熱帯香粧館

熱帯香粧館

2006.11.16
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カーペットクリーニングの業者さんに入ってもらうことになりました。

が、ペット連れでお泊りできるホテルは見つけられない。
しかも、4時間くらいでカーペットは乾くという。
思案する合い間もなく
「さぁ行きましょう」
と、アウトドアグッズを抱えて、その場を仕切るヒトがいる。
天性のボーイスカウト、相方が張り切って指揮をとり始めたではないか。

あれよあれよと騒ぐ間に、ビーチパークの芝生の上に、しっかりテントは設営されたのでした。

あっちゅ~まに、ピクニック状態ね。
ブランケットと枕を持ち込んで、姐やんはその中でまどろむ。
鮭や塩昆布のおむすび、鶏の唐揚げ、パック詰めのプチサラダに鳥龍茶。
パイナップルとハムのピッツァに、氷詰めクーラーボックスで冷えているソーダ類。
相方&子ちび&犬。
それぞれエキサイトしながら、ボール投げに興じ、もつれるように遊び戯れていた。
この頃の、冬のサンセットは暗闇が早くやって来る。
手抜かりのない相方、アウトドアガスライトに火を灯す。
んま。
なかなかロマンティックですこと。
うっとりしながら姐やんは、海苔巻きあられ煎餅を齧っていたけれど。

おしぼりと、携帯ハンドステアライザーは、忘れちゃならない常備品よ。

で、帰ってきたら、お家の中がとってもきれい。
カーペットの乾燥のため、扇風機総動員かけっぱなしで、家具は全部キッチンスペースに押し込んであるからよけい広く見える。
あまりの気分の良さに、一家全員寝っ転がって、リビングルームの端から端まで、ごろごろごろごろ転がってみました。
ああ。

カーペットクリーニング業者さん、お家の浄化をありがとう。

翌日早起き。
美肌をねらって、黒パンにアボガドとロミロミサーモンのオープントースト&グレープフルーツジュース。
これで気合い入った。
洗濯を繰り返しながら、相方が位置を直してくれたカウチに、入念に皮革栄養クリームすり込んでお手入れしてみる。
そして、そろそろ取りかかるのは、年末一掃お片付け。
むろん中途挫折し、市販のピルズベリーのものを利用して、アップルカラメルステューゼルのマフィン焼く。
夜、なんでもありもの投入してみて、土鍋にくつくつ、鍋焼きうどんをこしらえた。
つい調子出て、スウィートポテトマッシュなんかも作り置き。

翌日。
待ち侘びたこの日、11月16日。
世界同時に、ボージョレーヌーボーの解禁日。
(ハワイは、この日から公共の場、ほぼ全面的に禁煙となりました。
そのうち、煙草も御禁制の品になって、闇煙草とか、密造煙草が出回るようになるでしょう。
体に悪くて、きっとウマイよ。アンダーグラウンドシガレット)

中華街にある、とあるワインセラー。
ワインテイスティングさせてくれるの。
ジョージなんちゃらや、ポールボキューズのワイナリーで造られた、ボージョレーヴィラージュのワインが入荷されてます。
ひとちぎりのパンと、ひとかけらのチーズで、香りを愉しみながらの、ひと啜りの赤い葡萄酒。
幸福とは、こういうことをいうのだね。
お店のオーナーさんや、他のお客様との世間話しも弾み
「サンクスギヴィングやクリスマスのためには、パーフェクトワインだよ!」とすすめられ、今年も調達してまいりました。
が、場所が場所だけに、「飴色にこんがり艶やかな、ローストダックプラムソース」をテイクアウトしていきたい欲望に駆られて苦しい。
似非トゥールダルジャン中華風って感じ。
姐やんは「くっ…!」って、涙を滲ませながら、欲望を振り切って中華街をあとにしたのです。
………
ワタシを忘れて。
ごめんねダッキー。(鴨に陳謝)

この日から、相方が帰宅するたび
「お姐さん、ボージョレー開けてない?僕に隠れて開けてない?」
と、尋問されるようになりました。

滲んだ涙を、潮風で乾かすために、海辺の公園でお散歩です。
「あのまま中華街にいたら、ボージョレーのつまみに、きっと喰われていたろうねホクちゃん。あなた中国犬だし…」
思わず、獅子狗に語りかけてしまった。
その晩は、キッチンの隅っこに置いてある、ワインの飾り棚にあるボージョレーを横目で見ながら、クリスピーチキンサラダ、ベーコンランチドレッシングをいただいた。あと、サラミとチーズの、ライ麦パンサンドイッチ。
子等は嬉しそうに、チーズバーガーを齧っていたよ。
そして夜に、気分転換がてら、いきなりグロッサリーショッピングに行ったのさ。

その4、5日後。
ロングスドラッグスストアで、ものすごい割引特価で、お安くボージョレーヌーボーが販売されているのを目の当たりにして、姐やんは愕然とする。
やっぱり、解禁日にこぞっていただくことに、価値があるわけなのでしょうかこのワイン。
ちゃんと、ホリデーまで待ってる姐やん。
うちのワンコより、良いコなんでないかい?
姐やんは、横目でちらちら見ながら、ホリデーまでおあずけ喰らってます。
相方には
「鴨を我慢できたんです。七面鳥まで堪えましょう。(英)You can do it!」
そう、激励されているのです。
………
姐やんじっと我慢の子。
ああ。
舌も手の指にも震えがくる。

(※↑日本のお母さん、冗談だからね。震えてないから舌も指も。ただ単に、これから呑むぞっていう武者震い。笑)







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Last updated  2006.11.23 20:42:21


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Comments

鳳珠 @ Re[1]:CLARINSの「Instant Smooth」(02/06) lumi6765さん >もうさっそくHP行ってみ…

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