下町家族の暮らし日記

■≪回想≫婚前旅行　その3■



★現在の【時刻　04:00】　残り【5時間30分】

片道4時間30分で残り5時間30分　　いける、絶対にいける！！

この時は、お互いに安堵の表情を浮かべながら東京へ出発


大阪～京都～滋賀～岐阜～愛知県（名古屋）と順調に進みます。

愛知県（名古屋）ってこんなに広いの？と思いましたよ。

行けども行けども愛知県から静岡にならないんです。


しばくして夜が明けて来て、ちょっと焦るんですよね。


それでも静岡に入ったら、静岡ってこんない広いの？と思うんです。

静岡もまた広い！！静岡が一番長く感じましたよ。

さて神奈川県から、いざ東京へ


一旦車を置いて電車で成田空港まで行けるか？と思っていたが

既に【8:30】となっており、これは成田空港まで直行するしかない状況。

彼女の姉が「いいよ。車は、私が取りにいくから」という温かい言葉に甘え

成田空港へ直行が決定！！


しかし、しかしなんですよ首都高が 大渋滞 なんですよ。


成田空港へ直行すれば余裕かな～なんて思ってましたが、 大ピンチ です。


渋滞でイライラしている助手席で急に彼女が泣き出して しまいます。


私： 「大丈夫！大丈夫！！絶対大丈夫！！！」

自分に言い聞かせるように呪文のように言い続けました。


彼女： 「あ～あ、友達にも旅行に行くって言ってあるのにな～」


私は、心の中で

「最悪、日焼けサロンとマカデミアンナッツだな」




首都高では、車から降りて走った方が早いと思えるくらいの渋滞で


時刻も既に 【9:15】 　　カーナビも到着予定時刻が 【9:40】 と絶望的でした。



旅行代理店　担当者の携帯へ連絡

「ん～そうですか、取り合えずこちらは待てるだけ待ってみます。ただし飛行機を遅らせるなんて事は出来ませんので、その時は申し訳ないのですが･･･」


ようやく首都高を抜け京葉道路へ　ここでは渋滞もなく一気に成田空港へ


しかし、私達は成田空港を熟知しているわけもなく、

成田空港の駐車場なんて利用するのは当然初めてで、

駐車場からロビーまでどうやって行くのかも分からず。


2人とも泣きそうになりながら、なんとかロビーまで到着。


しかし、待ち合わせ場所に人の影がなく既に受付へ行ってしまった後でした。


「ウソでしょう～～」

「そんな･･･････マジかよ」


そんな落胆しているところ、謎の女性が近寄って来ます。


謎の女性： 「ハァハァハァ　先程連絡頂いた方ですよね」


「はい」


「待ってましたよ。皆さんは受付を終えて搭乗待ちしています。これ胸に貼って下さい」


古い言い方ですが、飲み過ぎシールみたいなものを胸に貼り手を引かれながら受付へ


ここでまた受付が大渋滞しているんですよ。やっぱり間に合わない！！


しかし、添乗員さんはズケズケと並んでいる人を追い越して先頭まで


「いいんですか？」


「仕方ありませんよ。その為に胸にシール貼ってるんですから」


そんな権限がこのシールにあるとは！！


並んでいる方々に申し訳ない気持ちで一杯でした。

小さな声ではありますが、「すみません」と頭を下げながら先頭に割り込む。


これで、これで本当に旅行に行けるんだ！！


でも2人とも徹夜状態でフラフラ。飛行機の中で寝て、現地で一杯遊ぼう！！


ようやく飛行機に乗り、離陸しました。


飛行機に乗る機械なんて滅多にないので、離陸する時はちょっと興奮しましよね。


また昨夜から走り続けてずっと緊張状態が続いてましたから、


飛行機の中ではほとんど寝れないんですよ。しかもサイパンまで2時間30分で到着ですから


サイパンに到着して、まずはホテルにチェックイン。


その後、部屋やベランダからの景色を一通り見てベッドに倒れこみ爆睡。
（あ～今思うと勿体なかったな～～）


起きたら夕方になっており、晩飯を食べに外に



時期にもよりますけど、サイパンって日本人だらけですよね。


食事するのにも困りませんでした。

なんてったって、看板に日本語で「焼き肉」 「ラーメン」って書いてあるんですもん。


晩飯どこで食べたと思います？


「カプリチョーザ」です。そんなの日本でもあるじゃん。と思うでしょう。

私も思いますよ。せっかく海外に来てるんだから、そこでしか味わえないものをと

でも疲れてて何かを探すのが億劫になってたんでしょうね。


翌日からは、なんとか海外旅行らしい行動をして日本に帰国しました。


日本に帰国したら、彼女の両親が車で迎えに来ていて


私個人的には、大変申し訳ない気持ちがあり終始気まずい雰囲気で岐路に着きました。


このあと、彼女は 「あなたとは、もう海外旅行に行きません！！」 と言ってました。


が、新婚旅行では「ハワイ」に行きましたけどね。


そこでもハプニングがあったわけなんですが、それはまた別の機会にしましょう。


皆さんも色々なハプニングがあった中で結ばれているんだと思います。


こういうハプニングも今では笑って話せるようになります。
（笑って話せるのは、私だけかも･･･　妻の目は冷ややかかな？）


それでは、今日はここまで。次回は、回想から現実に戻りましょう。

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