♪目指せ!チャ~ミ~ゴールド♪

2人目の誕生


「どこ行くのぉ?」
完全に起きてしまった。

病院に着くと、すぐに分娩室に入った。
この病院は家族分娩ができるので、ダンナもお目目パッチリのミミも一緒。

分娩台に上がったのが2:40AM。

まだまだ陣痛は軽く、イキむ気はまったくなかったのに、
「ハイ、イキんで!」
なんて言われる。
イキむたびに助産婦さんに手をグリグリ入れられる。
陣痛は痛くないのに、それが痛くてたまらない。

でも、そうされているうちに、どんどん陣痛も強くなってきた。

先生が登場したのが3:00AMすぎ。
先生が来た時点でもまだ余裕があり、先生と普通に会話していた。
そして、一時、先生が退室。

そのわずか5分後、耐えられない痛みが襲ってきた。

ピークです。

イキみたい気持ちでいっぱい、痛みに耐えられなく、大声を張り上げる。
助産婦さんのグリグリは拷問だよ。

助産婦さんが先生を呼び、本格的にイキむ。
1人目のときは目をつぶってしまったり、ココというときに声を出してしまって力が抜けてしまったこともあり、今回は目をしっかりとあけ、口をつぼんで一生懸命イキむ!

力強くイキんでいる顔があまりにもおもしろかったのか、
「そんなに顔に力入れなくていいよ。」
なんて、助産婦さんに少し笑いながら言われてしまった。

そんな言葉を聞き入れられる状態ではないのに、
「確かにわたし、顔真っ赤にして目を見開いてるよ。」
なんて思える自分もいたのも、今となっては笑える。

その後、何度かのイキみで、、、

ニュルニュルニュル~~~~~~

我慢していたものがスッキリ出ていくこのカンジ。
大きかったお腹もどんどん小さくなっていく。

「オンギャー、オンギャー」

この瞬間、今回は意識がハッキリしていたわたし。
赤ちゃんを胸の上に連れてきてくれて抱っこしたとき、なんとも言えない、言葉では表現できない気持ちになった。

「感動」です。

産まれたての赤ちゃん、なんだか大きい気がするのは気のせい?
とにかく、五体満足、元気な産声をあげる赤ちゃんが出てきてくれて本当によかった。

こうして、2007年6月30日午前3時30分、ジオ誕生。

この一部始終、ダンナはもちろん、ミミも怖がらずにじっと見ていた。
ママが痛がってる姿を見せるのはどうだろう?と心配もしたけど、まったく心配なかった。
むしろ、いい経験になったんじゃないかな。

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