真剣に観ると何でも感動できるのか、初めてジョニー・デップの映画でいいと思った。
あ、ちなみにペネロペ・クルスも出てます。
2001年の映画みたいなので、そこそこ古いんですね。
70’sの時代背景、実際に存在した伝説の麻薬ディーラー、「ジョージ・ユング」の人生の栄光と挫折の実録といった内容で、彼の生い立ちから追っていきます。よく、大きく儲けて大きく倒産して、そしてまた大きいことしてる人たちをテレビで見ますが、うっすらながらその心理を垣間見れたような気になれました。はぁー。人間ひとりじゃ何もできないわけですね。思考の循環から抜け出せないバッドサークルゆえ、その場、前しか見てない。いろんな裏切りがある中で、根底にはそれをもわかってて自身呼び寄せる。母親との関係だって、修復ごっこしようと思えばお互いできそうな関係だってあった。アプローチの仕方が、親孝行の仕方がお金を通したものだったけど、でも彼は歩み寄ろうとした。母しかり。でも、もしかしたら似たもの同士ゆえの殻に入った自己愛のようにも見えた。方法がわからなかった?父親にはもっと間に入って取り持ってもらいたかった。父も努力したとは思うけど、彼は息子と通じあっているところがあるように見受けられたのは、“共通の敵(他に言葉が見当たらない)”がいたからかな。彼も彼自身のポジション取りに必死だったのかな。父親だからって、母親だからって、俗に言う役割を果たしきれるところなんて、正直どれだけいるかわからないし、そうゆう人たちだって親になれるし、テストがあるわけじゃない。最初っから、虐待やら育児放棄するつもりで子供を作る人たちなんていないと信じてる。でも、世の中そうでもないことの方がもし多いんだよってなってしまったら、それこそ「何をやっても全てが虚しい」世界に突入しちゃいそうだし、やっぱり夢や希望はあっていいんだと思う。ダークサイドの割合の方が、、大きいんじゃないかな…。セルフエスティームが低いと、周りにも同じことしか返せない。そうやって育ってきたから他のやり方とか知らねーよ。ワタクシ、ジョニー・デップが、ジョージ・ユングってひとに見えてきまして。さすがハリウッド映画、すっかり美化されてワタシの目に映りました。ただ、一番最後にユングさんの写真出てきて、一気に現実に戻りました。でなきゃ、彼に憧れる輩、大漁生産。いいの?悪いの?・・・。さすがハリウッド、いやはやハリウッド。。
(いやー、別人でした。当たり前。あれ?やっぱり、ジョニーの写真に戻して。)
家族もの
裏社会の話しが、すっかりビューティフル・ヒューマンライフものに見えました。
血は繰り返す。
そんなもんなんだよ、いくら頑張ったってさ。それでいーんだよ、今までもそうだったでしょ?その方が君らしいじゃない。
ってゆう擦り込み。自分の選択よ、相手は手強いぞ。
「バニー・レークは行方不明/Bunny Lake Is… 2009.10.29
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まとめすぎ系な。~wowow祭り~ 2009.10.21