♪目指せ!チャ~ミ~ゴールド♪

はじめまして(^ニ^)(^コ^)



「ピークが来たらふんばってください。」

って言われ、その通りに力を入れてふんばる、ふんばる、ふんばる。
でも、うまく力を入れることができず、あと少しがんばれば・・・ってときに

「はぁーーーーーーー」

と、脱力するような大声をあげてしまうわたし。
すると今度は、

「声を出すと力が逃げてしまうので、声は出さずに我慢してください。」

と言われた。
でも、そんな考えながら力を入れている場合ではなかった。

「はぁーーーーーーー」

ってなるたびに、ダンナも一緒になって脱力し、

「もぅ!!!だから声出しちゃダメだってば!」

と言って、握っているわたしの手にぎゅっと力を込める。
そんなダンナのじれったい気持ちが伝わってきていたけど、それでも声を出してしまうわたし。
すると、看護婦さんが何かガーゼのようなものを持ってきた。
なんとそれは、わたしの口にくわえさせるためのガーゼだったのである。

でも、その成果あってか?!やっと看護婦さんは先生を呼んでくれた。
先生が来る前に、看護婦さんが「ブスっ」と何か針のようなものを刺すようなことをしたのか?
それと同時に羊水がジワーって出てきたようだった。

まるで、我慢していたトイレにやっと行って用を足したようなカンジだった。

そして、先生が来てからも何度もイキみ、やっと力を抜いていいというお言葉をいただく。
でも、まだまだまだ痛い。

その後、ヌルっという感触があったと同時に、赤ちゃんが全身出てきた様子。

そして、先生がダンナに何かを渡し、へその緒を切るように言った。

その後のことはあまり覚えていない。
わたしは力尽きてしまい、唇も足もガクガク震えっぱなしで、頭の中は真っ白の失神状態だったのだ。

普通なら、

「これがわたしの赤ちゃん!!!!!!!!」

と、感動の場面であるのだけど、わたしは感動する気力もなかったのであった。

こうして、2004年1月31日午後1時34分、海美はこの世に誕生した。

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