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日本の常識は世界の常識でない (2)-4 余談
この唯一のポルトガル出張の時は、まずドイツで仕事、その後ポルトガルに1日滞在して帰国・・・と言う旅程だった。往復はJALのビジネスクラス(今どきのビジネスクラスほど立派ではなかったが、それでも良い時代だった)。
往路のJALで、若~いキャビンアテンダント(スチュワーデス)が、大きな紙袋を下げて声を掛けて来た。
"どちらに御出でですか?"
"リスボンです"・・・訳もわからず答えると、彼女は紙袋をあさった後、
"リスボン"は何処の国でしたか?
"ポルトガルです"
"ポルトガル以外、どちらに御出でですか?"
"ドイツです"・・・また紙袋をあさり出す。成る程、JALのガイドブックを呉れ様としているんだ。
"ドイツでしたらザルツブルグのガイドが御座います"
"ザルツブルグはオーストリアだよね?"
"失礼しました! ジュネーブが有ります"
"それはスイスだよね"
"失礼しました!! 私ってバカ丸出しですね?!!"
JALってこの程度か・・・と思いながらも、とても可愛らしかった。
"スチュワーデス物語"って満更絵空事ではないんだ!
それから10年近く経って、別の出張の時、声を掛けて下さったベテランキャビンアテンダント*がその同じ方だった。
"10年近く前にも同乗しましたよ"
"10年前なら新人の頃です"
それ以上は失礼なので、話さなかった。
*(私はJALのGLOBAL CLUBメンバーに登録されているので、エコノミーでもマイレージのタダ券でも、乗れば御挨拶にいらっしゃる。恥ずかしい。)


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