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"酒が飲める奴"と"信じる者"は救われる
酒が飲めない。 ビールコップ半分で、吐く、貧血で立てなくなる、頭痛、二日酔い。
学生時代は意外と酒を飲み機会が少なかったものの、最初に本格的に飲んだのは大学生の時、バッタリ久しぶりに街であった高校の同級生と。自分の体質の限界を弁えていなかった所為で、ビールジョッキ2杯とコークハイ1杯を飲んでいる最中に突然込上げるものが有り、抑える間も無く店のテーブルにブチ撒けてしまった。 その後、自宅まで付き添われたが、電車で各駅で下車してはやりまくり、帰宅までに何度吐いたことか。
就職後はチョコチョコ宴会が有る生活に入ったが、ビールグラス1杯飲んで2時間もすると貧血で立ち歩けなくなる。 数時間経つと頭痛が始まり、翌日まで続く・・・こんな繰り返しで身近な方々からは"飲ますとまずい"と云うイメージが定着して、勧められなくなってきた。だが、組合活動で他の部門(支店)に出掛けた際には、"かに道楽"のテーブルでまたやってしまった・・・但し、今回は蟹の殻捨てツボが有ったので、大きな被害は出なかったが・・・その後は勿論大頭痛。
お客様との付き合いでも、出来る限り辞退するのだが、乾杯ぐらいは・・・とビールグラス半分でも帰りがまた大変。
正月に(例の先日亡くなった)先輩のお宅に御挨拶に伺ってたら、事情を知らない奥様にお屠蘇を進められ、1杯飲んだのがいけなかった。てきめんに具合が悪くなり、隣りの部屋に布団を敷かれ、寝かされた。 夜中になって快復したが、御家族を起こすわけにいかず、帰りそびれてエラく恐縮した経験も。
この様に、ビールグラス1/2杯でも吐き、貧血を起こし、頭痛が始まり、二日酔いになる・・・と言う難儀な体質。 そんなことで、30歳代半ばで"飲みませ~ん!!"宣言/アピールをし、その後原則、飲まないを徹底している。
しかし酒が飲めないと、
・・・で、不自由に感じることが非常に多い。
そこで30歳台の時と50歳台の時、訓練しようと晩酌を続けてみた。 ビールはあの臭い匂いだけでも充分に気持ち悪くなるので、香りは好きなウィスキーのボトルを買って来て、毎晩薄~い水割りを1杯飲んで寝る。 2回ともボトル3本程の間続けてみたが、結局毎日頭が重いだけ・・・なのでGive-up.
人間、生まれてきたこと、生きていること自体が悩みであり、日々の楽しみ、喜び、充実感、多忙などに"酔う"ことでその"根源的な悩み"から逃れているのが人生だと思う。 ただ、その"酔い"はちょっとした刺激でチョクチョク寸断するし、また、日々の楽しみ、喜び、充実感、多忙などの裏返しの"細々とした新たな悩み"が発生する。
飲んで気持ち良くなったことが無いので体感上は判らないが、酔っている人を見ると飲酒はこんな時の"悩み"から解放してくれるのではないかと、飲める人を実に羨ましく思っている。
酒が飲めて気持ち良く酔えたらどんなにか人生は楽だろうか・・・と。
因みに、もう一つ、人生を楽にしてくれそうだと思うのが"宗教"。 頭から信じてしまえば自分は何も考えなくていいのだから"信じる者は救われる"。 但し、覚めた頭の状態で客観的に観ていると、そこに飛び込む度胸は無い。 酒なら一日で覚めるのが判っているから安心だが・・・
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