿さと同義古日記(12/12)

†持込の積雪競う駐車場(12/12)

†実の房に連なりて受く初聖体(12/12)

†編みとばす目までほどきて夜は長し(12/17)

†日は暮れて冬至の南瓜薄甘し(12/20)

†ココア溶き聞くばかりかな友のぐち(12/21)

†ゆらと舞いゆるす雪花吾に降る(12/22)

†正装の父夢にあり起こされぬ言うべきことはいまだ伝えず(12/22)

†雪見する隣で猫は懐手(12/22)

†やは風に舞う白雪になでられて今日は美人の冬木立かな(12/23)

†雪やんで今日は美人の冬木立(12/23)

†もみの木にじゃれる猫にも降誕祭(12/24)

†整わぬわが心にもイマヌエル(主はともに)(12/25)

†小春日の猫は呼ばれて振り向かず(12/30)

†決意からなにから持ち越し去年今年(こぞことし)12/30



次の月へ

ねこと一句 トップに戻る

ホームへ戻る


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: