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虫の音と叢 (4)
宅地、集合住宅などの大規模開発は1970年代の内に概ね完了し、その後暫くは水道用水路、河川、未開発の森林等が残っていたが、1990年代頃か? 動物テーマパークのズーラシアを筆頭に、水路、河川とその周辺は遊歩道、親水公園緑道、森林は大小の森林公園、更に残った隙間は小規模の宅地開発・・・良く整備された緑園都市的地区となった。
従来の"草むら(叢)"や"藪"は、"草原"や"植栽"となり、その面積も随分減った。 更には、この"草原"や"植栽"は、季節ごとに管理する行政により手入れされ、また、地元のボランティアの方々がしばしば雑草取りや清掃を実施。
これらの地域整備やその後の手入れは勿論歓迎すべきもの(一部のボランティアもどきが無許可?で遊歩道の一部を私物化して植物を育てているのは腹立たしいが)で、常に気持ち良い環境が保たれ、害虫発生防止など、防疫上も有効だと思う。特にボランティアの方々には感謝。
一方で、健気に生えている 雑草(自然の植物)がゴミ扱いされ 、また、ススキを主体とした草丈の高い、深い叢が殆どなくなってしまい、かつては売るほどいた 秋の虫たちがすっかりなりを潜め てしまった のが寂しくてたまらない。
私見を言えば、 もう少し整備の手を抜き、ランダムに雑草を生えるままに残し、深い草むらを残すことにより、より情緒のある、自然と融合した、虫の声の聴ける街にした方が良いのでは?
(了)



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